“コーティング”がこれからの マーケットや価値観を変える!

NEXT株式会社 代表 吉井 広樹

コーティングでモノの価値を変えていく

もしかすると、コーティングという技術が現代人の“モノ”に対する価値観をガラリと変えてしまうかもしれない。
そもそもコーティングとは、車のカーコーティングに代表されるように、物体の表面に溶剤を塗布することで、傷や汚れを防止する機能を持たせるものだ。
しかし、コーティング剤の進化によって、傷・汚れ防止だけでなく、撥水加工を持たせたり、金属アレルギーを発生しにくくさせたりといった様々な機能を持つまでになっている。

「コーティング専門店 GLATION(グラシオン)」をフランチャイズ展開しているNEXT株式会社代表の吉井広樹氏は、そもそもなぜコーティングに目をつけたのか。

「今は何でもかんでも捨ててしまう時代です。安いものを買って、それを消費したらすぐに捨てて新しいものを買うというサイクルは、売る側、買う側ともにあまりいい状態だとは思えないんです。売る側は低価格で売るために疲弊していきますし、買う側はモノに愛着を持てず大切にしなくなる。だから、うちのお店では『お気に入りが長く使える』ということをテーマにしています。大事なものを何度もコーティングしてきれいに使い続けることで、消費を減らしてクリーンな環境にしていく、というのがこれからのトレンドになっていくと思ったので、この会社を作ったんです」。

「GLATION(グラシオン)」ではコーティングをすることで、新品の状態を長期間キープさせることができるが、じつはそれだけではない。すでに傷ついてしまったり、汚れてしまったものも、傷消しのコーティングや簡易クリーニングをした上でコーティングを施すことで、まるで新品の様に蘇らせることができる。またそれだけではなく、スマホのコーティングに代表される様に壊れやすい物をキズや破損からも守ってくれる。吉井氏も「初任給で買った大切な高級時計をコーティングしてからキズを恐れず日常使い出来るようになった、と若い常連さんがリピートし始めた時に言って下さったのは印象的です。」と語る。そんな感動を一度味わったお客さんは、自分が持っているお気に入りをコーティングしようと、リピート利用されることが多いのだという。

コーティングが持つ大きな可能性とは?

意外にも、コーティングは硬い金属やプラスチック製品だけに使えるわけではなく、革製品や布製品のような柔らかい素材にも効果がある。「GLATION(グラシオン)」では、スマートフォンや時計といったもの以外に、靴や鞄、洋服といったものまで、ありとあらゆるものをコーティングしている。

「私は食事中、ネクタイにソースやケチャップ、ワインなんかをこぼしてダメにすることが多かったんです。でも、ネクタイをコーティングするようにしたら、一切シミになることもなくなったので、クリーニングに出す必要も、買い替える必要も今ではなくなりました」と吉井氏。

金属や革、布製品といった様々な製品にコーティングすることができるのに、これまではそれらを一手に引き受けられるお店は存在しなかった。
というのも、コーティングの溶剤は対象物によってガラスコーティング、フッ素コーティング、チタン、銀、撥水など、それぞれ種類が異なるため、一店舗で溶剤をすべて取り揃えるにはハードルが高く、またそれだけ在庫リスクも伴ってしまうからだ。
例えばカーコーティング専門店といっても、基本は外装コーティングのことを意味している。内装のシート等にも本当はコーティングが有効なのだが、そこまで対応するのは難しいのだ。

そこに可能性を見出した吉井氏は、「GLATION(グラシオン)」のコンセプトを『コーティングのソムリエ』とした。要するに、あらゆる製品の状態、お客さんの要望などを伺った上で、最適なコーティングを提案するというものだ。

「これまで150~200種類の様々な溶剤を仕入れて、評価をしました。これは何ヶ月で落ちてしまうとか、これはすぐに割れてしまったとか。実際に試して評価しているので、フランチャイズ店舗さんはそのデータを見ることで、お客さんの要望に自信を持った提案を瞬時にすることができます」。

この世に万能なコーティング剤は存在しないが、様々なコーティング材の用途と効果を熟知し、対象に応じて適切な溶剤を用意することで、お客さんのニーズにすべて対応ができるというわけだ。

ホテルや住宅の新たなコーティング需要

最近、「GLATION(グラシオン)」に寄せられる発注のなかで、コーティングの需要が大きくなってきたものに、ホテルや住宅のコーティングがある。
トイレやバス、シンクといった水回りは、特に汚れやすく、一度こびりついてしまうと、なかなか落とすことができない。そこで、最初にコーティングを施すことで、簡単な拭き掃除だけで汚れを落とすことができ、メンテナンスが容易になるという理由からだ。
通常、ホテルは拭き掃除の通常清掃を行うが、汚れやシミが落ちなくなってくると、定期清掃として業者を入れて、研磨機を使って汚れを削り落としていく。コーティングはそのようなコストを削減することができるということで、注目が集まっているのだ。

そんな需要の高まりによって、「GLATION(グラシオン)」はスタートから1年足らずで、フランチャイズ店舗数を150にまで広げることとなった。
フランチャイズ店舗の中には、1店舗から始めて、現在は7店舗まで増やしたお店もあるほどだ。
これからの展望とビジネスの魅力を、吉井氏は次のように語る。

「とりあえず、今年中に3000店舗まで増やしたいですね。これはそこまで不可能な数字ではないと思っています。私たちのフランチャイズは、初期費用、月額費用がそもそも安いため、低リスクで始められるといったメリットがあります。たとえば、初期費用は揃える備品などもあわせて10万円以下です。しかも机1個分のスペースがあれば始められます。コーティングの知識は最初に講習で学んでもらう必要がありますが、技術は特に必要ありません。また、求人面では本部の方で無料でサポートできるのも、人手不足の時代ですから魅力に感じてもらえるはずです。何より、お客様とのコミュニケーションをベースにした仕事で、なおかつリピート率が高いので、仕事が楽しく、やりがいを感じてもらえることが大きいのかなと思いますね」。

現在、コーティングがこれだけの可能性を持っていることについての認知度は決して高くない。
だが、コーティングが多くの人の日常に欠かせないものになっていく日は決して遠くはない。


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