探偵になるにはどんな方法がある?必要な資格や年収についても解説

カテゴリー : 独立開業コラム

探偵になる方法

テレビや映画などのモデルとして探偵がよく取り上げられます。

非常にミステリアスで魅力的な職業と思われているかもしれませんが、実際に探偵業とはどのような仕事なのでしょうか。

この記事では、探偵業の仕事内容や探偵になるにはどのような方法があるのかといった点について詳しく解説します。

投稿者・コラム執筆者

探偵業の仕事内容と年収は?

ここからは探偵の仕事内容や年収などについて解説しましょう。

(1)探偵業の仕事内容とは

テレビや映画で見る探偵の仕事とは、犯人の追跡や事件の謎を解くといったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

実際の探偵業における仕事内容とは、お客様の依頼に基づいた調査などが主な仕事です。

しかし、刑事事件などの調査は受け付けができません

警察の介入できにくい民事関係でのトラブル相談が主な仕事となります。

依頼者の要望に沿って情報収集のため面接、聞き込み、尾行、張り込みなどによる実地調査と、結果を依頼人に報告するまでが探偵業の仕事です。

依頼の内容に関しては多岐にわたりますが、不倫や浮気といった身辺調査や仕事により関連性がある人物の経歴調査などが多いといえるでしょう。

(2)探偵業の年収は

探偵業の仕事は、テレビや映画のイメージで非常に高い年収といったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

