フランチャイズの造園業の初期費用・業務内容や難点も解説

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フランチャイズ 造園業

街の景観維持や高級料亭の外観維持のためには、造園業のプロの業が必要です。また公園整備の際にも、造園業活躍の場はあります。

様々な用途によって、造園業への需要はたくさんあります。

この造園業者の手腕が求められる中、造園のプロとして独立開業を目指す人も増えてきています。

一方で造園業においては、高度な入植や剪定能力が必要な時もあるなど、まず業務そのものが容易でない業種です。

ですがフランチャイズ加盟によって、高度な技術を培えやすくなるなど、業務を進めやすくなる方法もあります

今回はフランチャイズと造園業について、年収目安や、フランチャイズで開業するメリットなどに触れながら解説します。

フランチャイズの造園業の年収目安

フランチャイズの造園業経営では、年収450~500万円に達しやすいともいわれます。

そして公園工事や、再開発などにかかる街並み整備工事なども取ってこなせるようになると、600万円以上を目指すことも可能です。

また従業員が技術を磨き、会社全体として高価格業務を受注できるようになると、1,000万円以上も視野に入ってきます。

高収入を目指すためには、以下のような点を心がけるとよいでしょう。

  • 難易度が平易な業務を多くこなし、基礎的な業務要領を早く覚える
  • ケガや落下事故対策、天候不良中での作業工夫措置を予め考えておく
  • 現場事前調査をして、人員配置や資材調達を効率的にできるようにする
  • 騒音対策を事前に考えておく
  • 問合せに対する、提案資料作りを練習しておく
  • 1級2級造園施工管理技士の、国家資格取得も考慮する
  • 空き家への営業も考慮する など

