フランチャイズのペット火葬業の開業手順・失敗を避けるコツも解説

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フランチャイズ ペット火葬

今、ペットを飼う人が増加傾向にあります。

一方で亡くなったペットへ、以前のように自宅埋葬のような形を取れにくくなってきています。

このような状況で今、ペット火葬業の需要が高まってきています

そしてこのペット火葬業への依頼が増える中、ペット火葬業として独立開業を志す人も増加傾向にあります。

一方でペット火葬業においては、特殊な業務内容もあり、運営が複雑で容易でない業種です。

ですがフランチャイズ加盟独立によって、オープン当初3ヶ月間ロイヤリティ免除のところもあるなど、運営していきやすくなる方法もあります。

今回はフランチャイズとペット火葬業について、ペット火葬の料金目安や、ペット火葬業の難点と失敗を避けるコツなどに触れながら解説します

フランチャイズのペット火葬の料金目安

フランチャイズのペット火葬業経営では、次のような料金目安となっています。

合同火葬:10,000円から30,000円程度

訪問個別完全火葬:16,000円から60,000円程度

一任火葬:14,000円から42,000円程度

立会火葬:17,000円から48,000円程度

一任火葬:個別火葬後、スタッフが遺骨を骨壺へ収めます。そして骨壺カバーをつけて、自宅へ返却にいく形式のことです。

立会火葬:火葬に立ち会い、火葬後の骨拾を顧客自身の手で行います。そして、その場でお骨返却となります。

※夜間早朝対応では、別途5,000円や8,000円徴収するところもあります。

※同じ本部でも、エリアによって料金が異なるところもあります。

※持ち込みにすれば、2,000円か3,000円程度安くなるところもあります。

高収入を目指すためには、以下のような点を心がけるとよいでしょう。

  • 慣れないうちは本部にも相談しながら、葬儀を特に慎重に進める
  • 顧客の事情に合わせて、話を進める
  • 自治体へ必要な許可や届出について、前もって調べて段取をしておく
  • 葬儀内容や料金について、顧客と誤認識がないようにする
  • 遺骨返却の必要性について、スタッフ含め明確にしておく
  • 動物葬祭ディレクター試験について、取得を本部にも相談する
  • 自分が納得できる要初期費用や、ロイヤリティシステムになっている本部を選択する など

初期費用とロイヤリティなどの費用

(1)初期費用

初期費用として、標準的に120万円程度要する傾向もあります

そして安価なケースで加盟金そのものは、30万円程度のところもあります。

一方で高いケースでは150万円程度や、420万円から600万円程度になる時もあります。

火葬車両を最初はリースにすることが、安価に収める方法の1つといえます。

【初期費用内訳】

  • 加盟費
  • 研修費
  • 車両取得費
  • 車載火葬炉調達費
  • 初期備品費
  • ホームページ作成費
  • パンフレット作成費 など

(2)ロイヤリティなどの費用

売上変動制:本部紹介の時には30%、加盟者取得顧客の時には5%

固定制:月額3万円から10万円程度

上記ロイヤリティに加え、ガソリン代や人件費などの費用もかかります

ペット火葬業の業界事情

(1)ペットの長寿化

ペットフードの品質向上やペット医療技術の向上により、ペットも長寿化してきています。

例えば多くの猫や犬が10歳を超え、15歳を超える猫や犬が珍しくなくなってきています。そして昭和58年以来ここ30年程度で、ペット寿命が倍近く伸びた数値情報もあります。これほど長寿化すると、現存するペット数が増えることもうなずけます。

