プチ起業の種類・おすすめの業種と仕事内容を解説
近年、会社員や専業主婦などがプチ起業をする動きが目立っています。
いわゆる一般的な起業とは違い、手軽に始められる点が大きな要因です。
しかし、プチ起業はメリットもありますがデメリットもありますので起業前にしっかりとした分析が必要です。
この記事ではプチ起業の意味やおすすめのプチ起業、メリットやデメリットといった点について詳しく解説します。
プチ起業の意味と種類
プチ起業といっても、どのような起業をプチ起業というのかわからないといった方も多いのではないでしょうか?
ここからは、プチ起業の意味や、プチ起業の種類といった点について解説します。
(1)そもそもプチ起業とは?
プチ起業とは独立開業し、本業として起業するのではなく、本業を持ちながら副業や空いた時間などを利用して事業を行うことを指します。
本業を辞めてまで事業を行うわけではありませんので、リスクが低く、ビジネススケールはそう大きくないケースの起業です。
サラリーマンだけではなく、専業主婦やシニア層などでも可能な起業スタイルといえます。
お小遣い稼ぎ程度でのプチ起業と考えている方も多いので、本業の収入とは別に気軽にできる仕事での収入確保といった感覚での起業も多いといえるでしょう。
ただし、気軽な仕事とはいえ、収入を得るわけですので、自覚をもって仕事しなければトラブルになってしまうかもしれません。
自覚して起業する必要があります。
(2)プチ起業の種類
プチ起業の種類は非常に豊富で、さまざまな分野にチャレンジが可能です。
特に、インターネットの普及により、在宅でできる仕事が増えています。
本業でもテレワークなどが急速に浸透していますので、レッスンや講義関係の仕事などを起業することも可能です。
本業を持っているため、今まではとても無理だと思っていた事業でも気軽に取り組める環境が整っています。
次の章ではおすすめのプチ起業を説明します。
おすすめプチ起業の種類と仕事内容
先ほど、プチ起業の種類が以前と比べ格段に増えていると前述しました。
オススメのプチ起業4種類の仕事内容について解説します。
(1)講師、コンサルタント
自分の得意分野や趣味で突き詰めているようなものを講師としてレッスンすることで収益を得ることが可能です。
自分の技術を学びたいといった方を対象として定期的な講義を開催します。
インターネットで授業を開催することや、動画にしてYou Tubeなどに流すことで収益をあげることが可能です。
インターネット上での授業になりますので、本業が終わり次第、空いた時間を使って講義を行うことも可能ですし、スキマ時間に動画を作成するなどもできます。
本業と重なるような内容であるならば注意が必要ですが、趣味を生かす講義などなら問題はありません。
人に教えられるスキルを持つ方にはぴったりのプチ起業です。
(2)ネットショップ
インターネットショップのプチ起業もおすすめの業種です。
自分が販売したい商品をインターネット上で販売することができます。
ネットショップ経営ですので、自分のすきま時間などで対応することが可能な点や、実店舗を構えるわけではないので、家賃などがかかりません。
また、商品を保管する必要がなく、あくまでも取り次ぎの代理店といった方法で商品販売ができます。
ネットショップに関しては、ホームページを認知してもらう方法について力を入れる必要があるでしょう。
ユーザーからの問い合わせなどは、すきま時間で対応することができますので、プチ起業に向いている業種といえるでしょう。
(3)在宅ワーク
自宅やコワーキングスペース、カフェなどで仕事することができる仕事を指します。
一般的にはwebライターや、webデザイナーなどの業種が挙げられるでしょう。
他にもパソコンひとつあれば仕事ができる業種であれば、プチ起業が可能です。
前述したようにパソコンだけで仕事が完結するものが非常に多くなったため、在宅ワークの種類が大幅に増えています。
在宅ワークもネットショップ販売同様、店舗を構える必要がなく、フリーランスとして自分の自由に仕事ができます。
空いた時間やスキマ時間を使って仕事がやりやすいため、プチ起業に向いているおすすめの業種といえるでしょう。
(4)ハンドメイド商品販売
自分で作ったハンドメイドの作品を販売することも可能です。
趣味で作っているハンドメイドの作品を、インターネットを利用して販売します。
アクセサリーや陶芸、つくりこんだプラモデルといったものまで販売ができますので販売する作品は非常に多岐にわたっていますが、当然ながらクオリティも求められます。
ハンドメイド作品もネットショップを開いて販売が可能ですが、在庫を持たなければいけないのが、少し異なる点です。
通常のネットショップよりも作品の作業に時間がかかりますが、オンリーワンの商品ですので高い金額での販売も可能といえるでしょう。
プチ起業を行う方の種類別特徴
プチ起業の概要やおすすめ業種について解説しました。
プチ起業を行う層は、さまざまでそれぞれに特徴があります。
ここからは、プチ起業を行う方のタイプについて特徴を解説しましょう。
(1)サラリーマン
近年では副業を認めている企業も多く、サラリーマンでのプチ起業も非常に人気です。
本業を辞めてしまうと安定した生活を投げ出してしまいますので、本格的な起業は求めていない方も多く、お小遣い程度の収益を得る目的でプチ起業を検討します。
休日や退社後の自由な時間を使って作業を行いますので、本業のみの場合と変わらないライフスタイルを送ることも可能です。
