フランチャイズの墓石クリーニング業の開業手順・経験者の声も紹介

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フランチャイズ 墓石クリーニング

今墓石クリーニング業の需要が、高まってきています。

墓石には、なかなか自力では落とせない汚れが付きやすい要因もあります。

そして墓の近くに住む親は体が弱ってきていて、遠方に住む家族もなかなか墓掃除には行きだせない事情もあります。

この墓石クリーニング業の需要がある中で、墓石クリーニング職人を目指したり、会社の新事業として導入を目指したりする会社も増加傾向にあります

一方で墓石クリーニング業は、簡単にはきれいに洗浄できにくい時もあるなど、業務進行が容易でない業種です。

ですがフランチャイズ加盟独立すると、専用洗浄液が準備されているなど、業務を進めやすい方法もあります。

今回はフランチャイズと墓石クリーニング業について、墓石クリーニングの作業内容と、開業に必要な初期費用などに触れながら解説します。

フランチャイズの墓石クリーニング業の報酬目安

フランチャイズの墓石クリーニング業では、次のような報酬目安となっています。

墓石クリーニングそのものに対しては1回あたり2万円が目安で、安いところでは13,000円程度の時もあります

そして本部の方針により高いケースでは、3~6万円のところもあります。

またコーティング加工や彫刻面に対する施工もできると、別で4万円程度の時もあります。

さらに外柵クリーニングを1平方メートル当たり5,000円程度で承ったり、外柵の補修と周辺の樹木伐採を、4万円からのセット価格で受託したりするところもあります。

高収入を目指すためには、以下のような点を心がけるとよいでしょう。

  • 自分がこなせる技量で始められる、本部を選択する
  • クリーニング技術を磨き、業務幅を広げられるように訓練をする
  • 仕上りイメージについて写真などを用いて、顧客と誤認識が生じないようにする
  • 料金について顧客と誤認識が生じないように、丁寧な説明と連絡を徹底する
  • 墓地管理者や関係者に、事前あいさつや連絡をする
  • 本部とも相談しながら、営業戦略をより詳細に考える
  • 洗浄剤や薬剤について、勉強を重ねる
  • ハウスクリーニング業者への、差異点も考える など

