小スペースビジネスのメリットとデメリット・おすすめの業種も紹介

カテゴリー : 独立開業コラム

小スペース ビジネス

事業スタートにあたり小スペースでの独立開業を検討している方も多いのではないでしょうか。

この記事では小スペースでのビジネスにおけるメリットやデメリット、オススメ業種などについて詳しく解説します。

投稿者・コラム執筆者

小スペースビジネスのメリットとは

小スペースでのビジネスにはどのようなメリットがあるかについて解説します。

(1)人員や店舗のコストがかかりにくい

ビジネスを始める際、構える店舗の広さや事業規模によって最初のコストはかかりやすくなります。

店舗の家賃もエリアによって異なりますが、店舗が広ければ広いほど家賃が高くなるのが一般的です。

小スペースで開業が可能となると、家賃が安くなりやすいので、店舗取得費が抑えられます

内装工事や設備工事費も最小限に抑えられ、開業のコストがあまりかからない点がメリットです。

また、小スペースのビジネスで開業すると人件費もあまりかかりませんので、開業費用だけではなくランニングコストが抑えられる点も大きなメリットといえるでしょう。

(2)少人数での経営が可能

小スペースでの開業になりますので、多数の人員が必要ありません。

ひとりで経営できるビジネスなどもありますので、人員の配置にそこまで苦労しない点もメリットといえるでしょう。

広い店舗を構えてしまうと、どうしても多数の人員が必要です

アルバイトなどを雇って経営するビジネスだと常に一定の人員を店舗に配置しなければいけません。

そうなると、従業員が急に休んでしまう場合やアルバイトが急に辞めてしまうなど常に人員配置で苦労することになってしまいます

小スペースでのビジネスでは先ほどの心配はほとんどありません。

これも小スペースビジネスのメリットといえるでしょう。

(3)売り上げ効率が高い

売り上げ効率が高い点も小スペースビジネスのメリットです。

広いスペースでのビジネスは、少しくらいの無駄なスペースがあっても大きな影響はありません。

しかし、小スペースでのビジネスの場合は少しでも無駄なスペースがあれば、ただでさえ狭いので非常に目立ちます。

そのため、小スペースビジネスほど無駄をなくし効率的な動きをできるオペレーションになっています。

小スペースビジネスの効率的なオペレーションにより一坪あたりの売り上げ単価は小スペースビジネスの方が高いといえるでしょう。

(4)余ったスペースが有効活用できる

小スペースビジネスのメリットとして、本業で使用している店舗の使わない部分など、余ったスペースが有効活用できる点もメリットとして挙げられます。

広いスペースでビジネスとなると前述したように、すべての広さを使いこなせているわけではありません。

どうしても余ったスペースが出てしまい無駄な賃貸料などを払っている可能性もあるでしょう。

本業のビジネスとは別に、余った小スペースで別のビジネスをできれば、今まで使っていなかったスペースで収益が上げられます

小スペースのビジネスが上手く回ると、本業のビジネスが苦境の時に小スペースビジネスが下支えしてくれるかもしれません。

小スペースビジネスのデメリットとは?