初期費用とロイヤリティなどの費用

(1)初期費用

初期費用として道具をリースにすると、一般的に230万円程度要する傾向にあります

高いケースでは、310万円程度の時もあります。

そして安価な本部では55万円程度に収まるところもあります。

【初期費用内訳】

  • 加盟費
  • 保証金
  • 研修費
  • 初期造園道具費
  • 車両積載ポンプセット費
  • 発電機調達費
  • 看板設置費 など

(2)ロイヤリティ

変動制の場合、毎月売上に対して8%程度となっています。

そしてロイヤリティとは別で、広告分担金が2%のところもあります。

また業務システム使用料で月22,000円や、情報連携システム使用料が月5,000円ほどかかる時もあります。

一方で受注がない月は、ロイヤリティゼロのところもあります。

造園業の業界事情

造園業には、次のような業界事情があります。

(1)公共事業

造園業には、公共事業での業務受注があります。具体的には公園や道路建設の際の、植樹作業などです。

そして工場やマンションを建てる際にも、植え込みの業務があることもあります。

また植栽後の、剪定作業業務もあります。

(2)人手不足

社会全体の高齢化が進むと同時に、造園業界でも人手不足の問題があります。

そして造園業界は建設業と同様に、作業が大変だったり危険であったりする部分はあります

ですが危険ポイントに注意を払い技量を身に付ければ、十分こなしていける業種です。

よって体力に自信があり手に職をつけたい人にとっては、仕事を得るチャンスともいえます。

(3)女性も歓迎される

造園業というと、職人の世界で男性が働いているイメージが強いかもしれません。

一方で今は女性の社会進出が大きくなっていて、造園業においても女性スタッフは増えてきています

実際に女性でも扱いやすい道具を使用して、木を剪定する女性もいます。

そして、女性ならでは美的センスも活きます。

造園業の業務内容

造園業では、次のような業務内容があります。

(1)植栽業務

造園業の業務において、メインの植栽業務です。まず所定の場所に、木を植えます。

そして時にはレンガや石も使い、庭を作ります。

また庭を作った後には、メンテナンスもします。

さらに庭が優雅にみえるよう、石配置を考える必要の時もあります。

(2)垣根作り

竹や焼き丸太などを使って、垣根を作ります。フェンスの、自然素材版のようなものです。

外から人にみられないようにする効果もあります。

1つ1つの素材を設計したサイズで設置していくので、細かさや正確さも求められます。

(3)植栽作業

植栽では花や樹木に加え芝などを、基本的に設計図面に基づき植えていきます。

一方でただ機械的に設計図面に基づく作業だけでなく、見映えを依頼者へ確認しつつ植えることも大切です。

そして入植物間の日当たりの観点などから、ゆくゆくの生育状況も鑑み、距離の微調整を考えることも求められます。

(4)植栽管理

どれほどきれいで荘厳な入植物の庭を作れても、生育状況に問題が生じたり、依頼者より何らかのリクエストがあったりすることもあります。

このようなケースでは、次のような対応内容を施工する時もあります。

  • 剪定や枯葉除去
  • 栄養剤や病気防止剤注入
  • 重機を用いて木や花ごと植え替え など

フランチャイズによる造園業の開業手順

(1)問い合わせ

まず電話やメールにて本部へ問い合わせて、説明会参加段取をします。

(2)説明会参加

説明会に参加して、フランチャイズビジネス方針や業務内容などを理解します。説明会を、定期的に開催しているところもあります。

(3)個別面談

今までの職歴や業務進行方法などについて、綿密に話し合います。一旦加盟した後に辞退することは承認されにくいので、大いに時間をかけて熟慮する必要があります。

(4)加盟と契約

本部の審査を経て、契約と加盟の流れになります。契約締結の際には、契約書の文言や口頭のやり取りについて慎重に臨みたいものです。

(5)オフィス物件段取

オフィス物件取得から、オフィス段取に入ります。後々の看板設置や駐車場確保なども考慮し、本部のアドバイスの基に進めることもおすすめといえます。

(6)オフィス準備

看板設置やインターネット回線手続きなど、オフィスの具体的準備をします。

(7)研修

本部が研修をするところもあります。造園の技術的なことはもちろん、営業方法なども学んでおきたいものです。

(8)従業員段取

最初から従業員が必要な本部では、従業員段取をします。求人段取は意外と容易でない部分もあるので、随時本部のアドバイスを請うことも大切です。

(9)備品調達

造園業務に必要な備品を調達します。本部が備品調達先を紹介するケースもあり、参考になります。

(10)開業

(1)~(9)のプロセスを経て開業し、造園業務開始となります。

※上記中どこかで、損害賠償保険加入の相談や手続をするところもあります。

フランチャイズで造園業を開業するメリット

フランチャイズの造園業には、次のようなメリットがあります。

(1)本部の強大な集客力

加盟希望者の中には、本当に仕事を取れるか否か懸念する人も少なくありません。

ですがフランチャイズでは、年間3万件以上の集客を誇っている本部もあります

これはやはり、本部のブランド力も大きいです。

このように、集客できやすい傾向もあります。

(2)販促ツールを準備

自ら営業をかけたい加盟者もいます。

一方で、営業で使う高品質なパンフレット作製は、容易ではありません

ですがフランチャイズでは印刷物はもちろん、営業用のITツールを用意しているところもあります。

よって、営業をかける時にも便利です。

(3)サイドビジネス導入も可能

例えば1人親方のケースでは、現状自分の業務に兼務としての導入が可能なところもあります。

生花店が、新事業として取り組んでいるところもあります。

このように元々造園業でなくても造園業に対し、類似した業務の技術を活かせたり、柔軟な勤務体制があったりもします

(4)受注ゼロでもロイヤリティ無し

フランチャイズビジネスでは、基本的にロイヤリティの支払いがあります。

一方で造園業フランチャイズでは、仮に受注がゼロのケースでは、ロイヤリティの支払い必要がないところもあります。

よって加盟に対し、前向きにもなりやすいです。

(5)メーカーから資材を仕入れられる

一般的に個人の造園業では、材料をホームセンターなどで調達する時もあります。

ホームセンターなどで調達するケースでは、商社が介在し価格が上乗せになっています。

一方でフランチャイズでは、メーカーと直接提携しているところもあります。

よって一般的な価格より幾分か安価に、資材を調達できます

(6)複数の運営サポート

次のような、複数の運営サポート体制を設けているところもあります。

①開業前研修

  • 見積の仕方
  • 案件進捗管理システムの操作方法
  • 作業の技術研修

②開業後サポート

  • クレームや事故の事例紹介
  • 安全アドバイス
  • 先輩パートナーへの相談
  • 定期的な技術研修
  • 新技術や業務情報の提供
  • 先輩スタッフへの同行修業