実際の年収は、探偵業に従事している内容によっても若干異なります。

一般的に探偵会社に就職した場合の年収は300万円から400万円程度です。

独立開業してうまく軌道に乗せることができると、1,000万円を超える年収になるケースもあります

また、インセンティブを設定している探偵会社が多いので、調査が成功すると成功報酬が年収に上乗せされます。

仕事自体は、景気の波に左右されにくく、安定した需要があるので、年収に大きなブレが起きにくい点も特徴のひとつです

(3)探偵業に向いている人の特徴

探偵業に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。

探偵業に必要な資質は、一般の会社員など、とそう大きな違いはありません。

まずは体力に自信がある方は向いています

探偵は調査が主な仕事になりますので、調査対象者によっては時間が不規則だったり、長時間に及んだりといった体力面の強さが求められるでしょう。

また、人のトラブルを調査する仕事ですので、探偵自身がトラブルに巻き込まれてしまっても不思議ではありません。

そのためトラブルにへこたれない精神力がある方も探偵業には向いているといえるでしょう

最後に必要なのは交渉力です。

聞き込みなどでは、関係者への聞き取りにおいてうまく話を引き出さなければいけませんが交渉が下手だと何の成果も得られません。

交渉のスキルがある方は探偵業に向いているといえます

(4)探偵業に向いていない人の特徴

では逆に、探偵業に向いていない人にはどのような特徴があるのでしょうか。

最も向いていないと思われる特徴としてストレスに弱い人が挙げられます

長時間の尾行や不規則な調査時間、トラブルに巻き込まれるリスクなど、ストレスと感じるケースが一般的な仕事より多くなるかもしれません。

ストレスに弱いとすぐに挫折してしまう可能性も考えられます。

また、調査の仕事には計画性の高さが成功率を高める要因となりますが、計画性のない進め方をしていると、調査の成功率が大幅に下がってしまうでしょう。

成功報酬を得られる機会が大幅に減りますので、計画性のない人も探偵業には向いていません

探偵になるには

ここからは探偵になるにはどのような方法があるのかについて解説しましょう。

(1)探偵事務所で勤務する

探偵事務所に入社して社員として勤務する方法が挙げられます。

求人している探偵事務所に入所して、社員として探偵業をスタートできるでしょう。

基本的に、未経験者でも募集しているケースが多いので経験の有無はあまり問われませんが、経験者は優遇される傾向です

そもそも探偵業を経験している人はそう多くはありませんので、いきなり経験者だけに限定してしまうと求人がまったく来ない可能性もあります。

そのため、未経験での入社も歓迎されるでしょう。

必要な資格としては普通自動車免許程度があれば、その他の資格は求められませんので、求人さえ見つかれば比較的なりやすい方法といえます。

(2)独立開業

個人で探偵事務所を開業し、探偵になる方法が挙げられます。

探偵業の開業にも特別な資格は必要ありません。

ただし、探偵事務所は公安委員会の監督下になりますので、探偵業届出証明書の提出が必要です

探偵事務所を開業する前日までに最寄りの警察署で証明書を提出し、受理された上での開業となります。

比較的開業の手続きなどに関してはコストも時間もかかりません。

しかし、いきなり独立開業しても探偵の経験がない人にお願いしようとする依頼者はほとんどいないでしょう

徐々に実績を積み上げていくといっても時間がかかってしまいます。

未経験からすぐに独立開業しようといったケースは少なく、実務経験者や、警察関係者などが独立開業するケースが多いといえるでしょう。

(3)フランチャイズに加盟して開業する

未経験者が開業する方法として挙げられるのが、フランチャイズに加盟しての開業です。

フランチャイズとは、本部が持つ商標や販売システム、メニューやサービスなどを加盟店が使用しながら経営するスタイルを指します。

本部の名前で開業できますので開業当初から一定の知名度を持った状態で経営が可能です。

加盟店はこれらの使用料として、ロイヤリティを支払わなければいけません

未経験からの開業でも、研修制度などが充実していますので、しっかりと勉強した上で開業が可能です。

前述したようにいきなり独立開業しても集客面や運営面で不安が多い状態での開業になってしまいます。

フランチャイズに加盟することで独立開業における不安が払しょくされた状態での開業が可能です

(4)探偵学校に入る

探偵学校に入学して、探偵業をしっかり学んだうえで探偵事務所に入社するか、独立開業するといった方法が選択できます。

探偵学校で学ぶのは

  • 証拠を確保する機材の使用方法
  • 張り込みや尾行のやり方
  • 調査報告書の作成
  • 盗聴器発見マニュアル
  • 法律関係の講習

近年では、探偵事務所自体が探偵学校を経営しているケースもありますので、そのような探偵学校で学ぶと、卒業後は自然と探偵事務所への入社する道が開けます。

しっかりと基礎を探偵学校で学んでいますので、探偵事務所の入社も独立開業でも選択肢が広がるでしょう

探偵になるために必要な資格や技術

ここからは探偵になるために必要な資格や技術について詳しく解説します。

(1)運転免許証

探偵の仕事は調査が主な内容となります。

そのため、車の運転ができるのは大前提となりますので、ほぼ運転免許証は必須といっていいでしょう

尾行などの仕事がありますので、ある程度の運転技術も必要です。

ペーパードライバーではなく、普通に運転ができるレベルが求められます。

運転免許証の中でも普通二輪の免許を所有していると、さらに尾行がしやすくなりますので自動二輪免許は持っておくと有利になる資格です

(2)探偵業務資格認定

探偵業を開業するにあたり、公的な資格は必要ありませんが、民間の資格で挙げられるのが、探偵業務資格認定です

探偵業に必要な法令や調査のやり方などについて、一定の知識や技能を証明する資格認定といえます。

日本調査業協会が実施していますが、探偵業者の業務適正化と消費者保護の観点から制定されています。

受験費用が20万円を超えますので受験者はまだまだ少ないのが現状です。

しかし民間とはいえ、お客様が探偵事務所の力量を比較する際、目安のひとつになりますので、取得しておくと良い資格のひとつといえるでしょう。

(3)法律に詳しくなる

探偵の仕事で重要な要素のひとつに法律関係に詳しいといった点が挙げられます。

探偵は警察ではありませんので特別な権限や職権がありません。

法律の範囲を踏み込み過ぎてしまうと、自分たちが訴えられかねないでしょう

法律関係をしっかりと理解し、許された範囲の中で調査しなければいけませんので探偵業に影響する法律を把握しておく必要があります。

探偵への依頼で多いのは浮気調査やストーカー、DVなどに絡んだ調査です。

これらの関係する法律に詳しくなければ、踏み込み過ぎてトラブルになるケースや、まったく調査が上手くいかないかもしれません。

法律関係の知識も持っているといいでしょう

(4)張り込みの技術

張り込みや尾行の技術も必要です。

経験も必要になりますが、張り込みや尾行が上手くなければ、調査が進まないので、成功報酬が得られない可能性も考えられます。

また、張り込みや尾行が対象者に見つかってしまうと、余計なトラブルを引き起こす原因となりかねません。

張り込みや尾行の技術も必要です。

探偵業にはフランチャイズの加盟がオススメの理由

未経験からの独立開業は、集客面などからも、非常にリスクが高い開業になってしまいます。

未経験から探偵業を独立開業するならフランチャイズに加盟して開業がオススメです

未経験ではなくてもフランチャイズに加盟しての開業にはいくつかのメリットがあります。

ここからは探偵業にはフランチャイズ加盟がオススメの理由を解説しましょう。

(1)研修で未経験でも開業可能となる

経験もほとんどなくいきなり開業しようとしても、ノウハウも技術もない状態ですので、すぐに収益化するのは難しいかもしれません。

フランチャイズに加盟しての経営だと、初心者に対して研修などを実施しますので、研修でしっかりと学んだうえでの開業が可能です。

探偵業未経験からの開業は、フランチャイズに加盟して開業した方が大きなアドバンテージとなるでしょう。

(2)探偵のノウハウを最初から得られる

探偵業にも一定のノウハウがありますが、一からの独立開業となると、ノウハウの構築から始めなければいけません。

フランチャイズに加盟して開業すると成功した本部の経営ノウハウがそのまま使用できます

未経験でも本部のノウハウが利用できますので、問題なくスタートできる可能性が非常に高くなります。

フランチャイズに加盟して開業すると、ノウハウの構築という一番時間がかかる部分が、最初から手に入りますので大きなメリットです。

(3)知名度を持って開業ができる

フランチャイズに加盟すると、本部の商号を使って開業ができますので、最初から一定の知名度を持った状態で開業ができます。

集客面で非常に有利で、調査や情報取得となると、どうしても知名度の高そうな会社を選択しやすくなるでしょう。

本部の名前で宣伝しますので、知名度により一定の集客が見込みやすいといえるでしょう

(4)担当者による定期的な面談で不安を解消

探偵事務所を開業ともなると経営者として事務所を運営しなければいけません。

さまざまな悩みや不安もあるでしょうが、独立開業だとなかなか相談相手がいないのが現状です。

フランチャイズに加盟して開業すると、本部の担当者が定期的な面談などを実施し、加盟店の悩みや不安を解消するようなアドバイスや対応を検討してくれます

非常に心強い存在ともなりますので、独立開業よりもおススメの理由です。

まとめ

探偵業について解説しました。

探偵儀なるためにはいくつかの方法がありますが、独立開業を検討している場合はフランチャイズを視野に入れておくと良いでしょう。

本部のノウハウやサポートが受けられ、集客面でも期待が持てます。

しかし、ロイヤリティなど費用面の問題もありますのでメリットやデメリットを理解した上で検討するといいでしょう。


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