フランチャイズのドライヘッドスパを開業するメリットとデメリットを解説
リラクゼーション業の中でも、近年需要が増えているのがドライヘッドスパ業です。
比較的事業に取り組みやすい点や、競合が少ない点などから、注目されている業種といえるでしょう。
この記事では、フランチャイズに加盟してドライヘッドスパ業を開業した場合の収益やコスト、メリットなどについて詳しく解説します。
目次
ドライヘッドスパの概要や市場規模は?
ドライヘッドスパといっても、すぐにどのような業種なのかわからないといった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、ドライヘッドスパの概要や市場規模などについて詳しく解説します。
(1)ドライヘッドスパの概要や特徴
ドライヘッドスパはヘッドスパのひとつで、ハンドマッサージのみで頭部をもみほぐすことで脳を癒します。
自律神経や脳疲労の改善や快眠効果をもたらすリラクゼーション業のひとつです。
施術中は、短時間でもすぐに眠りにつくほど気持ちがよく、施術終了後は疲れも取れて、心身のバランスが整う効果を持ちます。
水やオイルを使用せず、マッサージのみの施術スタイルですので、気軽に受けられる点も男女問わずに人気の理由です。
(2)ドライヘッドスパに対する興味度は高く、需要は伸びてくる
ドライヘッドスパは、頭部に特化したリラクゼーション業のひとつで、エステとリラクゼーションの間にある少しニッチな業種ともいわれています。
しかし、前述したように施術後すぐに快眠できる点などは、リラクゼーションやエステ市場だけではなく、睡眠や育毛などの市場にも関連するといえるでしょう。
エステやリラクゼーションの市場規模が4,000億円程度なのに対し、睡眠や育毛の市場は合わせると2兆円の市場規模です。
ドライヘッドスパは巨大な市場に関連する、将来性が高い業種ともいえるでしょう。
フランチャイズによるドライヘッドスパの収益は?
ここからは、フランチャイズに加盟してドライヘッドスパを開業した場合の収益性について解説します。
(1)利益率が高いため高収益が見込める
前述したように、ドライヘッドスパは水やオイルを使用せずに頭に特化したマッサージを行うビジネスモデルで、エステとリラクゼーションの間にあるビジネスです。
専門特化型のビジネスですので、まだ認知度はそう高くはありません。
しかし、ドライヘッドスパというキーワード検索数もここ数年で急速に増えていることから、関心は高まっているといえるでしょう。
高単価の施術でまだまだ競合が少ないため、利益率も高い業種といえるでしょう。
(2)収益のモデルケース
ヘッドスパのフランチャイズ本部が、収益モデルを公開していますので、参考として収益モデルを下記の表にまとめました。
5席程度で開業した場合のモデルケースです。
項目 | 金額 |
売上(施術、物販等) | 約350万円 |
経費 | — |
人件費 | 約150万円 |
広告料 | 約40万円 |
通信費 | 約5万円 |
その他 | 約5万円 |
経費合計 | 約200万円 |
収益 | 約150万円 |
非常に収益性が高く、利益で月間150万円超えが狙える収益モデルです。
施術の技術やリラックスできる環境をつくりだすことが、高収益を導くポイントといえるでしょう。
初期費用・ロイヤリティなどの費用
収益性の次に気になるのがコスト面です。
ここからは、ドライヘッドスパの初期費用やランニングコストなどについて解説します。
(1)開業における初期費用はどのくらいかかる
フランチャイズに加盟しての開業では、さまざまなサポートが受けられますが、フランチャイズ契約時に加盟金を納める必要があります。
本部に支払う入会金と考えるといいでしょう。
加盟金は、その業種やフランチャイズ本部などによってさまざまですが、ドライヘッドスパ業界では一般的な加盟金は200万円から300万円程度です。
フランチャイズ本部が公開している加盟金も含めた初期費用の目安を見てみると、300万円〜500万円程度となっています。
リラクゼーション業界の中では比較的、低価格での開業が可能といえるでしょう。
(2)ロイヤリティなどランニングコストは?
フランチャイズに加盟しての開業となると、フランチャイズ本部の屋号や経営ノウハウを使っての経営ができますが使用料として毎月ロイヤリティが発生します。
ロイヤリティの額は、それぞれの加盟店によって異なりますが、ドライヘッドスパ業界のロイヤリティは一般的に毎月2万円から10万円程度です。
人件費などは、雇用する従業員数によって異なります。
売上の70%から75%程度を人件費も含めたランニングコストと見ておくといいでしょう。
フランチャイズによる加盟店へのサポートは何を行う?
