【スマホ1台で完結】ネットショップやECサイトのフランチャイズ開業方法
ネットショップやECサイトはスマホ1台で開業することが可能です。
スマホ1台で受注から発送まで完結できるので場所を選ばずに仕事ができ、スキマ時間を利用した副業にも向いています。
しかも、フランチャイズで開業すれば、開業から事業の運営まで本部のサポートを受けることができます。
この記事では、スマホ1台で完結するネットショップ業の収益性や開業方法などを詳しく解説します。
目次
ネットショップはスマホ1台で本当に開業できるのか?
ネットショップ業が本当にスマホ1台で完結できる業種なのか疑問に思っている方もいるでしょう。
注目を集めている理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
ネットショップ事業がスマホ1台で完結するといわれている理由を解説します。
(1)インターネット上で運営を完結できる
ネットショップは、インターネット上で仕事を完結できることが多いです。
注文はインターネットで受け付け、商品も本部から発送しますので実店舗を構える必要がありません。
HPからの問い合わせもインターネット上のやり取りで完結できます。
実店舗を構えてに常駐する必要がなく、作業の多くをインターネット上で完結するため、スマホ1台で開業から運営まで可能といえます。
(2)作業の場所や時間を選ばない
やり取とりがすべてインターネット上で完結するためしますので、作業する時間や場所を選びません。
そのため、スキマ時間を利用した副業として開業することも可能です。
会社員ならば通勤や休憩時間、休日を利用して作業できますし、子育て中の主婦でも子育ての合間を利用して運営することができます。
作業する場所や時間を選ばないからこそ、スマホ1台で完結させられる事業といえます。
ネットショップ業の平均収益
実際にネットショップを開業した場合、どの程度の収益が見込めるのでしょうか。?
運営をスマホ1台で完結するとなると、大きな収益を得るのは難しいのではないかと不安にと感じる人も多いかもしれません。
ここからは、ネットショップ経営した場合の収益について解説しましょう。
(1)在庫が不要で利益率が高い
ネットショップの特徴は、利益率が高いことです。
実店舗を構えるも必要がないので、維持にかかる費用が少なく、その分を商品の利益率に反映できます。
また、在庫の保管と管理を本部に任せることができるため、在庫を抱える必要もありません。
店舗を構えて、商品管理をしなければいけない場合とその分支出が増加するため、利益率は低くなってしまいます。
ネットショップは効率的な運営ができますので、利益率を高く設定することが可能です。
(2)複数の商材に合わせたネットショップが開業できる
複数のネットショップを運営することも可能です。
スマホひとつで商品ごとにページを作成し、複数のネットショップ経営ができます。
フランチャイズ本部が持つ専用の仕入れサイトを利用することができるので、複数の商品を取り扱い、運営することが可能です。
ある商材の売れ行きが不調だった場合、他の商材への切り替えも楽にできます。
自分のできる範囲で複数のネットショップ経営ができる点も、ネットショップの収益に大きく影響するといえるでしょう。
(3)粗利で1,000万円越えも可能
上手くネットショップ運営ができれば大きな利益を得ることも可能です。
前述しましたが、ネットショップで販売する商品は店舗で販売する商品よりも利益率が高い点が特徴です。
コストも実店舗経営よりもかからないため、黒字に繋がりやすくなります。
粗利で1,000万円越えも決して難しくはありません。
(4)リピーターが付きやすい
近年はネットでの購入はいわば当たり前となっており、ネットショップでしか買い物しないという人も多いのが現状です。
背景には、買い物に使う時間の削減や、価格の安さに魅力を感じる人が多いことなどが挙げられます。
ネットショップで購入し、満足できる商品だったとするとリピーターになりやすい点もネットショップの特徴です。
もちろん何の努力もしないでリピーターがつくわけではありません。
購入するとポイントが付くようなサービスや、特定の日に購入するとポイント付与率が上がるなどのサービスを提供するなど、リピーターを増やす工夫が必要となってくれるでしょう。
ネットショップを開業する場合にかかるコスト
ネットショップ経営の収益部分について解説しましたが、収益部分が理解できると、次に気になるのがコスト面です。
開業にあたりどの程度の費用が必要になるのでしょうか。
また、フランチャイズに加盟するとなるとロイヤリティを支払うことも考えておかなければいけません。
フランチャイズにかかるロイヤリティを含め、ネットショップ経営のコスト面について解説します。
(1)数万円~数十万円で開業が可能
ネットショップ経営の大きな特徴は店舗を構える必要がないことです。
そのため、初期投資を大きく抑えることができます。
インターネット環境があれば、スマホやパソコンだけで開業が可能です。
商品在庫を抱えずに済む方法で開業すれば、初期投資は数万円~数十万円でも開業できます。
そのため、自己資金が少ない人でも心配することはありません。
(2)ロイヤリティは安い傾向にある
フランチャイズに加盟して開業する場合、仕入れサイトの利用やネットショップの作成方法など、さまざまな経営ノウハウを使って運営することができます。
これがフランチャイズの最も大きな特徴なのですが、これらの経営ノウハウや知名度を利用できる代わりに、加盟店は本部に対してロイヤリティを支払わなければなりません。
ロイヤルティは定額の場合もあれば、売上に応じて支払う割合が設定されていることもあり、フランチャイズ本部によって異なります。
ネットショップのフランチャイズの場合、ロイヤリティは非常に安い傾向にあり、月額1万円程度の加盟先もあります。
フランチャイズの開業で受けられるサポート内容
フランチャイズビジネスの運営では、本部は加盟店に対しさまざまなサポートを行いますが、これはネットショップのフランチャイズでも同じです。
それではネットショップをフランチャイズで経営した場合、本部からどのようなサポートを受けれるのでしょうか?