(2)時代の変化

かつてはペットの犬や猫が亡くなると、自宅敷地内に穴を掘って埋葬することも度々みられました。

一方で今は大きな穴を掘れるほどのスペースがない一軒家や、ペット飼育が可能なマンションなども増えてきています。

このような要因で、ペット火葬を業者へ依頼する人も増加傾向というわけです。

(3)ペットに対する感覚の変化

ペットに対して以前は、番犬のような存在感覚もありました。一方で今は、癒しや家族の1人同様の重要な存在になってきています。

よって大切な家族の一員として、葬儀や火葬をする傾向もあります。

(4)ペット火葬業があまり知られていない

世間にペット火葬業者が、あまり知られていない現状もあります。

つまり営業のかけ方次第では、仕事につながる大きな可能性もあります。

ペット火葬業の業務内容

ペット火葬業の業務には、次のような内容があります。

(1)葬儀と火葬の方法選択

顧客に尋ね、まず葬儀と火葬の方法を決めます。

選択肢は、基本的に次のようになっています。

  • 合同火葬
  • 個別火葬
  • 火葬車での訪問火葬

(2)読経と焼香

顧客の希望次第では人間同様、読経と焼香も可能です。

祭壇を整えお坊さんに来て頂き、家族で焼香を行うこともあります。

(3)火葬と納骨

火葬場や火葬車において、火葬を行います。

個別立会葬儀のケースでは人間同様、待合室で待機の後骨上げをする時もあります。

(4)遺骨供養

火葬の後にペット専用の霊園で、供養サービスをするところもあります。

個別火葬のケースでは、お骨の一部を顧客へ返却し、顧客の手元で供養できるようにする時もあります。

(5)その他

次のような物品の販売もあります。

  • 骨壺
  • 掛け布
  • お守り など

フランチャイズによるペット火葬業の開業手順

(1)問い合わせ

まず詳しい話を聞いてみたい本部へ、問い合わせをします。

(2)面談

フランチャイズ本部の説明を聞いた後、個別に話し合いをします。業務進行方針や支払いなどについて、詳しく話し合い熟考します。

(3)契約締結

本部加盟希望者双方共に前向きなケースでは、契約へと話が進みます。契約書はその場で押印せず、1度持ち帰れるところもあります。

(4)火葬炉と車両調達

火葬炉と、火葬炉を積載する車両を調達します。車両は中古にすれば、初期費用を軽減できる時もあります

(5)研修と自己練習

営業や、火葬業としての施工研修があります。実際本部スタッフについて行く、同行研修があるところもあります。

本部によっては施工試験をするところもあるので、自己練習も大切です。

(6)火葬炉研修

自分の火葬炉が完成すると、自分の火葬炉で研修をします。実際のペットの火葬をするところもあり、現実味を感じます。

(7)施工試験

研修内容について、施工試験をするところもあります。早い業務開始のために、なるべく1回で合格できたいものです。

(8)開業

(1)~(7)のような段階を経てオープンし、ペット火葬業務開始となります。施工試験がある本部では、認定証を授与します。

フランチャイズでペット火葬業を開業するメリット

フランチャイズのペット火葬業参入には、次のようなメリットもあります。

(1)加盟金の分割払い対応

加盟金について、月々1万円からの分割払いに対応が可能なところもあります

起業一般に、やはり初期費用支払いはネックになる傾向もあります。

そして初期費用を少しでも軽減できると、運転資金に割り当てられる額が大きくなります。

このように、参入できやすい初期費用体制といえます。

(2)オープン当初3カ月ロイヤリティ無し

本部によっては、オープン当初3ヶ月間ロイヤリティが免除のところもあります。

オープン当初数カ月間は、思ったような売上にならないことも少なくありません。

よってロイヤリティが免除になると、運転資金確保につながり大きな助けになります。

(3)無煙無臭の火葬炉

葬儀業一般に、近隣への煙や臭いでトラブルになる懸念もあります。

一方でフランチャイズでは、無煙無臭の火葬炉を準備しているところもあります。

よって、業務そのものを進めやすいといえます。

(4)人間の葬儀社設立役員が在籍

研修があるとはいえ、やはり火葬業業務運営に不安感を感じる人もいるでしょう。

一方でフランチャイズでは、実際の人間の葬儀社設立役員が在籍しているところもあります。

よってペット火葬業会社運営にあたり、アドバイスを受けられます。

(5)本部が電話対応

業務では、さまざまな電話対応の必要もあります。

一方で早朝や夜遅くに電話があると、対応できにくい時もあります。

ですがフランチャイズでは、24時間体制で本部が電話受付をするところもあります

電話対応の手間が省け、依頼取りこぼし防止にもつながります。

(6)複数ジャンルの会社によるバックアップ

本部が元々複数ジャンル会社経営者による出資で、バックアップ体制をもっているところもあります。

例えば生花会社や、自動車会社などがあります。

物理的なバックアップはもちろん、「こういう時はどうなるの?」のような知識や情報提供バックアップも有難いです。

(7)フランチャイズ本部からの顧客紹介

フランチャイズ本部にはロイヤリティの中から費用を抽出し、加盟者の営業エリアへ効果的な広告をするところもあります。

