フリーターでもフランチャイズ経営や加盟は可能なの?実現に向けた方法を解説

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フリーター フランチャイズ 経営

昨今、フランチャイズビジネスにて、独立開業を目指すフリーターが増えている傾向があります。様々な業種でフランチャイズシステムが普及してきている中、フリーターがフランチャイズを活用して独立・開業することが無理ではなくなってきている傾向もあります。

雇われ・会社員という働き方に疑問点がもたれてきている近年ですが、やはり安定した給料が保証されている会社員は捨てきれない部分があります。

しかしながら生きる道を探す期間・自分に合った仕事を探す期間を過ごして、フランチャイズという形で独立開業できれば有意義ともいえます。

そこで今回は、フリーターとフランチャイズ経営について、フリーターがフランチャイズ開業するメリット・世間のフリーターに対するイメージなどに触れながら解説します。

フリーターがフランチャイズで開業するメリット

(1)社会的信用を得やすい

例えば何かの書類で職業を記入する欄があるとして、「会社員」「自営」と記入するのと「アルバイト」と記入するのとでは、読み手の印象や結果が大きく変わってきます。

アルバイト経験を重ねてきた方からみると、いろいろな業種の業務そのものは経験してきているという自信と気持ちはあるかもしれません。

しかしながら世間では「要するにフリーターでしょ」と思われがちです。「会社員」「自営」と記入すると、それなりに安定した収入があって様々な物事をこなせる人なのだと解釈される傾向があり社会的信用を得やすいです。

そして実生活において、フリーターでは次のような不便も想定されます。

  • クレジットカードの審査に通りにくい
  • 生命保険の契約内容が制限される
  • ある一定以上の金額でローン審査に通らない

ほかにも、高速道路のETCレーンを使えない・望む車が買えないなどといった事態も予想されます。

(2)他のチャンスを得られる可能性

仕事や諸々のきっかけで知り合う方と接する中で、自分の事業内容や状況について話す場合があります。

この話の中で、自分の経験やスキルの内容が相手と共通することがあります。そして自分では大した経験やスキルではないと思い込んでいたことが、相手からみたら求めていた能力や経験である場合があり得ます。このような場合、他のビジネスチャンスを得られる可能性につながります。

例えば、何かの語学力やコンピュータ(プログラミング)スキルなどがあるとします。商社やメーカーなどの方と話をしたときに、ビジネスになる可能性があります。

世間のフリーターに対するイメージ

(1)ちょっとした体調不良で休む

フリーターは、おなかを壊しました・熱が出ましたなどのちょっとした体調不良で、仕事を休むイメージをもたれがちです。

正社員や経営者などは、大事な時は38度超えの熱があっても点滴や注射を打つなどの措置を講じて出勤する傾向があります。そしてどうしても済ませておきたいこと程度は、最低限こなしておこうとする責任感をもっています。

(2)責任性や重要性の高い業務を任せにくい

責任性や重要性の高い業務は、細かい部分まで話を詰める・打ち合わせで正確に把握しておくことが求められます

フリーターには「ちゃんとできているのかどうかわからないけど、たぶん大丈夫だし良いか」といった考えで、次のステップや手順へ進む傾向があります。このような気持ちでは、お金に直結する可能性が大きい責任性や重要性の高い業務は任せてもらえない場合が少なくありません。

(3)定時帰宅が当たり前

その日に最低限こなす必要がある業務が終わったら、定時にピタっと帰宅する方が少なくありません。悪いことではありませんが、事業運営というのは必ずしも予定通りに進むわけではありません。不測の事態や相手の都合で、今日済ませておきたかったことが済ませられなかったとなる場合が少なくありません。

このような時のためにある程度は残業してでも、翌日や翌週の業務のための準備などをしておきたいものです。

(4)先を考える・計画性という点に欠ける

一般的に事業というのは、「5年10年計画で、このような事業で大体これくらいの売上をあげ、経費や税金でこれくらいかかるので利益としてこれくらいを生み出したい。そのためにこういった販売戦略で取り組んでいく」といったように、計画的に取り組む必要があります。

しかしながらフリーターには、数か月後から数年度の未来を見据えたビジョンに欠ける傾向があります。これでは、中長期的に想定した収益が生まれない可能性が大きいです。

(5)「すみませんでした」の一言で済んできた

世間一般的に、アルバイトが業務上で何かミスをしても、「すみませんでした」の一言で済まされるケースが多いです。しかしながら事業においては、最悪の場合「民事で訴えを起こされる」「損害賠償請求をされる」といったリスクがあります

これまで挙げてきた、フリーターに対する良いとはいえないイメージを払拭するには、次のような行動が考えられます。

  • 大きなことでなくてもよいので、何かを計画的に達成できた実績を作る
  • 失敗した時・うまくできなかった時、自分には何が足りなかったのかを考え(気づけないときは人に聞く)補う努力をする
  • する必要があることを先取りして済ませ、ゆとりをもつようにする
  • 一つ何かをできたらまた次、というように継続的に何かをこなせる能力を培う

フリーターのフランチャイズで起こりがちな実態

(1)様々な管理に欠ける

商品の管理はもちろん、経費の管理(仕入や店の修繕費など)がしっかりと明確にこなせない状態があり得ます。

このような管理がしっかりとこなせるというのは例えば、フランチャイズ本部から電話連絡がきて「今月の売上は大体どれくらいいきそう?在庫の量はどれくらい?経費はどれくらい?アルバイトの状況は?」と聞かれるとします。