ここからは、ネットショップのフランチャイズにおける本部のサポート体制について解説します。
(1)海外からの仕入れが可能
ネットショップで販売する商品は、本部が提供する仕入れ専用サイトを利用して商品を仕入れます。
仕入れるのはバイヤーが取り揃えた商品で、本部によっては海外からの仕入れも可能です。
個人で海外から仕入れるとなれば、輸入の手続きが煩雑で参入障壁が高くなります。
そのため、サポートを受けながら海外から仕入れができることは、フランチャイズで開業する大きな強みとなります。
(2)配送システムを完備している
本部によっては、独自の配送用システムを用意していることもあります。
配送システムがきちんと稼働していなければ、商品発送の部分でお客様とトラブルになり、二度と利用してくれなくなるかもしれません。
仕入れた商品が無事届くまでがネットショップの仕事ですので、商品の輸送を監視できるのは大きなメリットといえます。
(3)開業支援が充実している
開業に際しての支援が充実しており、誰でも気軽に開業し成功できるような体制を整えています。
例えば、ネットショップの立ち上げ方法のレクチャーや販売計画の提案、売れやすいネットショップ作りのアドバイスなどが挙げられるでしょう。
未経験の人でもきちんと運営できるように支援できなければ、本部も加盟店を増やすことができません。
そのため未経験者でも安心できるようにサポート体制を充実させています。
フランチャイズでネットショップを開業するメリット
ネットショップを開業する方法は、自分の力で開業する方法とフランチャイズに加入して開業する方法の2種類があります。
フランチャイズに加入してネットショップを開業する場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
(1)未経験でも開業できる
未経験からネットショップを開業する場合は、フランチャイズに加盟して開業することをおすすめします。
なぜならば、フランチャイズとは本部が成功したビジネスモデルをマニュアル化したシステムだからです。
実績のある経営ノウハウが利用できますので未経験からでもスムーズに開業することができます。
すでに確率されたビジネスモデルを利用できることは、大きなメリットといえるでしょう。
(2)副業として開業しやすい
フランチャイズのネットショップは、副業としても開業しやすい点もメリットのひとつです。
実店舗に常駐する必要がなく、仕入れや配送を本部が行うため、空き時間を利用して運営することができます。
サラリーマンが帰宅した後から運営することや、子育て中の主婦の方も隙間時間で運営することが可能です。
(3)顧客データ管理が楽
フランチャイズで開業した場合、顧客データの管理が非常に楽です。
ネットショップでは、ユーザーは住所や氏名、支払方法などを専用のフォームに登録して商品を購入します。
入力したデータは専用システムで管理されるため、自分で管理する必要はありません。
セキュリティ対策なども専用システムが行うため、情報の取り扱いの面でも手間が少なく済みます。
フランチャイズで開業するデメリット
ネットショップをフランチャイズで開業するメリットを紹介しましたが、メリットばかりがあるわけではありません。
開業方法を検討するにあたり、デメリットについても知っておきましょう。
(1)加盟金やロイヤリティの支払いがある
フランチャイズに加盟する際には、加盟金が必要です。
加盟金の金額は本部ごとに異なり、数万円~数十万円になると考えられます。
加盟金は最初に支払うお金であり、まとまった金額がある程度必要になります。
また、ロイヤリティとして毎月本部に支払うお金も必要です。
個人で開業した場合は加盟金やロイヤリティは発生しないため、フランチャイズに加盟するデメリットになるといえるでしょう。
(2)運営の自由度が低い
フランチャイズに加盟して事業を運営する場合、本部の方針やルールに従って運営しなければなりません。
本部の経営ノウハウを利用できる反面、運営の自由度が低くなることがデメリットでしょう。
例えば、新しく仕入れ先を自分で開拓したいと考えても、フランチャイズに加盟していれば本部と相談が必要です。
そして、本部の決定に従わなければなりません。
自由に好きなものを仕入れて販売したいと考えている場合は、個人で開業する方が向いているでしょう。
ネットショップをの開業開く際に必要な資格・許可
ネットショップを開業するにあたり、取り扱う商材によっては特定の資格が必要なケースがあります。
本部によっては、開業時に資格取得のサポートをしてくれるところも多いですが、事前に確認しておきましょう。
資格・許可が必要なネットショップの商材として代表的なものは、以下の通りです。
(1)食品の販売:食品衛生責任者