フランチャイズに加盟すると、本部からの色々なサポートが受けられます。
ここからは、本部の加盟店に対するサポートについて詳しく解説しましょう。
(1)物件選定や手配のアドバイス
ドライヘッドスパで成功するポイントのひとつとして挙げられるのが、物件の立地です。
しかし初めてドライヘッドスパ業界で開業する場合、どのような立地で開業すればいいのかわからない方も多いでしょう。
フランチャイズ本部によっては物件の場所からコンサルティングしてくれますので、ドライヘッドスパに適した立地の物件を選択することが可能です。
貸主との賃貸借契約から工事の手配まで本部がコンサルに入り、本部のイメージに合った店舗つくりのサポートをします。
開業前からのサポートで加盟店の安心感が高まるサポートです。
(2)勉強会の定期的な開催
加盟店すべてが、ドライヘッドスパの経験があればいいのでしょうが、多くは新規でのビジネスとしてフランチャイズ契約を加盟するケースが多い傾向です。
つまり、初めての業界なのでどのような方針で経営していけばいいのかよく理解できていないケースも多いといえるでしょう。
フランチャイズ本部では経営に関する勉強会を定期的に開催し、経営に関して相談や指導などを行い加盟店の不安を取り除きます。
本部の経営方針を勉強会によってしっかりと身に着けることにより、ノウハウを充分に活かした経営につながるといえるでしょう。
(3)人材派遣など
多くの業界において慢性的な人手不足が問題となっていますが、リラクゼーション業界も人材不足といった問題を抱えています。
従業員を募集したとしても、なかなかうまく集まらないケースや、希望する人材が求人できないといった悩みを抱えている加盟店も多いのではないでしょうか。
フランチャイズ本部は人材の手配や求人募集の手配などを行い、説明会も開催して、加盟店の人材募集をサポートします。
せっかく客足は好調なのに、人不足でサービスが提供できないとなると、本部にとっても悪影響です。
人材面のサポートも充実しています。
(4)集客のサポート
加盟店の収益を左右するものとして集客が挙げられます。
加盟店だけで集客したとしても思った成果が挙げられないかもしれません。
フランチャイズ本部は、集客面でのサポートも充実しています。
自社HPによる加盟店の集客サポートや、Web広告への掲載、チラシなどにおいて加盟店をサポートします。
(5)教育や指導
お客様に、常時安定したサービスを提供するためにも日々の研究や技術の向上は欠かせません。
本部では、定期的に研修などを開催しており、常に最先端の技術を学ぶ機会を設けています。
技術とは、マッサージ技術だけではなく接客に関する技術も同様です。
さまざまな研修を実施することにより、加盟店の技術を常にレベルアップさせる体制を構築しているといえるでしょう。
フランチャイズでドライヘッドスパを開業するメリット
ここからは、フランチャイズでドライヘッドスパを開業するメリットについて解説します。
(1)将来性が高い
将来性の高さが挙げられます。
デジタル化の急速な発展により、生活が楽になった反面、スマホやパソコン、タブレットなどを見る機会が非常に多くなりました。
そのため、目や脳にストレスを与えてしまう頻度が多くなっているのが現状です。
ドライヘッドスパでは、緊張を重ねストレスを感じた脳をマッサージして、脳全体をリラックスさせ、癒しを与えます。
今後もデジタル機器を利用する機会は非常に多くなりますので、ドライヘッドスパの将来性も高くなるといえるでしょう。
(2)リピーターが多い
日々の疲れからドライヘッドスパを利用する方も多く、短時間のマッサージでもすぐに眠るお客様が多いことから、マッサージ中にリラックスできるのがわかります。
脳の血行を良くする効果がありますので、施術終了後には非常に快適な気持ちとなり、脳のストレス改善に効果的です。
身体全体に疲れを感じてしまったときに再来店してくれるケースも多く、リピーターが多い点もメリットといえるでしょう。
(3)景気に左右されにくい
ヘッドスパ業界の特徴として景気や物価などに比較的左右されにくい点が挙げられます。
コロナ禍においても店舗数が拡大傾向にありましたので景気に左右されるリスクが少ない業種といえるでしょう。
景気に左右されにくいので、一定の集客が得られると、安定した収益が見込める業種ともいえます。
フランチャイズでドライヘッドスパを開業する流れ
ここからは、フランチャイズでドライヘッドスパを開業する流れについて解説します。
(1)本部への問い合わせ
まずは、いくつかのフランチャイズ本部を比較して、気になった本部に問合せしましょう。
説明会が開催される日にちの確認や、資料請求により、まずはフランチャイズ本部の内容などについて理解しましょう。
(2)説明会への参加
資料請求である程度中身が理解できると説明会へ参加しましょう。
説明会の時点で1社に絞る必要はありません。
複数社の説明会に参加して、本部のサポート体制や収支モデル、コスト面などを比較しながら加盟する本部を徐々に絞り込みます。
説明会の後に個別質問会などを開催しているケースもありますので、資料の中で気になる部分があった場合などは、確認しておきましょう。
(3)本部担当者との面談
この辺りでは1社か2社に加盟したい本部を絞り込んでおき、それらの本部担当者との面談をします。
フランチャイズ本部の加盟申し込みをしたからといって、必ず加盟できるわけではありません。
本部でも審査がありますので、本部担当者とお互いの認識を共有するためにも面談によって、関係性を強めておく必要があります。
本部担当者の対応ぶりなども、今後の付き合いができるかどうかを判断するポイントです。
本部担当者の面談が終わった時点では、加盟する本部を1社に絞り込んでおきましょう。
(4)加盟契約
加盟契約です。
事前に契約書をよく読み込み、わからない文言などがあれば、聞き取りして契約後のトラブルを防ぐ必要があります。
加盟契約時には加盟金の支払いも必要になりますので、加盟金などもあらかじめ準備しておきましょう。
まとめ
近年、注目されているドライヘッドスパについて解説しました。
フランチャイズ本部もいくつかあり、さまざまなサポートを提供しています。
まだまだブルーオーシャンな業界で、競合店も少ないのが現状です。
新規で開業を検討する方も多いのですが、新規参入にはフランチャイズに加盟しての開業がオススメです。
さまざまなサポートだけではなく、成功した屋号の使用と効率的なノウハウが使用できますので、新規参入でも十分収益を上げられます。
競合が少ない今のうちに開業して、先行者利益を得られる点も魅力といえるでしょう。
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