このような際、大まかにでも数値を伴ってすぐにある程度説明したいところですが、フリーターの場合はうまくできないことが想定されます。

(2)上手なプレゼンテーションに欠ける

仮に(1)で辛うじて説明できても、次に「再来週、本部のオフィスでエクセル資料とパワーポイントを使って、部長や課長に説明・プレゼンをお願いします」となる場合があります。

ところが、この部長や課長クラスへの説明が上手にできず、うまく伝えられないばかりか「私どものことをなめているのか」と憤慨させてしまう可能性すら否めません。これでは、もし本部に店舗拡大のプランがあっても逃してしまいます。

(3)従業員のほうが有能

フランチャイズ経営なので、アルバイトや正社員などの従業員を雇うケースも生じてきます。ここで、先日までフリーターだったフランチャイズ経営者があまり能力を備えていないと、雇われ従業員のほうが有能な可能性すらあります。

このようなケースであり得るのは、有能な従業員が「あの経営者の下ではダメだ」と辞めてしまうことです。有能な従業員が辞めるのは、フランチャイズ元としてもダメージになります

(4)社会人としての常識やマナーに欠ける部分で仕事を逃す

下記のような、適切ではない対応がもとでお客様や仕事を取り損ねる傾向があります。

  • 電話の応対が適切ではない
  • メールの連絡方法や内容が適切ではない
  • 敬語の使い方が適切ではない
  • 相手に落ち度があった場合、ストレートに非難する
  • 一方的に自分の都合ばかりを強調する

失敗例・成功例

(1)失敗例

飲食業などでアルバイト経験のあったAさんは、フリーターという状況から脱したいという思いを日々募らせていました。フリーターながらも10年ほど一生懸命働いてきて、数百万円の貯金がありました。

そして、アルバイトながらも飲食業の厨房・ホール業務はもちろん、仕入や従業員の管理業務などもある程度経験があり自信を持っていました。

ある時、小さいながらも焼鳥屋のフランチャイズ会社審査に通ったのです。しかしながら懸念点はありました。開店予定場所の立地状況があまり好ましい場所ではなかったのです。具体的には、あまり目立つ場所でなかった・周辺に風俗店が複数あって人が寄りにくい場所でした。

しかしながらAさんは、とにかく夢の経営者へという思いから開業に踏み切ったのです。開店当初は、オープンセールなどである程度の客足はありました。ところが思ったように売上は上がらず、10か月後に運転資金の支払などがほぼ不可能な状況になり閉店となりました。

大きな失敗要因はやはり立地の悪さでした。お客様が店舗に足を運ぶタイプの事業では立地は大事ですが、飲食業では特にこの点は重要です。

(2)成功例

ある男性Bさんは、19歳のころからコンビニエンスストアでアルバイト勤務していました。数年間それなりに一生懸命働いて、そろそろまともな社会人にならないといけないと考え就職先を探していました。

ちょうどこの時、オーナーから「店長を務めないか?」と打診されたのです。打診の理由は、「一生懸命働く人間性と、小売店のセンスがあるのではないか」というオーナーの考えでした。

Bさんは、まともな社会人になるための願ってもないチャンスということで受諾しました。Bさんはそれまでの業務はもちろん、店長業務も一生懸命覚えてそれなりに順調にこなしていました。

このような状況で、コンビニエンスストア本部から「オーナーをしないか?」と打診されたのです。店長の打診時と同様、Bさんは受諾しました。Bさんにはオーナーは荷が重いのではという懸念がありましたが、コンビニエンスストア本部による支援制度が後押ししました

Bさんはこのような経緯で、フランチャイズ経営の成功者となりました。

まずは副収入からフランチャイズ(フランチャイズのようなビジネス)

(1)ネットショップ

コンビニエンスストアのフランチャイズのように、アルバイトから経営者へというツテがあればよいですが、そう多いケースではありません。ツテがない場合、ネットショップもフランチャイズビジネスのような形態になる手段の一つです。

安い場合は数万から始めるのが可能です。服や書籍など、自分では意識していなかったものが意外と売れる場合もあります。留意点は、最初のうちは売れても月の売上が数百円から数千円程度と想定していたほうが良いという点です。

(2)家事代行

家事全般に自信がある場合、昨今は家事代行業が流行ってきています。体が思うように動きづらくなってきた高齢者はもちろん、一般家庭にも需要が生じてきています。

女性も仕事をもつようになってきている近年、家の掃除などは代行業者に依頼して帰宅後は家族とゆっくりしたい方が増えてきている背景事情があります。

フリーターがフランチャイズで成功するために

職業訓練などを受けて、ビジネスマナーやパソコン能力などを身につけると効果的です。

フランチャイズの業種と会社は選定できている・初期費用の準備もできているが、ビジネスマナーやパソコンスキルなどに自信がない場合があるとします。このような場合、公共職業訓練などを受講するのがおすすめといえます。公共職業訓練では次のようなスキルはもちろん、

他の能力を培えるところもあります。

パソコン

  • ワード・エクセル・パワーポイントなどのオフィスソフトを扱うスキル
  • ホームページ作成

ビジネスマナー

  • 敬語の使い方・社会人としての一般常識
  • 電話やメールの対応・マナー
  • 履歴書や職務経歴書の書き方

まとめ

以上、フリーターとフランチャイズ経営について述べてきました。大きな特徴としては、フリーターがフランチャイズで開業するメリットではないでしょうか。フリーターの良いとはいえないイメージをいかに払拭できるかも重要となってきます。

副収入から始める・様々な方法で社会人としての常識やマナーを身につけるといった手段で、段階的にでもフランチャイズで開業を実現なさってください


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