(7)別業務受注の可能性

本部によっては害虫駆除やハウスクリーニングなど、造園業以外の業務に対応しているところもあります。

よって造園以外のスキルを活かし、別業務を受注できる可能性もあります。

フランチャイズで造園業を開業するデメリット

フランチャイズの造園業には、次のようなデメリットがあります。

(1)悪天候時のスケージュール管理

サイドビジネスとして、フランチャイズ造園業を導入するとします。

悪天候による想定外施工期間長期化が発生した場合、本業に支障をきたす恐れがあるため中断せざるを得ない場合があります

ですがこのような状態でも、フランチャイズ本部へ何らかの支払いがあるとデメリットとなります。

(2)同行先の内容が自分の期待と合致しない

本部によっては研修中や開業後も、先輩加盟者や直営店へ同行して見学できるところもあります

一方で同行先において、必ずしも自分がみてみたい作業内容があるとは限りません。

作業条件や状況などが、自分が期待したものとは異なる可能性もあります。

造園業の難点と失敗を避けるコツ

(1)作業中のリスク

造園業では、刃物を扱ったり高所の作業があったりもします。そして蜂に刺されるなど、害虫から襲撃される懸念もあります。

よって研修の際に、なるべくケガや事故に対する懸念事項を頭に入れておきたいものです

(2)暑さ寒さ対策

造園業では、基本的に外での作業となります。つまり、夏は炎天下での作業や冬は極寒の中での作業もあります。

特に近年は夏が、気温30度代後半の猛暑もあります。

よって熱中症などにかからぬよう、予めの措置も必要です。

(3)悪天候時の作業工夫

風雨が強い時の、作業もあります。それでも基本的に想定時間内に、作業を完了する必要はあります。

よって悪天候時の作業の対策について、本部や先輩スタッフに聞いておく必要もあります

(4)1級造園施工管理技士取得

造園業には、1級2級造園施工管理技士の国家資格があります

造園工事業によっては、営業所ごとにおく必要のある専任の技術者や、工事現場ごとにおく必要のある主任技術者があります。

1級造園施工管理技士では、これらの技術者や監理技術者になることが認められています。

よって本部に、取得の方法などを相談しておくことも大切です。

(5)提案力養成

顧客に「こういった植栽の庭を作りたいです、いくら位かかりますか?」や「〇〇〇円程度で、植栽の庭を作りたいです」と注文を受けるケースもあるでしょう。

このような時に、迅速に正当な価格で高品質提案をできれば、仕事を取れやすくもなります。

一方で、高品質提案は容易ではありません。

よって時間にゆとりのある時に、過去の事例も参考にして、提案作成の仕方を習得しておきたいものです。

できれば提案説明時のやり取りの練習をしておくこともおすすめといえます

(6)事前現場調査

慣れないうちは、効率的で要領のよい人員配置や資材調達などができにくい時もあります

そして想定外の資材廃棄分やガソリン代などが生じ、コスト面でマイナスが生じてしまう可能性もあります。

このような事態を避けるには、経験して記録しておくことも大切です。

そして現場を事前に調査して、人員や資材の配送を最少回数で済ませられるように考えておくこともポイントです。

本部も言及するでしょうが、加盟者自身も認識しておきたいものです。

(7)近所への配慮

作業によっては、幾分か大きめの音が長時間なり続ける可能性もあります。

この音がなり続ける時間が、騒音規制法に抵触してしまってはいけません

よって発生する音について、本部や役所などへ確認や相談をしておく必要もあります。

そして必要に応じた、対策措置の実行も大切です。

(8)空き家も営業対象

個人宅からの依頼は、減少傾向もあります。

今は、空き家が全国的な社会問題にもなっています。空き家の庭をきれいに保っておきたい持ち主もいます。

そして木々が茂り蜂などの害虫が発生し、近所迷惑になることを避けたい人もいます。

よって不動産会社や空き家管理会社へ営業をかけると、空き家の個人顧客を見つけられる可能性もあります

まとめ

ここまで、フランチャイズと造園業について考察してきました。

押さえておきたい点は、集客できやすい傾向もあるなど、フランチャイズで開業するメリットです。

そして提案力養成の必要性など、造園業の難点と失敗を避けるコツもポイントといえます。

造園業は高い技術力や知識を培えば、自分の創造能力を活かし高い収入を得ることができる職業です。

工夫措置やリスク対策も身に付け、芸術的な造園を生み出し、依頼者本部自身の三者に喜びをもたらしてください。


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