フランチャイズの運転代行業の開業手順・難点や認定申請方法も紹介

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フランチャイズ 運転代行

日本は人口減少傾向とはいえ、運転代行業には底堅い需要があります。

金曜や土曜の仕事帰りにお酒を飲んで、自家用車で帰りたい人はまだまだ多くいます

飲酒運転の厳罰化が、さらに進んでいることもあります。

そして運転代行に需要がある状況で、運転代行業開業を目指す人も多くいます。

一方で運転代行業は、認定申請段取や車両調達など、自力のみでは開業も一苦労の業種です。

ですがフランチャイズ独立の方法によって、開業段取りにサポートがあるなど、業務そのものに取りかかれやすい方法もあります。

今回はフランチャイズと運転代行業について、認定申請方法や、フランチャイズで開業するメリットなどに触れながら解説します。

投稿者・コラム執筆者

フランチャイズの運転代行業の収益

フランチャイズの運転代行業経営では、次のような目安収益もあります。

まず、顧客平均単価を3,000円とします。

そして21時から深夜2時ほどの稼働で、1台当たり1日に2万円程度の売上を見込みます。

また日曜日が2台、月曜から木曜が3台、金曜土曜が5台で1か月当たり200万円ほどの売上事例もあります。

人件費では、時給制のところもあれば、売上に対する歩合制のところもあります。

目安としては、売上に対し50%もしくは55%かかる傾向もあります。

安いところでは、35%ほどのところもあります。

上記事例を50%もしくは55%で計算すると、人件費で100~110万円ほどになります。

残りの90~100万円より、保険料やガソリン代などの経費を差し引いて、月間収益40~50万円の数値例もあります。

高収入を目指すためには、以下のような点を心がけるとよいでしょう。

  • 少ない台数からでも始められる、本部を選択する
  • 連絡が多くあるスポットや店名について、スタッフ含めしっかりと認識しておく
  • 料金について顧客とトラブルにならぬよう、事前確認をしておく
  • 道に精通し、なるべく短いルートを短時間で考案できるようにしておく
  • 丁寧な対応方法やマナーを、徹底する
  • 事故が起こりやすい地点を周知し、事故防止に努める
  • さまざまな車種に対応できるよう、運転の練習をしておく
  • タクシーに勝れる、優位点も考える など

初期費用とランニングコスト項目

(1)初期費用

加盟そのものだけの費用で、40~50万円程度要する傾向にあります。

そして高いケースでは、250万円程度かかるところもあります。

高いケースでは、保証金を100万円程度設定しているところもあるためです。

一方で、加盟金がゼロ円になるプログラムをもっているところもあります。

加盟費がさほど高額でなくても、車両調達費や運転資金も別途考慮しておく必要はあります

【初期費用内訳】

  • 加盟費
  • 保証金
  • 研修費
  • 認定申請費
  • 初期チラシと求人段取費
  • 無線調達費 など

(2)ランニングコスト項目

  • ガソリン代
  • 保険料
  • 通信費
  • システム利用費
  • 車両レンタル費 など

ロイヤリティを、月額7~10万円と設定しているところもあります。

運転代行業界の特徴

運転代行業界には、次のような特徴があります。

(1)現状と将来性

運転代行を頼もうとすると、1~2時間待ちの時が少なくありません。

つまり、人手不足の現状もあるわけです

そして今後も、自家用車でお酒を飲みに行く人は存在し続けます。

よって、需要と将来性はあり続けると想定できます。

(2)実質の勤務時間

忙しい曜日や時期

  • 金曜
  • 土曜
  • 祝日の前日
  • 年末年始とお盆や連休中

忙しい時間帯:夜8時~夜中3時程度

都心部では、24時間営業を掲げているところもあります。

(3)運転代行運転手に必要な適性

①短時間でのルート考案力

顧客の中には運転しながら「その突き当りを右折して」などと、道案内をする人もいます。

一方でろれつがまわらないくらい、酔っている人もいます。

このようなケースでは、代行業者の方で最短ルートを考える能力も必要です。

②安全運転能力

当然ながら、原則顧客を乗せた状態での事故は避ける必要があります。

運転を始めると性格が荒く豹変する人もいますが、このような性格では務まりにくいです。

安全にかつ、丁寧に運転できる能力も必要です。

③さまざまな車種に対応

例えば代行運転者自身は、普段1000cc程度の普通車に乗っているとします。

一方で業務では、4000ccほどの高級セダン車やワゴン車などの、大きな車を運転する可能性もあります。

よって、さまざまな車種に対応可能な運転技量や知識も求められます。

認定申請方法

運転代行業認定申請は、次のような要領となります。

(1)必要書類準備

①共通必要書類

  • 認定申請書
  • 損害賠償責任保険の契約証書
  • 安全運転管理者の、運転管理経歴書
  • 安全運転管理者の住民票コピー
  • 代行側自動車の車検証
  • 13,000円ほどの申請手数料

