フランチャイズのジュース専門店の初期費用・スムージーの特徴や難点も紹介

カテゴリー : FCコラム

フランチャイズ スムージー・ジュース専門店

今日本では、年々健康意識が高まりつつあります。

この意識の中で、ジュース専門店のジュースの需要が高まってきています。

ジュース専門店のジュースでは、高品質材料が使われ健康的な要因もあります。

この高品質ジュース需要の中で、ジュース販売業を目指したり、既存店舗への導入を希望したりする人もいます。

一方でジュース販売業において、高品質材料仕入が容易でないなど、美味しくて健康的なジュース製造は順調にはできにくい傾向もあります。

フランチャイズ本部の力を活用することによって、高品質材料をそろえやすいなど、複数のメリットがある方法もあります

今回はフランチャイズとジュース専門店について、スムージーの特徴や、ジュース専門店の難点と失敗を避けるコツなどに触れながら解説します。

投稿者・コラム執筆者

フランチャイズのジュース専門店の収益

フランチャイズのジュース専門店経営では、原価率を25%ほどに抑えられているところもあります。

一般的に、飲食業の原価率は30%以内を目指したいともいわれます

ですが現実的には30%台中盤や40%ほど、そして40%台中盤になることも少なくありません。

つまりフランチャイズのジュース専門店では、比較的高利益率になりやすい傾向もあります

高収入を目指すためには、以下のような点を心がけるとよいでしょう。

  • 何のジュースに需要を見込めるか、分析する
  • 既存店舗の、新メニューとして導入する
  • 間借営業をして、初期費用や月額経費を節約する
  • 顧客ターゲットが来店できやすい、販売場所を確保する
  • 目玉商品やおすすめ商品を、準備しておく
  • 駐車場を確保して、車利用の顧客が来店できやすいようにする
  • 移動販売で売れる場所に行き、効率的に売れるようにする
  • SNSを使い、自身でも大して費用の掛からない広告をする など