初期費用とランニングコスト項目

(1)初期費用

加盟費としての初期費用は標準的に、40万円程度要する傾向にあります

そして高いケースでは、100万円程度かかるところもあります。

また安いケースでは、20~30万円程度に収まる時もあります。

なお車をもっていなかったり、携帯電話をもっていなかったりすると、車や電話の調達費用なども生じます。

各種技術講習のみを、10万円程でするところもあります。

【初期費用内訳】

  • 契約金
  • 研修費
  • 初期道具費
  • チラシなど、初期営業用商材費 など

(2)ランニングコスト項目

  • 洗浄剤と薬剤購入費
  • ブラシなど消耗道具調達費
  • 通信費
  • ガソリン代 など

ロイヤリティはないところもあります

そして月々会費を設定しているところもあり、額はコースによって5,000円~10万円となっています。

墓石クリーニングの作業内容

墓石クリーニングでは、次のような作業内容や手順となっています。

(1)作業事前確認

お墓の汚れ具合や周囲の状況などを顧客の話などから確認し、必要な機材などを準備します。

(2)高圧洗浄機で清掃

まず高圧洗浄機で、大きな汚れを落とします。

(3)洗浄剤を用いた手洗い

墓石専用洗浄剤を用いての、手洗い洗浄作業に入ります。

石の種類や、どのような汚れなのかの分析も必要です。

(4)細部の洗浄

水分がたまりやすかったり、掃除できにくかったりする墓石の継ぎ目を掃除します。

このような部分には、ほこりや花粉などがたまりやすいです。

花立や水鉢周辺も、要チェックポイントです。

(5)彫刻文字部分洗浄

彫刻文字部分の、クリーニングです。

彫刻文字部分はやはり人の目につきやすく、墓の顔ともいえる部分なのできれいにしたいものです。

汚れを浮かせ、ブラシなどで繰り返し除去します。

(6)外柵クリーニング

外柵は遺骨が納められている大切なお墓を、守る意味合いがあるともいわれています。

よって、外柵をきれいに保つことも大切です。

(7)オプション作業

顧客からの要望によりコーティングや地震対策措置などの必要があれば、この作業もします。

(8)完了作業

機材やゴミなどを片付け、完了します。

顧客とは作業完了を、その場や事後確認で対応します。

顧客や加盟講習受講者の声

顧客や加盟講習受講者からは、次のような声があります。

(1)顧客

①40代女性A

お墓参りに行くたびに、家庭用洗剤でゴシゴシ洗っていました。

それでも、なかなか自力での洗浄では落ちませんでした。

いっそう墓石そのものを、一部交換しようかなとも考えていました。

一方で、墓石交換の費用は安くはありません。

このような状況にて、友人の紹介で墓石クリーニングのことを知りました。

実際に依頼しましたところ、感動する位きれいになりました。

感謝しています。

②50代男性K

先祖代々の墓で、作ってから数十年経っていました。

慢性的な汚れが多くあり、自力での掃除では思ったように落ちませんでした。

お墓を作った業者に相談しましたが、著しくきれいにはできにくいということで断念しました。

ですが別口の紹介で、墓石クリーニングのことを知りました。

自力で落とせなかった汚れが不思議なほど、きれいになっていました。

助かりましたし、またお願いすると思います。

(2)加盟講習受講者の声

①60代男性M

60歳にはなったものの、年金はなかなか思ったような感じではもらえそうにありません。

雇われのバイトを探したものの、体力的にも給料的にも好都合なところもなかなかありません。

講習内容はわかりやすく、気になっていた洗浄技術面もそう難はなく身につけられました。

営業方法も、大変勉強になりました。

営業連絡の仕方において、話し方や順番は大切です。

肝心の仕事そのものも、少しずつ取れてきています。

体力が続く範囲で、量とペースを増やしていきたいと考えています。

②40代女性N

墓石クリーニングというと大きな腕力を要し、女性で務まるのかなと懸念をしていました。

実際に講習を受けてみるとさほど大きな力はいらず、洗浄テクニックも学びやすかったです。

開業すると、お墓の汚れについては慢性的に悩んでいる人が多くいて、仕事そのものは取れやすかったです。

墓石掃除を満足にしたくても、なかなかうまいことできる人は多くありません。

一方で墓石クリーニング業はコンビニのように、まだ大きくは普及していません。

よって自分自身でもガンガン営業をかけながら、仕事に精進していきます。

フランチャイズによる墓石クリーニング業の開業手順

(1)問合せ

まず本部へメールや電話などで、コンタクトを取ります。そして資料で大まかな考え方を理解したり、質問内容を考えたりします。

(2)説明会と話し合い

説明会出席にて、業務の詳しい話を聞きます。そして話し合いでは、質問内容についても話し合います。

(3)契約と入金

開業と業務開始できそうなケースでは、契約締結となります。そしてこの段階で、初期費用全額か一部入金の時もあります。

(4)研修

業務前の研修となります。洗浄技術はもちろん、営業方法も身につけておくことが大切です。

(5)道具調達

クリーニング用機器や、洗剤などを調達します。本部用意で調達するところもあれば、自身での用意が可能なところもあります。

(6)開業

(1)~(5)の段階を経て、開業と墓石クリーニング業務開始となります。

フランチャイズで墓石クリーニング業を開業するメリット

フランチャイズの墓石クリーニング業開業には、次のようなメリットがあります。

(1)年間プランによる安定収入

月々3,000円程度の年間プランにて、除草などの作業を承るところもあります。

月々3,000円程度は、顧客からみてもリーズナブルな価格です。

このように、安定収入につながりやすいシステムのところもあります。

(2)現地経営サポート

実際の営業対象先は、墓地管理組織や寺院などもあります。

一方で墓地管理組織や寺院への、営業にかかる事情はさまざまです。

ですがフランチャイズでは、本部担当者が実際に墓地や管理先へ一緒に赴き、営業戦略を考えるところもあります。

よって業務開始前の研修があるとはいえ、営業に不安を抱えるケースでは貴重なサポートです。

(3)顧客紹介

各々都道府県で加盟店1社に対し、独占で顧客紹介をするところもあります。

ビジネス一般に、最初の顧客獲得は非常に難しいです。

よって、顧客紹介は大きな助けになります。

(4)メディアでの取材事例あり

有名芸能人が司会を務めるテレビ番組など、テレビや新聞で取材を受けたところもあります。

