フランチャイズのロボットプログラミング教室の魅力と将来性

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フランチャイズ プログラミング教室

2020年から新たに必修科目となったのがプログラミングの授業です。

プログラミングとは単純にパソコンを使ってロボットを動かすということではありません。

必修化となったのは、「プログラミング的な思考を養うため」が目的です。

パソコンなどを用いて論理的かつ順序だてた思考を養う目的で必修化されました。

必修化されたことで、プログラミングの需要は高まり、フランチャイズによるプラグラミング教室が増加しています。

特に注目されているのが、子供たちが好きな「ロボット」を用いてプログラミングを学習するロボットプログラミング教室です。

ロボットプログラミングから算数や理科など他の科目を併用して学ぶカリキュラムや身近なプログラミングが人気の教室といえます。

ロボットプログラミング教室をフランチャイズで開業した場合、どの程度の収益を得ることができるのでしょうか?

また、開業に関するコストやフランチャイズに加盟するメリット、デメリットも気になるところです。

この記事では、フランチャイズによるロボットプログラミング教室の開業について詳しく解説します。

投稿者・コラム執筆者

ロボットプログラミング業の魅力や市場性は?

ロボットプログラミング教室といっても、どんなことをするのかピンとくる人はまだ多くないかもしれません。

まずはロボットプログラミング教室の現状や市場規模といった点について見てみましょう。

(1)ロボットの制作やロボットを動かすプログラミングが学べる

ロボットだけに限らず、プログラミングは今後の社会において、知識を身に着けておくと大変役に立つものとなります。

ロボットといった子供の興味を持つものを用いてプログラミングの大切さや、プログラミング的な思考を育てるのがロボットプログラミング教室です。

パソコンを使ってロボットを動かすプログラミングを学ぶことで、子供自身が進んで学ぶ意識を高め、今後の社会に役立つプログラミングを身に着けることができます

(2)プログラミングが2020年から必修化し需要は高い

少し触れましたが2020年からプログラミング授業が必修化されました。

プログラミングを学ぶことで、論理的な思考を身に着け、今の社会では欠かせないパソコンやタブレットなどを積極的に使う機会を増やすことが目的です。

しかし、パソコンを操作するといっても何を目的に子供が興味を持って操作するかが難しい部分です。

ロボットプログラミング教室では、ロボットのプログラミングを学ぶことで子供の興味を高め、自然とプログラミングの知識を身に着けることになります。

プログラミングが必修化されたこともあり需要は高まっているといえるでしょう。

(3)市場規模は増加傾向にある

プログラミングが必修化されたことを受け、市場規模は増加傾向にあります。

2018年には90億円を少し超える程度の市場規模でしたが、2019年には114億円、2020年には140億円に迫る市場規模です。

さらに今後も順調に市場規模は高まると想定されており、2025年には300億円に近付くとも想定されています

市場規模の高まりを受け、ロボットプログラミング教室も増加傾向にあるといえるでしょう。

(4)社会にも通じる事業として社会貢献度も高い

プログラミング技術や思考を身に着けることによって今後の社会生活に適応できるだけではなく、自分たちがプログラミングによって社会を便利にできるかもしれません。

AIや産業用ロボットの進化は目覚ましいものがあり、さらにロボットプログラミングを学んだ子供たちがプログラミングで得たスキルを活用できる場も増えるでしょう。

ロボットプログラミング教室は社会にも通じる事業として社会貢献度も非常に高い事業といえます。

フランチャイズによるロボットプログラミング教室の収益は?

実際にロボットプログラミング教室を開業するにあたり、最も気になる点はどの程度の収益を上げることができるのかといった点ではないでしょうか?

