エックス・ジュニアのコンセプトは「全ての個性は、あなたのために」
株式会社EdTechX/エックス・ジュニア
目次
その事業を始めたきっかけを教えてください。
私たちがエックス・ジュニアを始めたきっかけは、2つあります。
1、「英語を話せる日本人が少ない」こと。
2、「地域によって英語教育の格差が大きい」ことです。
1つめは、現在英語を話せる日本人の割合は7%という数字があります。
昔から英会話教室は地域にたくさんあって、私の友達もたくさん通っていました。
にも関わらず、日本人の10%未満しか話せないということが現実です。
日本の英会話教室は英語を「勉強」することに目が向きすぎなのではないか?英語を「正しく話そう」ということに囚われ過ぎていないか?と思うのです。
そもそも今私たちが話している日本語は「正しい日本語」ですか?そんなことないですよね。
だから「英語が話せるようになる」ことに特化した英会話教室を作ろうと思ったのです。
2つめは、「英語を話せる先生が、教室で教える」モデルが主軸になっているからだと思っています。
都心はまだしも、地方になればそもそも英語を話せる先生がない、なんてもこともありますよね。
学びたくても学べない格差って、子どもたちに不平等だと思っています。
だから「地域に関わらず高品質な英会話教室」を作ろうと思いました。
「地域に関わらず、英語が話せるようになる」の一つの答えが「エックス・ジュニア」です。
アプリを使って授業をし、教室の先生が「少しくらい間違っても、伝わればOK」と言ってあげる。
10年後には15%くらいの日本人がバイリンガルになってほしいですね!
取締役 営業本部長 加藤 好古
フランチャイズ(代理店)展開のきっかけはなんですか?
一番は「地域の子どもたちに貢献したい」という想いです。
私はもともと大手の個別指導塾で働いていて、エリアマネージャーとして13校舎をマネジメントしていました。
その経験で感じたのは「教育は地域特性が無視できない」ということです。
例えば高校受験一つとっても、ある県は「中1~中3すべての内申点を見る」という制度になっています。
つまり1年生からコツコツと頑張った子を評価します、ということです。
逆に言うと中3になってから頑張っても一発逆転が難しいということなんですよね。
またある県は「中3の内申点しか見ない」なんて制度になっている場合もあります。
これは一発逆転ができますが、一方でコツコツと頑張った子を評価しづらいですね。
でもどちらが良いとか悪いではなく、それが地域特性でもあるのです。
そのため地域のことをよく知らない東京の会社が出てきて、「教育とはこうだ!」なんて言うと地域によっては全然違うこと言っていることも、十分あり得てしまうのです。
だからこそ地域のことをよく知っていて、地域に貢献したい!と思っている人が、一番地域の子どもたちに貢献できるんじゃないかな?と思ったのです。
そういう人たちと思いっきり子どもたちのために教育をやりたい、と思ったら地域の方に主体的に仲間になってもらうことが一番いいと思って、今回フランチャイズで教室を展開していこうと決断しました。
加盟店が成功するために御社ではどんな取り組みをされてますか?
私たちのフランチャイズ事業のコンセプトでもある「全ての個性は、あなたのために」がゴールです。
何かで成功するときに一人きりで成し遂げるのって本当に難しいと思っています。
そして一人で成功したものと、たくさんの人の力を借りて成功したものって、大きさも全く違うと思うんですよね。
例えば我々も直営教室の生徒数が100人になりました!となれば成功ではありますが、日本人の多くをバイリンガルにしたい、という視点で考えると成功したとは言えないです。
加盟してくださる方も失敗したいと思っている人は皆無だと思うので、何かしらで成功したいと思っていると思います。
もちろん成功の定義はその人ごとで違っていて良いです。
ただ加盟店のオーナーになるということは、経営者になるということなので、孤立してしまうこともあります。
経営者は孤独、なんて言ったりしますしね。
エックス・ジュニアに加盟してくださる方はすでにいくつか事業をやられている企業様や、はじめて独立する個人事業主の方、もしくは本業は別にあって副業でやっている方、ご自宅で開業される主婦の方など、様々です。
私たち本部だけでなく、こういった加盟店全ての方をおつなぎするような仕組みを作っていき、誰も孤立しない、困ったらエックス・ジュニアの仲間の誰かが助けてくれる。
そして助けてもらった人は他の誰かを助ける。そんなチームになるようなフランチャイズチェーンを作る取り組みをしています。
今後のビジョンをお聞かせください。
私たちのミッションは「日本人をバイリンガルにする」ことです。
そのために「1小学校に1エックス・ジュニア」というヴィジョンを持っています。
最初にお話ししたように、私たちは英語を「勉強」ではなく「コミュニケーションのツール」と思っています。
今の時代はスマホがあれば、いつでも世界中の誰かとつながれます。
「地域の壁」や「距離の壁」は実はもう存在していないのです。残るのは「言葉の壁」だけです。
「言葉の壁」をなくせれば、子どもたちは世界とつながり、想像もできないほど大きな力が手に入ります。
これまでの日本は「個人の力」を高めることが教育だと定義されてきました。
それ自体は間違っていませんが、本当に社会に出てから必要なものは「つながる力」だと思っています。
私もたくさん「個人の力」を高めようと頑張ってきましたが、結局のところ一番助かっているのは、困った時に助けてくれる人の存在だったりするんですよね。
一人では乗り越えられないと思っていた高い壁も、誰かと一緒に登ったら驚くほど簡単に乗り越えられた、そんな経験はきっと皆さまもあると思います。
つまり「つながる力」こそが今の私の最大の力になっています。
日本中の子どもたちに「つながる力」をプレゼントしたい。
英語が話せればその対象は日本から世界に変わる。
だからこそ「1小学校に1エックス・ジュニア」の未来を作っていきたい。
ぜひ地域の皆さまのお力をお貸しください。