この広告で得られた依頼を、加盟者へ紹介します。

加盟者の営業の手間が省ける部分もあり、葬儀業務そのものに集中できやすいです。

(8)消耗品の安定した仕入

依頼が増えてきた時に意外と問題となることが、消耗品のスムーズな入荷です。

問屋の在庫が足りておらず、思ったペースで入荷できないことも珍しくはありません。

ですがフランチャイズでは本部の契約により、メーカーより直接仕入れられるところもあります。

消耗品の安定した仕入は、順調な業務運営のカギの1つといえます。

フランチャイズでペット火葬業を開業するデメリット

フランチャイズのペット火葬業には、次のようなデメリットもあります。

(1)地方部では自宅埋葬をするところも

地方では、自宅敷地内に埋葬できるほどのスペースがある家も、都会と比較すると幾分か多い傾向もあります。

よって地方部では、想定したほどの仕事受注になれそうか否か、より時間を費やして熟慮する必要があるともいえます。

(2)自分のオリジナルグッズを認められない

ペット火葬業では、物販もあることは上記で述べています。

ここで加盟者としては、自分のオリジナルグッズも取り扱いたいとします。

なかには自作の品を、売りに出したい人がいる可能性もあります。

一方で本部よりこの旨を認められないと、加盟者のせっかくの品物も活かせません。

ペット火葬業の難点と失敗を避けるコツ

(1)交通の妨げに注意

訪問火葬車にて火葬するケースでは、交通の妨げが懸念点となります

交通量が多い場所では、特に大きな懸念点の1つにもなります。

よって訪問火葬のケースでは、まず事前に場所確認をできておきたいものです。

そして交通量の多い場所では依頼者に承認を得て、少し離れた交通量の少ない場所で施工するなどの措置も大切です。

(2)機械的な振る舞いに注意

ペット火葬とはいえ、家族の1人同然のようなペットを失い、家族全員が悲しみの心境にある依頼者もいます。

このような時に「どうせペットだし」のような、振る舞いが機械的に粗雑になってしまっては、家族が不快に感じてしまいかねません

よって緊張感をもって厳かな儀式の意識での、言動も必要です。

(3)葬儀内容について入念な打合せ

顧客によっては葬儀内容について、細かいこだわりを希望する時もあります。

一方で加盟者としてはわかったつもりで取り行うと、後で「イメージした内容と違う」と、クレームになる可能性もあります。

よって内容について特段の希望がある時には、的確に理解できるまで尋ねて確認しておくことがポイントともいえます。

状況によってはイラストや画像と、動画なども使用できたいものです。

(4)料金面の誤認識防止

ペット火葬業にて、トラブルの大きな原因の1つになることとして料金面があります。

つまり最終的な請求金額が、顧客の考えていた金額を上回ることです。

そして税込なのか税別なのかも、料金誤認識につながります。

また業者側が複数名いて、顧客としては「あの方からは税込と聞いて、あの方からは税別と聞きましたが」のような事態もあります。

よってメモなどの書面に残し、料金面トラブル防止は徹底できたいものです

せっかくの優良業者であるにもかかわらず、悪質業者と解釈されかねません。

(5)遺骨の返却必要性を明確に

顧客が、遺骨の返却を希望する時もあります。

一方で加盟者側にて情報が正確に伝わらずに、返却がしっかりとなされないとします。

これでは、クレームやトラブルにつながります。

よって遺骨返却の必要性については、スタッフ含め特に注意して意識しておく必要もあります。

また、違うペットの骨を渡してしまうことにも注意が必要です。

(6)動物葬祭ディレクター試験

ペット火葬業開業のために、必須な資格は現状ありません

一方で、動物葬祭ディレクター1級と2級の試験があります。

よって他社へ差異をつけるためにも、資格取得を本部へも相談しておくことがおすすめといえます。

(7)自治体への許可や届出

地方自治体によっては条例により、ペット霊園を営む事業者や移動火葬車を使う事業者は、許可や届出が必要なエリアもあります。

本部も指摘するでしょうが、自分自身で役所などへの確認できておきたいものです

(8)顧客のペースで話を進める

依頼電話が連続で入ってきた時には、短時間で要領よく話を進めたくなる傾向もあります。

一方であくまで、顧客の事情に合わせ話を進めることも大切です。

無意識だったとはいえ加盟者のペースになってしまい、せっかくの見込み客を取り損ねてしまう懸念もあります。

まとめ

ここまで、フランチャイズとペット火葬業について考察してきました。

押さえておきたい点は、葬儀内容やお骨の扱い方に注意が必要など、ペット火葬業の難点と失敗を避けるコツです。

そしてリースにすれば安く収まる時もあるなど、初期費用とロイヤリティに関する内容もポイントといえます。

ペット火葬業は重要な産業になりつつあり、まだまだ参入の余地はあります。

施工の技術を上げ、スタッフ教育や自身の対応力向上にも努め、顧客から「あそこに頼んでよかったね」と思ってもらえるペット火葬を創造なさってください。


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