ここからはフランチャイズによるロボットプログラミング教室の収益面について解説します。

(1)集客やイベントの開催などが収益のポイントとなる

収益のポイントとして最も大切なのは生徒数です。

生徒数を増やすことにより、収益を上げなければいけません。

そのためには広告や各種イベントへの参加といった対策も必要となります。

100名前後の生徒を増やすと、平均年商は1,500万円程度になります。

さらに夏季補講や冬季補講などシーズンだけの生徒による収益増も想定されますので、イベントの実施と生徒数の確保が収益に大きく影響するといえるでしょう。

(2)収益のモデルケース

ロボットプログラミング教室は、必修化されたこともあり多くのフランチャイズ本部が加盟店を募集しており、今後も教室が増加するでしょう。

実際にフランチャイズに加盟して開業した場合の収益モデルケースを、募集内容を基にまとめました。

年間授業料売上(12,000円×100人×12ヶ月) 1,400万円
イベント収益(補講など) 100万円
人件費(正規雇用1名、アルバイト1名) 450万円
広告費 100万円
他経費 350万円
900万円

生徒100人で平均単価を12,000円で設定しています。

経費の中には家賃や光熱費などが含まれています。

収益確保のポイントはやはり生徒数です。

今回は広告費として100万円を計上していますが、集客に力を入れたい場合はさらなる広告費が必要になるかもしれません。

初期費用・ロイヤリティなどの費用

収益面の次に気になる点といえば、開業にかかるコストやフランチャイズ特有の加盟店料やロイヤリティの額です。

ここからはロボットプログラミング教室の開業におけるコスト面などについて解説します。

(1)開業における初期費用はどのくらいかかる

開業において、どの程度の資金が必要となるのでしょうか?

これもフランチャイズ加盟店を募集している本部のモデルケースを参考に表にまとめました。

加盟店料 150万円
研修費用 20万円
教材 80万円
物件取得費 100万円
内装や外装費 200万円
設備費 150万円
広告費 70万円
770万円

加盟店料についてはのちほど解説しますが、770万円ほどの初期費用が必要です。

ただし、物件取得費はエリアや広さなどによって異なりますので、物件取得費によって初期費用は大きく異なります。

700万円〜800万円を初期費用として考えておけばいいでしょう

(2)加盟店料やロイヤリティは?

フランチャイズに加盟することで加盟店料やロイヤリティが必要となります。

加盟店料とはフランチャイズに加盟する際に支払う入会金と考えておきましょう。

加盟店料は本部によって異なりますが、100万円〜200万円程度が必要です。

ロイヤリティとは、本部のシステムや屋号などを使って経営する使用料となります。

ロボットプログラミング教室の加盟店募集要項を見てみると、月謝の10%程度となっており、これも本部によって異なります

加盟店料やロイヤリティの額によっていくつかのフランチャイズ本部を比較検討するのもいいでしょう。

フランチャイズによる加盟店へのサポートは何を行う?