小スペースビジネスはメリットばかりではありません。

ここからは小スペースビジネスのデメリットについて解説します。

(1)大規模なビジネスは難しい

大きな事業規模には発展しない可能性が高くなってしまいます。

小スペースのビジネスは、売り上げ効率もいいし、人員配置に悩む必要もほとんどありません。

しかし、小スペースに適したビジネススタイルになってしまうので、売上自体には限界があります

また小スペースでのやり方がそのまま大規模事業に通じません。

ある一定の売上まで来るとどうしても限界が来てしまい、店舗を広げても通用するかわからない点がデメリットといえるでしょう。

(2)社会的な信用が低い

小スペースでのビジネス展開は、前述したように一定のところで売上が頭打ちになってしまいます。

そのため、事業を始めたとしても社会的な信用が低くなってしまう点がデメリットとして挙げられるでしょう。

ビジネスを拡張したい場合、次の投資資金が準備できない場合、融資などを利用してさらなるステップアップを目指します。

しかし、社会的な信用が低いので融資を受けられず、次のステップになかなか進めないといった事態になりかねません。

小スペースのビジネスは、事業自体が小規模なので、大きなビジネスにステップアップする際、不利になるケースも多いといえるでしょう。

(3)業種が限られてしまう

小スペースでのビジネスはどうしても業種が限られてしまいます。

事業の中には一定の広さが必要な事業も多いので、どちらかといえば小スペースでのビジネスの方が少ないといえます。

自分がやりたい業種が、店舗が狭くて不可能といったケースも考えられるでしょう。

これも大きなデメリットのひとつです。

小スペースビジネスにはフランチャイズがオススメの理由

小スペースでのビジネスはフランチャイズへの加盟がオススメです

フランチャイズとは、募集している本部に加盟することで本部の商号やサービスなどが利用できるスタイルを指します。

ここからは小スペースビジネスにはフランチャイズがオススメの理由を解説します。

(1)成功しやすい仕組みが構築されている

フランチャイズに加盟することにより、本部が成功したノウハウを使って経営ができます。

特にオススメなのが未経験の業種で開業する方です

フランチャイズではすでに成功した実例を、きちんとマネタイズできるように仕組みをつくって加盟店に提供します。

本部もこのような成功した仕組みを加盟店に提供することにより、加盟店から毎月のロイヤリティが受け取れますので本部も収益面で大きなメリットが得られます。

本部としてもきちんとした仕組みを提供できなければ、加盟店がまったく増えません。

そのため、誰もが利用しやすい仕組みをしっかりと構築し、提供するノウハウまでを形にしたうえでフランチャイズを募集します。

成功しやすい仕組みがそのまま利用できる点がオススメの理由です。

(2)既に知られた屋号で開業できるので集客面が強い

独立開業となると、開業したあと間もなくは集客面に力を入れなければいけません。

広告宣伝費を投下して、メディアへの紹介やインターネットへの掲載などさまざまな取り組みが必要です。

しかし、いくら集客してもすぐに売り上げにつながるとは言いにくく、一定の集客にはしばらく時間がかかるでしょう。

フランチャイズに加盟すると、本部の屋号が利用できます。

つまり、全国的に知られている名前を使っての開業が可能です

すでに知名度を持った屋号での開業ができますので、新たに開業してもお客様が集まりやすいので開業時に一定の集客が期待できます。

これもフランチャイズをオススメする理由のひとつです。

(3)さまざまなサポートが受けられる

フランチャイズに加盟して開業すると本部の様々なサポートが受けられます。

サポート内容に関しては本部によってさまざまです。

または業種によっても若干異なります。

主なサポート内容としては、

  • 未経験の方での開業できるように研修の実施
  • 販促活不動のサポート
  • 出店に適した出店の紹介
  • 新メニューの開発提供

などが挙げられます。

また、一般的には本部の担当者が加盟店ごとにつきますので、さまざまな悩みなどを相談できる体制を敷いており、加盟店が安心して経営できる環境つくりもサポートの一環です

フランチャイズ本部を選ぶ際には、このようなサポート内容によって比較してもいいでしょう。

(4)安定した仕入れが可能

特に飲食業をフランチャイズによって開業する場合には安定した仕入れが可能な点もオススメの理由です。

飲食業で独立開業する場合、商品を提供するために食材を仕入れなければいけません。

いくつもお店と仕入れの契約を交わし、値段交渉など非常に労力がかかります。

フランチャイズに加盟すると本部が指定した仕入れ先がありますので、安定した仕入れ先が利用可能です

しかもフランチャイズ本部は多くの加盟店を持っていますので大量の食材を購入します。

そのため、安い契約金額で仕入れられた食材を使えます。

安定した仕入れが可能な点もメリットといえるでしょう。

小スペースビジネスのおススメ業種

ここからは、小スペースビジネスのオススメ業種について解説します。

(1)テイクアウト専門店

テイクアウト専門店が挙げられます。

テイクアウト専門店ならばあまり広いスペースは必要ではありませんので小スペースビジネスが可能な業種です。

フランチャイズに加盟していると商品も配送されますので商品を製造する必要もありません。

テイクアウト専門店の種類としてはパンの専門店やお弁当屋さんなどいくつもの種類があります。

もう少し店舗を広げると、イートインコーナーなども設置できますので、さらなる収益が期待できるビジネスです

(2)買取専門店

買取専門店も小スペースで開業できるオススメの業種です。

買取専門店で最もネックになるのが商品の目利きです。

偽ブランド商品を高額で買取ってしまうと転売で収益を出せません

フランチャイズに加盟していると、査定は本部が行います。

本部に承認の画像を送るだけで本部の査定した価格をお客様に提示すればいいだけです。

これもオススメの小スペースビジネスといえるでしょう。

(3)美容サロン

美容サロンには多くの設備が必要なので小スペースではできないようなイメージがあるかもしれません。

しかし、セルフエステの機械を導入すればお客様が自分で操作して使用しますので、施術する必要がありません。

また、近年ではサブスク型のセルフエステの需要が伸びています。

稼働に関係なく安定した収益を上げることができるビジネスです。

(4)リペア工事業

リペア修理業はお客様のもとへ出向き、家の修理などにより収益を得るビジネスです。

また、手軽な革製品のリペア業なども請け負う職種もあります。

こちらも小スペースで修理ができますし、立地面などは関係ありませんので賃料が安い店舗で開業が可能です。

フランチャイズに加盟すると研修などでリペアのやり方などが学べますので、未経験からでも開業できます。

(5)無人販売

近年急速に需要が伸びているのが無人販売です。

よく見かけるのが、冷凍餃子の無人販売などは代表的なビジネスといえるでしょう。

フランチャイズに加盟していると、配送から保守点検まで本部から手配しますのでほとんど動く必要がありません。

最初の設備設置や防犯設備の設置など少し開業費用がかかる傾向です

しかし、一度導入すれば人件費などがかかりませんのでランニングコストがあまり必要ないビジネスといえるでしょう。

まとめ

小スペースで開業できるビジネスや、メリットデメリットなどについて解説しました。

売上は上限がある程度決まってしまいますが、安定した収益が期待できます。

開業資金やランニングコストがかかりにくいのが最大のメリットです。

特に自己資金が少ない方などには向いているビジネスといえるでしょう。


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