不況に強いフランチャイズの業種とは?理由や特徴を解説

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不況に強いフランチャイズ

フランチャイズに加盟しての起業において、コロナ禍での起業はリスクが大きいと少し及び腰になっている人もいるのではないでしょうか?

しかし不況に強いフランチャイズ業種も数多くありますので、不況に強い業種で起業することでコロナ禍や経済が弱い時期でも独立は可能です。

では、どのような業種で起業すると不況の影響を受けにくいのでしょうか?

この記事では、不況に強い業種の紹介と不況に強い理由などについて詳しく解説します。

投稿者・コラム執筆者

不況に強いフランチャイズ業種その1 ネットショップビジネス

インターネットを利用したショッピングがすでに当たり前になった昨今、ネットショップビジネスが非常に盛況です

不況に強い業種としてネットショップビジネスの特徴や不況に強い理由などについて解説します。

(1)ネットショップビジネスの概要や特徴

ネットショップビジネスとは、インターネット上にお店を開き、商品を販売するビジネススタイルです。

消費者はわざわざ店舗に出向くことなく商品が購入でき、注文すると自宅に配送されるのを待つだけで商品が手元に届きます。

コロナ禍では人が密集する場所へ訪れることに感染リスクを感じてしまう昨今の状況において、ネットショップビジネスは大きく業績を伸ばしました

地域限定の商品などはその地域に行かなければ購入できなかったものがインターネットで購入ができるようになり、利便性も大幅に向上しています。

今ではほとんどネットショップで購入しているという人も多く、将来性にも期待が持てる業種といえるでしょう。

(2)ネットショップビジネスが不況に強いといわれる理由

ネットショップビジネスが不況に強い理由として、インターネット上のお店なのでわざわざ店舗を構える必要性がなくコストが抑えられる点が挙げられます。

初期投資が安いので損益分岐点が高くはありません。

そのため、収益体質が強いので不況でも大きな問題はないケースが多いといえます。

またインターネットビジネスのリスクとして挙げられるのが、商品を注文しても商品が届かないリスクがある点です。

しかし一度購入して問題がなければ、商品が届かないといった不安感が薄れます。

さらに購入履歴などからあなたのネットショップが継続的に履歴に表示されますのでリピーターが付きやすい点も不況に強い理由として挙げられるでしょう

前述したようにネットショップならコロナ禍のような感染リスクも負うことはありません。

このような特徴が、ネットショップビジネスが不況に強い理由といえます。

(3)ネットショップビジネスの収益

ネットショップビジネスの収益は、取り扱う商品数などによって異なります。

しかし、一般での販売と大きく異なるのは、運営に関するコストが大幅に抑えられるという点です。

店舗を構える必要がなく、卸問屋から直接発注してもらえるのであれば、商品を保管する必要もありません。

運営に関するコストを大幅に抑えられるので利益が出やすい体質といえます。

逆にコストを抑えられるので販売価格を安く設定することも可能です。

直接、お店に訪問して購入するよりもインターネットで購入した方が安いケースも見受けられます。

非常に収益性の高いビジネスになるといえるでしょう

(4)ネットショップ業の魅力とは?