フランチャイズは加盟店料やロイヤリティなど自主開業では発生しないコストを支払う必要があります。

しかし、フランチャイズに加盟することによりさまざまなサポートを受けることができますので、コストとサポート内容をしっかりと理解しておくことが重要です。

ここからはフランチャイズ本部が行う加盟店へのサポートについて詳しく解説します。

(1)研修により未経験でも開業可能となる

フランチャイズに加盟することで研修などをしっかりと行い本部の経営方針やノウハウを教え込まれますので、未経験からでも開業が可能です。

フランチャイズ本部の看板を使って起業しますので、加盟店がいい加減な経営を行ってしまうと、看板自体に傷がついてしまうことになります。

そのため研修によって徹底的に研修を行い授業スキルや経営を学んだ後に開業することが可能です。

(2)マニュアル完備でe-ラーニングによる授業の準備

コロナにおける教室経営において急速に広がったのがe-ラーニング。

ネット上で授業が学べるシステムで、わざわざ人を集めずに授業することが可能です。

e-ラーニングが普及すると教室内での授業を少なくできますので経費の節減につながります

ロボットプログラミング教室もe-ラーニングを積極的に取り入れており、本部からのマニュアルによって経験がなくても取り組みやすくなっています。

(3)フォローアップセミナーなどの開催

ロボットプログラミング教室を開業した後、経営者となったあなたには、経営上の悩みが増えてくることが想定されます。

トラブルやアクシデントが発生した時に経験が少ないと、どう対処していいかがわからないかもしれません。

フランチャイズ本部ではフォローアップセミナーなどを行い、加盟店の悩みに対処する機会を設けています。

経営者ともなれば誰にも相談相手がいないということをよく耳にしますが、本部がしっかりと経営上の悩みを聞き取り、解決に向けて加盟店のフォローを行います。

(4)HPの情報掲載やメディアの活用による宣伝広告

収益を増やすためには、集客がポイントだと前述しました。

集客には宣伝広告が大切です。

本部はHPの情報掲載やメディアを有効活用して加盟店の集客を促します。

メディア露出など積極的に行い、加盟店の集客に繋げるフォローも欠かしません。

フランチャイズでロボットプログラミング教室を開業するメリット

フランチャイズに加盟しての開業にはさまざまなサポートを受けられることでできるメリットがあります。

ここからは、フランチャイズに加盟して開業するメリットについて解説しましょう。

(1)集客のサポートが万全

集客のサポートを本部が行う点が大きなメリットです。

前述しましたようにHPの活用やメディア露出により集客面をしっかりとサポートします。

自主開業では多額の資金を要する宣伝広告も本部がまとめて行いますので大きなメリットといえるでしょう。

(2)成功ノウハウを受け継いで経営ができる

フランチャイズとは、本部が自分たちの成功したノウハウをパッケージ化して加盟店を募集します。

成功ノウハウや屋号を利用できますので、加盟店は開業当初から一定の知名度などを持った状態で経営することが可能です。

本部のシステムなども利用できますので、開業当初からある程度のシステムが定まった経営ができます。

(3)心配事も担当者に相談できる

経営者は、経営後もさまざまな問題に直面します。

自主開業となると、同じ業界に知り合いがいない場合は相談相手もおらず、どうしていいかわからないというケースもあるでしょう。

フランチャイズでは本部の担当者が加盟店と密に関係性を築き、フォローアップセミナーなども定期的に開催することで加盟店の悩みを解決するため一緒に取り組みます。

相談相手が常にいるという点も経営者にとっては大きなメリットです。

フランチャイズでロボットプログラミング教室を開業する問題点・失敗を避けるコツ

フランチャイズ加盟はメリットばかりではありません。

デメリットもありますのでここからはデメリットについて詳しく解説していきましょう。

(1)自由に経営ができるわけではない

フランチャイズ経営は本部のシステムや屋号が使用できますので、一定の知名度を持った中で開業することが可能です。

ただし、本部の意向に沿った運営が求められますので、独自の経営ができにくいのがデメリットといえます。

自分がためになると思った教材の利用や、授業料金の改定などは必ず本部の同意が必要となり、基本的に認められることは少ないでしょう

(2)廃業するときに違約金がかかる可能性がある

フランチャイズの契約期間にもよりますが、なかなか黒字にならない場合や赤字が続いた場合、廃業しようとなると契約期間内であれば違約金が発生する場合があります。

フランチャイズ契約の内容によっては莫大な違約金を請求されることもあり、廃業したくてもできないということもあり得るでしょう。

(3)本部の不祥事に影響されやすい

フランチャイズは本部の知名度や屋号を使って経営しますので、本部やほかの加盟店が不祥事を起こしてしまうと、自分の教室にも悪影響を及ぼします。

本部と加盟店は会社が別といっても一般の人にはわかりません。

本部の不祥事などにより一時的な生徒減などが起こることもあるでしょう。

これもフランチャイズ加盟におけるデメリットとして挙げられます。

まとめ

今後大幅な市場規模の増加が想定されるロボットプログラミングを含めたプログラミング市場ですが、2020年のプログラミング授業の必修化が追い風となっています。

フランチャイズ本部も多く、加盟店を多く募集していることからも今後教室が増えていくことが想定され、注目の業種です。

未経験の人や、最初から一定の知名度を持った状態でスタートしたい場合などはフランチャイズ加盟がおすすめです。


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