食品衛生責任者の資格は、菓子や惣菜などの食品を扱う際に必要です。
取得はそう難しいものではくありませんが、各都道府県で実施される規定の講習を受けなければなりません。
そして、講習会で食品衛生学や食品衛生法、公衆衛生学について学び、確認試験を行います。
尚、以下の資格をすでに取得している場合、食品衛生責任者になるための講習が免除されます。
- 調理師
- 製菓衛生師
- 栄養士
- 船舶料理士
- と畜場法に規定する衛生管理責任者
- と畜場法に規定する作業衛生責任者
- 食鳥処理衛生管理者
- 食品衛生管理者又は食品衛生監視員の資格要件を満たす者
(2)化粧品の販売:化粧品製造業許可・化粧品製造販売業許可
化粧品を取り扱いたい場合は、化粧品製造業許可および化粧品製造販売業許可を取得しなければなりません。
仕入れと販売を行う場合は「化粧品製造販売業許可」が必要になり、製造や輸入品の取り扱う場合は「化粧品製造業許可」が必要です。
ここでいう化粧品とは、ファンデーションや口紅などだけでなく、シャンプーや歯磨き粉なども含みます。
また、製造という名前は付きますが、これらの許可を取っても化粧品を製造することや、ラベルを貼ることはできません。
どちらも、厚生労働省と各都道府県の両者に対して申請が必要となります。
(3)中古品の販売:古物商許可
中古品の販売を行う場合、古物商許可が必要です。
近年ではフリマアプリやオークションサイトに出店してブランドの中古品を販売するネット事業も多いですが、こうした事業を行う場合は古物商許可が必要になります。
以下に分類される中古品の販売を行う場合に申請しなければなりません。
- 美術品
- 衣類
- 時計・宝飾品
- 自動車
- バイクや原付
- 自転車
- カメラ類
- 事務機器類
- 機械や工具類
- 道具類
- 皮革およびゴム製品類
- 書籍
- 金券
古物商許可は、盗品の流通防止の目的で付与されるものです。
そのため、申請場所は営業商の所在地を管轄する警察署の防犯係となります。
参考:古物商許可申請|警視庁
ネットショップのを開業で注意しておきたい点
せっかくフランチャイズでネットショップを開業するのであれば、失敗したくないと考えることは当然です。
手軽に開業しやすいネットショップですが、開業の際には注意すべき点があります。
事前に理解したうえで対策を取る練るらなければいけません取るようにしましょう。
(1)セキュリティ対策が必要
インターネット上でやり取りが完結するため、セキュリティ対策は欠かせません。
セキュリティが不十分であれば、個人情報の流出や、顧客のクレジットカードの不正利用に繋がるため、ときには大きな損害となる可能性もあります。
セキュリティソフトの導入やアップデート、パソコン紛失の対策など、日々意識するリスク回避するための対策を定期的に行う必要があるでしょう。
(2)商品の事前チェックができない
フランチャイズのネットショップでは、商品を紹介し、販売の斡旋を行います。
フランチャイズでネットショップを運営する場合、ユーザーから購入希望があれば、本部に向けて出荷手配を行うケースが多くなります。
そうすると、ユーザーが実際に購入したされた商品を自分が手に取ることはありません。
商品がどのような状態なのか良くわからずに販売することになり、購入された商品に問題はないかどうか確認することができません。
加盟店が商品を確認できない点はデメリットになるため、商品の補償などについて事前に本部へ確認すべきです。
(3)質問やクレーム処理の対応
ネットショップでは対面で商品を販売することはなく、ネット上で全て完結してしまうのでお客様の顔を見ることはありません。
そのため、信頼関係が築きにくい場合があります。
顔が見えないのでどのような人かが分からないまま販売することになり、質問やクレーム処理などで対応に悩むことがあります。
本部によってはお客様からの質問やクレームへのサポートを行っている場合もあるため、困ったときにはサポートを受けるという手段もあります。
まとめ
ネットショップ経営は、フランチャイズに加盟することで未経験からでも開業することが可能です。
スマホ1台で運営できるため、空き時間だけで作業するなど、副業として挑戦する利用する人も多いです。
実店舗や在庫を抱える必要もないので開業資金も抑えることができながら、利益率も高くリピーターも付きやすいビジネススタイルであるなど多くのメリットがあります。
ただし、フランチャイズは本部ごとにサポートの内容やロイヤリティなどのルールが異なります。
このようにさまざまなメリットがありますが、ネットショップならではの注意点もあります。
加盟を検討する際は、事前に複数の加盟先候補をピックアップし、強みや問題点を比較してみましょう。