初期費用とロイヤリティなどの費用

(1)初期費用

初期費用は標準的に、90万円程度要する傾向にあります

そして高いケースでは、350万円程度かかるところもあります。

一方で飲食店経営者のケースでは、初期費用をほぼ無料で参入可能なところもあります。

【初期費用内訳】

  • 加盟費
  • 保証金
  • 監修費
  • 研修費
  • 開業サポート費
  • 物件取得費 など

(2)ロイヤリティ

ロイヤリティは、売上に対する4~9%となっています

そしてロイヤリティは、13ヶ月目以降は不要のところもあります。

また基準を満たせば飲食店経営者のケースでは、ロイヤリティがないところもあります。

飲料業界特徴

飲料業界には、次のような特徴があります。

(1)我慢を強いられる状況

慢性的な人口減少傾向により、飲料業界の売上はなかなか大きな右肩上がりには、なりにくい現状もあります。

そして飲料各社、オリジナル商品開発に注力しています。

(2)健康への意識

健康に対しては年代を問わず、8割程度の人が意識している数値もあります。

そして、健康維持に配慮した飲料は売れる傾向もあります。

また今農家などから原材料を直接仕入れられる、中小のジュース製造会社による健康的なジュースも注目されてきています。

(3)販売方法の変化

ジュースというと、従来は自動販売機による販売や小売店での販売がメインでした。

今はジュース販売においても、インターネットによる通信販売が大きく普及してきています

スムージーの特徴

スムージーは、凍らせた野菜や果物をミックスして作るドリンクで、アメリカ生まれともいわれています。

そしてスムージーには、次のような特徴もあります。

(1)野菜や果物の摂取補助

1日に野菜は350g、果物は200gの摂取が、推奨されています。

一方で毎日これだけ野菜や果物を摂取することは、現実的には容易ではありません。

そこでスムージーを摂取すると、少しでも補助的な効果もあります。

(2)材料が新鮮

材料の果物や野菜は、凍らせた状態から調理します。

つまり、鮮度が高いです。

そして熱があまり生じない機械でミックスする時もあるので、栄養素が失われにくいです。

(3)栄養要素が豊富

スムージーでは、野菜や果物を丸ごと使います。

皮や種も、取り除きません。

皮や種には、意外と食物繊維などの栄養素が多く含まれています。

よって一般的なジュースよりも、栄養素が豊富です。

フランチャイズによるジュース専門店の開店手順

(1)問合せ

まず本部へコンタクトを取り、開店までのプロセスなど大まかな内容を聞きます。資料を、送るところもあります。

(2)詳細話し合い

客層対象や開業エリアなどについて、時間をかけて話し合います。実際のジュースや原材料についても、できれば直に観たり触れたりしておきたいものです。

(3)現地視察

既存店舗に導入するケースでは、現地視察をして営業状況や店の雰囲気を確認するところもあります。

(4)販売場所確保

既存店舗への導入でなく新規開店のケースでは、物件取得段取をします。

(5)契約

販売場所確保もできて業務開始できそうなケースでは、契約へと話が進みます。

(6)開業準備

ジュース製造機械など、運営に必要な機器搬入や材料準備をします。

(7)開業

(1)~(6)の段取を経て、開店とジュース提供業務開始となります。

※ジュース製造と販売業務には、食品衛生責任者の資格と営業許可も必要となります。

フランチャイズでジュース専門店を開業するメリット

フランチャイズでのジュース専門店の開店には、次のようなメリットがあります。

(1)高品質材料準備

おいしいジュース作りのために、高品質材料準備は必要不可欠です。

一方で、高品質材料確保は容易ではありません。

ですがフランチャイズでは独自のフルーツマイスターが、高品質材料を目利きするところもあります。

そして、材料のロス率も低くなります。

(2)複数の健康要素

次の成分内容要素の本部もあります。

  • ·砂糖不使用
  • 着色料と香料ゼロ
  • 保存料ゼロ

つまり安全面に徹底配慮し、集客できやすいといえます。

(3)調理しやすい

おいしいジュース作りというと、調理が難しいイメージがある人もいるでしょう。

一方でフランチャイズでは、決まった分量の材料を機械に注げば調理可能なところもあります。

よって業務としてのジュース作り経験はなくとも、飲食業バイト勤務経験などがあれば、業務に取り組みやすいともいえます

(4)豊富なメニュー準備

飲食業一般に、顧客を引き付けておくメニュー考案は容易ではありません。

ですがフランチャイズでは、本部が季節感に合ったメニューを開発するところもあります。

よって、ジュース提供業務そのものに集中できやすいです。

(5)小スペース開店が可能

飲食一般に開店しようとすると、まず広大なスペースを必要とします。

そして物件確保の時点で、なかなか自力では決心をつけにくい高額の初期費用が必要となります。

ですがフランチャイズのジュース専門店では、3坪からの小スペースで参入可能なところもあります

よって飲食業の中では、初期費用がリーズナブルになる傾向もあります。

また小スペース開店による、業態変更参入が可能な時もあります。

(6)既存ビジネスを活かせる