サラリーマンがプチ起業する場合は、空いた時間に仕事を詰め込んでしまい、本業に影響が出ないようにしなければいけません。
(2)女性
女性が本格的に起業する場合、男性が起業するのと違い、いくつかのハードルが存在しました。
近年では女性でも起業するケースは多いのですが、それでも男性に比べると起業する際に、困難が伴いやすいといえるでしょう。
しかし、プチ起業だと自宅での開業が可能ですので、家事と育児に追われる主婦などがスキマ時間を使って仕事を行うのに適しています。
今後は女性のプチ起業も今まで以上に活発になり、女性が活躍する場が増えていくでしょう。
(3)学生
特に大学生で一人暮らしをしている方などのプチ起業が増えています。
比較的、時間が取りやすいのですが、起業するまでにはまだまだ経験が浅いといった理由でプチ起業からスタートするケースが目立ちます。
学生などの若い世代はデジタル機器にも使い慣れており、特にインターネットを用いた起業などが盛んです。
(4)シニア
健康年齢が上がったことにより、シニアと呼ばれる、一度定年退職を経験した世代が元気です。
退職金などで資金を持っている方も多いのですが、本格的に起業してしまうと、失敗した時に取り返す時間が非常に狭まってしまいます。
そのため、プチ起業など、スモールビジネスからスタートする方が多いといえるでしょう。
プチ起業を行うメリット
プチ起業を行う方が増えているのは、やはりメリットを感じている方が多いからです。
ここからはプチ起業を行うメリットについて詳しく解説します。
(1)新たな収入源を得られる
一般的に今までのライフスタイルにおいて収益を得る方法は、社会人の場合は本業の給与、学生などはアルバイトなどが挙げられます。
特に社会人の方などは、本業が嫌だったとしても、収入源が無くなるので辞められないといった悩みもお持ちでしょう。
また、給与が全く上がらないといった不満を持っている方も多いのではないでしょうか。
プチ起業によって新たな収入源を確保することにより、生活が楽になり余裕が生まれます。
もっと、趣味を楽しむことができるでしょうし、本業もやめて新たな分野にチャレンジしやすくなるでしょう。
(2)気持ちの切り替えができやすい
気持ちの切り替えがやりやすくなります。
今までは本業が終わると、家でのんびりすごす生活でしたでしょうが、なんとなく刺激も少ない生活を送っていることに不満を感じる方も多いのではないでしょうか。
プチ起業を行うことで、本業が終わって違う分野のビジネスに取り組むことにより、刺激や勉強になり、本業にも役立つ情報などを得られるかもしれません。
時間の使い方を再度考えるいい機会にもなります。
本業とプチ起業とのメリハリやリラックスタイムとのメリハリなど、気持ちの切り替えができやすくなるでしょう。
(3)投資資金がほとんどかからない
起業における資金投下がほとんど必要ありません。
プチ起業ですので、パソコンひとつで起業可能な仕事などを選べば、投資資金ゼロでの起業もできます。
投資資金がかからないので万が一失敗したとしても損失を負うことはほとんどありません。
起業において失敗となるのは、投資した自己資金や融資された金額を回収できずに廃業してしまうことを指します。
プチ起業だと投資資金がほとんどかかりませんので失敗する可能性が非常に低い方法といえるでしょう。
(4)うまくいけば独立開業も可能
プチ起業からスタートしても、事業が軌道に乗れば独立開業しても構いません。
プチ起業で成功する確信を持った上で本当の起業も可能です。
経営に必要なノウハウを学び、お客様などを確保したうえで本格的に事業をスタートすることで、成功する可能性を大幅に上げることができます。
プチ起業を行うデメリット?
プチ起業にはメリットばかりではなくデメリットもあります。
ここからはプチ起業を行うデメリットについて詳しく解説しましょう。
(1)孤独感を感じるときがある
孤独感を感じることがあります。
プチ起業は、基本的にひとりで起業しなければいけません。
プチ起業した仕事については自分ひとりですべて行う必要があります。
相談相手もなかなか見つからず、コツコツと自分だけで行うことが多くなるでしょう。
孤独感を感じるときがある点がデメリットのひとつです。
(2)思った収益を上げられない
プチ起業の場合、自分のスキマ時間を使って仕事して収益を上げますので、本業などに時間を取られてしまい、プチ起業の仕事が取りかかれないケースがあります。
そのため、まともに仕事ができず、思った収益を上げられないかもしれません。
また自分で行うため、自分に甘えてしまい、本業が終わった残りの時間を遊びなどに使ってしまい収益を上げられない場合もあるでしょう。
思った収益を上げられない場合がある点もデメリットのひとつです。
まとめ
働き方改革などで、今までのように本業に時間を取られることも減少してくることが想定されますが、余った時間を利用してのプチ起業によりさまざまなメリットが得られます。
収益源をふたつ持つことにより生活に余裕ができ、メリハリのある生活が送れるようになるでしょう。
自己資金を投下する必要も最小限に抑えられますので失敗したとしても大きな痛手を負うわけではありません。
時間の使い方が非常に重要ですがうまくいくと本格的に起業することもできます。
本業以外の趣味や特技を収益に変えるといったこともできるので楽しくチャレンジできるでしょう。