②個人のケース

  • 戸籍の謄本もしくは抄本
  • 登記事項証明書

③法人のケース

  • 法人の戸籍謄本
  • 法人の定款もしくは代替書類
  • 役員各々の戸籍の謄本もしくは抄本
  • 役員各々の登記事項証明書
  • 役員各々の氏名と住所を記した名簿

(2)提出

管轄の警察署へ申請手数料を添えて、書類を提出します。

承認されるまで、2~3ヶ月間ほどを見込んでおきます

フランチャイズによる運転代行業の開業手順

(1)問合せ

まず本部へメールや電話などで、問い合わせをします。複数の本部に問い合わせて、話を聞くこともおすすめといえます

(2)面談

今までの職歴や目指す収入など、詳しく話し合います。些細なことでも、不明点については尋ねておくことが大切です。

(3)研修

開業準備を進めながら、研修をするところもあります。

実際の運転代行の車に乗ったり配車の様子を見学できたりするなど、業務の流れや雰囲気を見学できるところもあります。

(4)認定段取

開業エリアを、本部と話し合いながら決めます。そして警察署へ、認定申請をします。

(5)契約

認定が承認されほぼ業務開始可能な状況になると、契約締結となります。

契約内容をしっかりと確認しつつ進めることが、大切です。

(6)開業

(1)~(5)のプロセスを経て、開業と運転代行業務開始となります。

※運転代行業開業には、普通自動車第二種免許も必要となります。

フランチャイズで運転代行業を開業するメリット

フランチャイズの運転代行業開業には、次のようなメリットがあります。

(1)認定申請サポート

運転代行開業のための認定申請は、慣れないとスムーズに進められない人もいます。

スムーズに進められないと、想定業務開始時期が遅れる懸念もあります。

ですがフランチャイズでは、本部が認定申請サポートをするところもあります

(2)運営サポート

開業して間もない時は、電話受付や配車段取をなかなか要領よくは進められない傾向もあります。

ですがフランチャイズでは、本部や本部スタッフが配車段取などを手伝いながら、実際の業務を進められるところもあります。

よって慣れないうちでも、スムーズな業務進行につながりやすいです。

(3)高い信用力

優良運転代行業者評価認定委員会より、優良事業者として認定されたところもあります。

よって高い信用力で、集客できやすい傾向もあります。

SEO施策を施した、効率的なweb集客措置をしているケースもあります。

(4)車両維持費用がリーズナブル

運転代行業において、保有車の維持費用は必要ながら軽視できない額にもなります。

特に開業後修理会社などについて精通していない間は、どこに頼めばリーズナブルな料金で仕上がるのか、わからないことも少なくありません。

フランチャイズでは本部紹介の工場により、リーズナブルな料金で仕上げられるところもあります。

維持経費が抑えられ、助けになります。

(5)本部が随伴車両を調達

運転代行業には、随伴車両も必要不可欠です。

一方で随伴車両をリーズナブル費用にて、希望の期間内に調達することは意外と容易ではありません。

ですがフランチャイズでは本部のルートによって、安価に想定期間内に確保できやすいです。

自動車オークションから安価に調達できたり、リース調達できたりするところもあります

(6)スタッフ手配

運営に慣れてくると随伴車2台目以降をもち、人を雇い事業拡大を目指す加盟者もいます。

一方で、人材確保は容易ではありません。

運転代行業は、二種免許が必要で対人対応力も必要など、誰にでも務まる業務ではありません。

ですがフランチャイズでは、本部が人材募集をするところもあります。

(7)未経験者も可能

本部の直営店で働きながら、慣れてから開業が可能なところもあります。

二種免許取得なども、本部がサポートします。

つまりまったくの未経験でも、参入可能な時もあるわけです

(8)本部がクーポン券を準備

新規顧客獲得には、クーポン券も効果的です。

一方でクーポン券と一言でいっても、作成には手間と費用もかかります。

そして仮に100人200人、もしくはもっと配ったとしても、全部が全部使ってもらえるとは限りません。

クーポン券発行分に対する売上は、マイナスになる可能性もあります。

ですがフランチャイズでは、クーポン券がホームページからの印刷ができるシステムになっているところもあります。

よって、クーポン券が効率的に使われる可能性が高いです。

フランチャイズで運転代行業を開業するデメリット

フランチャイズの運転代行業には、次のようなデメリットもあります

(1)キャンセル料の請求

本部によっては、随伴車が顧客指定の場に到着してキャンセルになるケースでは、キャンセル料を徴収するところもあります。

一見、キャンセルによる取りこぼしを防げるようにもみえます。

一方で代行業者側が電話中に依頼者が電話をしてつながらず、キャンセルになる懸念もあります。