よって営業をかける際の、アピール材料にもなります。

(5)既存顧客を活かせる

例えば会社経営などで、既存顧客をもっているとします。

墓石クリーニングとは、石洗浄の技術を身につけることになります。

よって門柱洗浄や外壁洗浄などにも応用できて、既存顧客へ別業務の営業をかけるチャンスともいえます。

(6)副業も可能

正式なフランチャイズビジネスとはいえ、コンビニエンスストア業のように常駐の必要はありません。

つまり加盟者の状況によって、サイドビジネスやアルバイトでの取り組みが可能なところもあります。

よって受注量を調整できて、仕事に取り組みやすいです。

(7)営業道具が準備済

営業に行く際には、施工前後の写真や作業説明動画もあるとわかりやすく説明できやすいです。

一方で、きれいでわかりやすい写真や動画作成には手間や時間もかかります。

ですがフランチャイズでは、写真や作業説明DVDを準備してあるところもあります。

(8)骨つぼ物販対応

先祖のお骨を大切に保管したい人には、骨つぼの中に水分がたまることを避けたい人もいます。

このようなケースでは、骨つぼ交換に対応しているところもあります。

そして顧客の希望次第では、お骨の移し替えをするところもあります。

物販による利益確保もあれば、さらに好都合です。

次の内容は、墓石クリーニング一般についてもいえます。

(9)高利益率になりやすい

作業の都度かかる経費としては、移動のガソリン代や洗剤費と電話代程度です。

つまり、製造業のように原価がそう高くはありません。

よって高利益率になりやすく、内部留保も確保できやすいです。

フランチャイズで墓石クリーニング業を開業するデメリット

フランチャイズの墓石クリーニング業には、次のようなデメリットもあります

(1)自分の高品質価格を認められない

本部によっては、地域最安値を掲げているところもあります。

一方で加盟者としては、特定の作業内容については人並み以上に高品質に、仕上げられる自信があるとします。

そして自信のある特定の作業内容については、料金を幾分か高めに設定したいとします。

ですが本部よりこの旨を承認されないと、デメリットとなります。

(2)自社と本部のサービス内容が重なる

本部には墓石クリーニング以外にも、お墓修理などのサービスを打ち出しているところもあります。

一方で加盟希望者が自営業で、墓石クリーニング以外のサービス内容で、加盟希望先と同じような内容があるとします。

このようなケースでは同じような内容の作業について、自社名での営業をしにくくなる可能性もあります。

墓石クリーニング業の難点と失敗を避けるコツ

墓石クリーニング業には、次のような難点もあります。

(1)ハウスクリーニング業者も競合

今はハウスクリーニング業者も、墓石クリーニングに参入するところもあります。

ハウスクリーニング業者は、墓石クリーニング業者よりもネットワークが既に構築できている傾向もあります。

つまり、情報共有スピードが速い可能性もあります。

よって品質やサービス面などで、ハウスクリーニング業者に対する差異を考える必要もあります。

(2)墓地管理者との連絡

墓石クリーニングは、集団墓地の中での作業も多いです。

よって顧客との連絡はもちろん、作業前に墓地管理者へも一言連絡や事前挨拶をしておくことが、トラブル回避の方法の1つもいえます。

そしてむしろ、新規業務受注につながる可能性もあります。

(3)できない作業は承らない

特に業務開始時は、仕事が欲しいものです。

仮に墓石クリーニングというよりは、ちょっとした墓石修理のような作業を含む依頼があったとします。

このようなケースにても「何とかなるだろう」と考え、受注することは注意が必要です。

結局できなかったにもかかわらず、「なぜできるような感じで受諾なさったのですか?」とクレームやトラブルになる懸念もあります。

(4)事前の明確な作業内容説明

「きれいになった」の具合は、人の感覚でそれぞれです。

よって作業前に完成イメージについて、顧客と認識を共有しておくことも大切です。

本部も、施工前後の参考写真を準備するでしょう。

そして加盟者自身も、例えば事前に実際のお墓の写真を撮ってパソコンで画像加工をし、より顧客のイメージに沿った資料の準備などもおすすめといえます。

(5)価格調整の口実準備

業務開始時には、まだ高度なテクニックに自信がなかったり実績不足であったりすることにより、価格を若干低めに設定したくなる傾向もあります。

一方で価格を想定した通常価格に戻す時の、理にかなった口実の準備も大切です。

例えば若干安くする時には「期間限定キャンペーン中により安くなっています」などと、最初に伝えておくと、想定した通常価格に戻しやすいです。

(6)洗浄剤や薬剤の確認

使用薬剤の想定外の影響により、顧客の墓石が変色してしまうトラブルは避けたいものです。

研修時に、使用薬剤の注意事項も教わるでしょう

一方で初パターンの石材や慣れない作業内容の時には、二度手間や変色トラブルが起きないように、本部にも洗浄剤や薬剤について確認しておきたいものです。

(7)セットプランの設定

各々の細かい作業別に料金設定し、「この作業とこの作業とこの作業」のようなやり取りになると、作業内容と料金について顧客と誤認識が生じる傾向もあります。

このような誤認識を防ぐためには、複数のおすすめプランを設定し、一連の作業内容と料金を記したチラシの準備も1つの方法といえます。

(8)スケジュール管理

慣れない時には、汚れ落としに想定以上に時間を要することもあります

このようなケースでは作業時間が遅くなることにより、顧客を待たせてしまったり、後の顧客に遅れてしまったりする事態は避けたいです。

よって後続の顧客は時間にゆとりをもって組んだり、前の顧客には「洗浄に想定以上に時間を要して、終了予定時刻より15~20分程度遅くなる可能性もあります」などと、伝えておいたりする気遣いも必要です。

まとめ

ここまで、フランチャイズと墓石クリーニング業について考察してきました。

押さえておきたい点は、報酬目安や、フランチャイズで開業するメリットです。

そして墓石クリーニング業の難点と失敗を避けるコツや、初期費用もポイントといえます。

墓石クリーニング業は需要が増加傾向にあるものの、まだ職人が多くはありません

クリーニング技術を上げ、丁寧な対応方法を身につけ、芸術のような墓石クリーニングで顧客を感動させてください。


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