運営者側から見たネットショップ業の魅力として、完全在宅でできる点が挙げられます。

空き時間に取り組むことができ、会社員が副業感覚で起業することも可能です。

また、前述したようにインターネット上で店舗を構えますので初期費用を大幅に抑えられます。

特にフランチャイズに加盟しての起業だと、本部が発送作業などは請け負いますのでさらにリスクが軽減されます。

起業の垣根が低く、もしうまくいかなくても初期投資が大幅に抑えられていますので大きな痛手を負うこともありません。

複数の商品で商品ごとのネットショップを立ち上げることも可能ですので、自由度が高い点もネットショップビジネスの魅力といえるでしょう

不況に強いフランチャイズ業種その2 - コインランドリー

次に不況に強いフランチャイズ業種として挙げられるのがコインランドリーです。

コインランドリーの特徴や不況に強い理由について解説します。

(1)コインランドリーの概要や特徴

コインランドリーは基本的に無人店舗にランドリーを設置し、収益を上げるシステムです。

土地の取得やランドリーの設置など初期投資が少しかかりますが、一旦店舗を開設できると人件費などの運営費を抑えることができます

24時間営業で、都合の良い時間帯にコインランドリーを使用できますので、夜間に洗濯が必要な世帯なども利用可能です。

一人暮らし世帯だけではなく家族世帯でも利用者が多いのが特徴といえます。

(2)コインランドリーが不況に強いといわれる理由

不況になってもコインランドリーは堅調な動きを見せるといわれています。

理由として挙げられるのは、クリーニングに出すよりも割安という点と、奥様がパートに出たときに時短としてコインランドリーの利用が増える点です。

不況になると節約志向に目を向ける家庭が多くなり、今まではクリーニングに出している層がコインランドリーを利用するようになります。

また共働き世帯の増加により、短時間で乾燥まで終えるコインランドリーは家事の効率化に役立ちます。

このような理由が不況に強いといわれる所以です。

(3)コインランドリーの収益

実際にフランチャイズに加盟してコインランドリーを開業した場合の収益性について見てみましょう。

コインランドリー経営の初期投資がクリアできると、前述したように人件費がかかりませんので高収益が見込めます

土地の取得が必要ですが、都心部である必要はありません。

自分で所有する土地があれば取得費もかかりませんので土地賃貸の場合、賃貸料もかからないでしょう。

運営費は、水道代、電気代、ガス代程度となりますので、高収益も可能なビジネスです。

(4)コインランドリーの魅力

コインランドリーの魅力は現金収入である点が挙げられます。

サービスを受けるために最初にお金を支払いますので現金が未回収になるリスクが非常に少ないといえるでしょう。

また、無人経営のため副業として経営することも可能で、24時間カメラで確認することもできます

フランチャイズに加盟すると、洗剤の補充や警備なども本部がサポートしますので、自らが動くことがない経営が可能です。

不況に強いフランチャイズ業種その3 - ハウスクリーニング

ハウスクリーニング業も不況に強いビジネスとして知られています。

3番目に上げる業種としてハウスクリーニング業について解説しましょう。

(1)ハウスクリーニングの概要や特徴

ハウスクリーニング業とは、清掃を専門とする業者に自分の部屋を掃除してもらうサービスを指します。

仕事が忙しく、家事が廻らない場合や、自宅が非常に広く掃除に手間がかかる場合などに利用されることが多いサービスです。

また、なかなか落ちない床の汚れや、レンジフードなどめったにしなくて油汚れがひどくなっている場合なども単発的に依頼するケースがあります。

よく似た業種で家事代行サービスが挙げられますが、ハウスクリーニングは清掃に特化したサービスです。

徹底的に清掃をしてほしい場合などに利用されることが多いといえるでしょう。

(2)ハウスクリーニングが不況に強いといわれる理由

なぜハウスクリーニングは不況に強いといわれているのでしょうか?

不況になってしまうと、どうしても多くなってしまうのが共働きです。

不況の影響により今まで専業主婦だった奥様がパートなどに出て、収入を稼がないといけません。

そうなると家事に時間が割けなくなってしまい、自宅の掃除を定期的に依頼するようになります。

自宅の掃除需要は、基本的になくなることはありません

不況で共働きになっても掃除は行わなければいけませんので、ハウスクリーニングの需要が高まる要因となります。

(3)ハウスクリーニングの収益

ハウスクリーニングのフランチャイズ本部は非常に多く、なかには有名な大手の企業などもあります。

大手のフランチャイズに加盟することにより一定の集客が見込める上にノウハウを利用した経営が可能です。

またハウスクリーニング業は、店舗を構える必要がありません

資格も必要ないので、比較的開業しやすい業種だといえるでしょう。

店舗を構える必要がない点と、そこまで大がかりな清掃道具が必要ではありませんので運営費もそうかかるわけではありません。

そのため、利益率が非常に高くフランチャイズによっては利益率70%といった高利益率で運営することも可能です。

経験がない状態から開業したとしても年収1,000万円も可能なビジネスといえます

(4)ハウスクリーニングの魅力

ハウスクリーニング業の大きな魅力として挙げられるのが成長性です。

先ほど、不況によりやむを得ず共働きになった場合にハウスクリーニングを依頼するので不況にも強いことを述べました。

今後女性の社会進出は政策でも積極的に取り組んでおり、今後も増加していくでしょう。

さらに、高齢者の増加もハウスクリーニング業にとっては需要が高まる要因となります。

ハウスクリーニングの需要は今後も高まる可能性が非常に高いので、将来性が有望な業種という点が大きな魅力です。

不況に強いフランチャイズ業種その4 - 障がい者就労支援業

最後に取り上げる業種が障がい者就労支援業です。

障がい者就労支援業の特徴や不況に強い理由などについて解説します。

(1)障がい者就労支援業の概要や特徴

障がい者を対象とした就労や就労継続のサポートを行うのが障がい者向け就労支援業です。

ワードやエクセルといったパソコン操作やスキル、自己管理法をレクチャーすることで就労を支援します。

就職後のカウンセリングなども行い、継続して就労できるサポートまで行うのが特徴です。

障がい者でも自分らしく自立して生活できるようにサポートするビジネスといえるでしょう。

(2)障がい者就労支援業が不況に強いといわれる理由

なぜ障がい者就労支援業は不況においても強いといわれるのでしょうか?

最も大きな理由として挙げられるのは、国家戦略として障がい者向けの就労を支援している点です。

障がい者の数は年々増加しており、2016年には400万人を超えています。

生産人口だけでも300万人を超えていますが、就労している数は25%しかありません。

今後、人口減少により労働人口が減少していく中、障がい者の社会進出が日本の経済成長にとって大きなカギとなっています

不況を食い止めるためにも障がい者就労に力を入れていくことを、国自体が重要視している点が大きなポイントといえるでしょう。

(3)障がい者就労支援業の収益

障がい者就労支援業の収益は、基本的に国からの保険収入が大部分となります。

障がい者支援業において、住む場所の確保や食費のお世話をすることによりさらなる保険収入も加算されます。

国からの保険収入ということもあるので、集客さえ上手くできると安定収入に繋げられるでしょう

10人程度の利用者でも年間売り上げが1,000万円以上も期待できる事業です。

(4)障がい者就労支援業の魅力

障がい者就労市場の魅力として挙げられるのは、障がい者へのサポートにより社会に役立つと実感を持てる点です。

働きたくても働けない人をサポートし、無事に職業に就けるとなると達成感は非常に大きいものになります。

障がい者全体の希望を繋げる役割も果たすため、社会的貢献度を実感できる点が大きな魅力です。

まとめ

フランチャイズに加盟しての開業は、知名度やオペレーションが利用できるため開業当初から一定の集客や売り上げが見込めます。

さらに不況にも強い業種にフランチャイズ加盟すれば、長期的に安定した経営にも期待が持てるといえるでしょう。

今回の記事では不況に強い業種として4つを取り上げました。

どの業種もフランチャイズに加盟することで未経験でも起業可能です。

フランチャイズによる起業を検討している場合は、おすすめの業種といえます。


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