このようなケースでは、本部依頼者双方と容易でない折衝をする必要の可能性もあります。

(2)料金調整を認められない

加盟者としてはお盆などの繁忙期以外は、リピーター獲得のために料金を幾分か安価に設定したいとします。

そして繁忙期に、想定した収益を確保したいとします。

ですが本部より料金調整を認められないと、デメリットとなります。

運転代行業の難点と失敗を避けるコツ

運転代行業には、次のような難点もあります。

(1)住所やスポット名を知っておく

顧客からは、次のような内容を伝えられる傾向にあります。

  • 今どこどこにいます、何分位かかりますか?
  • 〇〇屋さんのような、店名やスポット名
  • 〇〇町〇〇番地へ行ってもらえますか?

このような状況で店名や住所を的確に理解できないと、せっかくの顧客を逃したり、顧客からクレームがきたりする可能性もあります。

時間がある時に、せめてよく伝えられるスポット名や住所くらいは、確認しておくことが大切です。

(2)料金に関する認識

顧客の中には知り合いから、料金が安い評判を聞き特定の代行会社に依頼する人もいます。

一方で顧客の想定に反して、料金が高くクレームやもめごとになる懸念もあります

よって特に新規顧客のケースでは、事前に料金に関する確認をしておくこともおすすめといえます。

(3)顧客が随伴車に乗ろうとする

法律で、顧客が代行業者の随伴者に乗車することは禁止されています

実際に違反が発覚すると、懲役や罰金刑が課せられることもあります。

顧客の中にはこの法律を知らなかったり、「まあまあ堅いことをいわずに」などと伝えたりして、乗ろうとする人がいる可能性もあります。

ですがこのようなケースでは、丁重に断固断る必要があります。

(4)事故対策

運転代行業では、交通事故のリスクがあります。

もちろん、保険に加入するでしょう。

そして保険だけでなく、事故が起こりやすい地点や道路名などを、自分自身と従業員が共通知識として認識しておくことも大切です。

(5)初期費用を抑える

運転代行業においても、初期費用低減が早い黒字化にもつながります。

そして初期費用の中でも、車両調達費は大きい比重になる傾向もあります。

一方で車両については、リースが可能なところもあります。

このように必要な道具の新規調達方法は慎重に考え、初期費用をなるべく抑えたいものです。

(6)安全で丁寧な運転

運転代行業では安全運転だけでなく、丁寧な運転も大切です。

一方で自分では丁寧に運転しているつもりでも、顧客からみると丁寧でないと解釈される懸念もあります。

例えばアクセルの入れ方やハンドルの切り方が急で、せっかくのリピーター見込み客が1回限りの利用で、終わってしまってはもったいないです。

この事態を避けられるように、運転で丁寧さに欠けるスタッフのケースでは、丁寧な運転に関する訓練は必要です。

(7)顧客の車に対する扱い方

運転そのものだけでなく、顧客の車に対する扱い方も大切です。

例えば、ワイパーの使い方もあります。

顧客を乗せたばかりの時は一時的に大粒の雨が降ってきても、途中で降ったり止んだりになる時もあります。

ワイパーは雨が降っていない時にかけると、フロントガラスにキズがつく可能性があります。

そして積もった雪をワイパーで除去しようとすると、雪の重みでワイパーが痛む懸念もあります。

よって細かい部分まで含み、顧客の車について扱い方や知識を認識し、気遣うことも好印象につながります。

(8)賠償保険と安全運転管理者についての規定

賠償保険と安全運転管理者について、次のような規定があります。

本部も指示するでしょうが、加盟希望者も認識しておくことが大切です。

①損害賠償責任保険

あくまで、顧客の車に対する補償となります。

  • 対人補償:8,000万円以上の旨
  • 対物と車両補償:200万円以上の旨

②安全運転管理者

  • 自動車の運転管理経歴について、2年以上有する旨
  • 20歳以上の年齢である旨
  • 過去2年以内に、無免許運転などの違反がない旨

(9)タクシーも競合

運転代行にとっては、タクシーも競合となります。

タクシーは代行と違い、即乗りやすいメリットもあります。

よって、1台予備車を用意したり積極的に居酒屋などへ営業をかけたりして、タクシーに対する措置を考える必要もあります。

まとめ

ここまで、フランチャイズと運転代行業について考察してきました。

押さえておきたい点は、認定申請方法や、運転代行業の難点と失敗を避けるコツです。

そして認定申請にサポートがあるなど、フランチャイズで開業するメリットもポイントといえます。

運転代行業も人手不足傾向で、需要は存在し続けるでしょう。

顧客のゴミを処理するなどのサービスを施し、顧客と顧客の車に丁寧に接し、「あそこは早くて丁寧だ」と評される運転代行業で大成なさってください。


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