現状既に営業中の飲食業があるとすると、追加メニューとしての導入が可能なところもあります。

飲食業などを営んでいる友人や知人の店舗における、空きスペースを使っての間借運営が可能な時もあります。

よって既存ビジネスを活かせて、参入できやすいです。

(7)飲食店経営者への優遇措置

今仮に自分自身が飲食店経営者とすると、登録費用やロイヤリティが無料になるところもあります。

初期費用低減はもちろん月々経費節約になり、大きな助けになります。

(8)イベント出展サポート

飲食商品の広告方法として、イベント出展も効果的な方法の1つです。

一方でイベント出展に慣れていないと、せっかくの広告チャンスをうまく活かせない懸念もあります。

ですがフランチャイズでは、各種備品のレンタルやメニューボードの準備など、イベント出展サポートをするところもあります。

フランチャイズでジュース専門店を開店するデメリット

フランチャイズでのジュース専門店の開店には、次のようなデメリットもあります。

(1)自分のオリジナル手法を認められない

加盟者の中には、自分自身でミックスしたい材料や使いたい機器を希望する可能性もあります。

一方で好ましくない香りがついたり、余分な熱が発生したりするなどの理由で承認されない可能性もあります。

こうなると、たとえよいアイディアであったとしてもデメリットとなります。

(2)市販品との同時扱を認められない

既存店舗で、既に市販品のジュースを取り扱っているとします。

一方でスムージーなど、オリジナルジュースの販売を求める声もあるとします。

つまり、市販品とオリジナルジュース双方の需要があるわけです。

ですが本部より市販品との同時扱を認められないと、不都合となります。

ジュース専門店の難点と失敗を避けるコツ

ジュース専門店には、次のような難点もあります。

(1)立地選定

特に顧客が来店するタイプの業種なので、立地選定は大切です。

ジュース販売業では高校生女子や女子大生、そしてOLもターゲットになります。

よって女子学生が大きな割合を占める大学の近くや、オフィス街も立地対象には入ります。

一方でこのようなエリアは、場所確保にかかる経費が高くなる傾向もあります。

本部とも相談しながら、慎重に考える必要はあります。

(2)目玉商品の設定

飲食業で注目を引くには、目玉商品の設定も大切です。

つまり特段一押しのメニュー1品や、おすすめメニュー2品3品を考えておきたいものです。

こうすることによって、スムーズな注文や口コミによる評判にもつながります。

(3)飲食店営業許可

ドリンクの製造と販売には、飲食店営業許可が必要です。

一方でただでさえバタバタする開店準備の際に、許可取得段取は難航する傾向もあります。

よって想定した時期の業務開始にできるよう、まず早めに保健所へ事前相談することがおすすめといえます

(4)駐車スペース確保

顧客によっては、車でちょっと立ち寄る人もいるでしょう。

一方で繁盛してきて商品提供に時間がかかると、10分以上の路駐になる可能性もあります。

そして10分以上の路駐が2台3台となってくると、駐車違反や交通事故などのトラブルにつながる懸念もあります。

よって徒歩で50mか100m程度のところに、駐車場があるところでの開店も要考慮点といえます。

(5)移動販売での参入

月額地代を節約するために、移動販売での参入も効率的な方法の1つといえます。

そして移動販売は、人が集まる場所で販売できるメリットもあります。

よって経費節約と、売上アップの双方を見込めます。

(6)営業中にも広告

オープン当初数か月は、なかなか1回で数万円単位の広告費用は割けにくい傾向もあります。

このような時には営業中の、インスタグラムやFacebookなどのSNSによる広告も大切です。

そしてSNSによる広告では、目立つポップや華やかで清潔な店内イメージも映るように、気遣いも大切です。

(7)市販のジュースも競合

当然のことながら、市販のジュースも競合商品となります。

市販品の製造元であるメーカーは、強大な力によって新製品を開発可能な傾向にあります。

よって市販のジュースに勝れるよう、何らかのサービスなどで優位点を考える必要もあります。

(8)雨の日対策

顧客が来店する業種では、雨の日対策も大切です。

雨の日には「さっさと帰宅したい、わざわざ買いに行ってまで飲みたくはない」心境にもなります。

よってFacebookやラインのタイムラインなどに「本日はトッピング〇〇円引き」のような割引などをして、何らかの雨の日対策も講じたいものです。

(9)間借の時の場所確保

間借営業では、確かに初期費用や月額家賃が節約できるでしょう。

一方で元々のオーナーや入居者が、移転したり閉店したりする可能性もあります。

このようなケースに備え、自身も移転先を考えたり、間借でなくフルに借りたりすることを考える必要もあります。

まとめ

ここまで、フランチャイズとジュース専門店について考察してきました。

押さえておきたい点は、収益目安と費用に関する内容や、小スペース開店が可能な時もあるなどのメリットです。

そして、スムージーの特徴や難点に関する内容もポイントといえます。

飲料業界における、健康ジュースの注目度は高まってきています。

顧客対象に合った販売場所を確保し、美味しくて健康的なジュース提供や工夫のある広告にて、行列のできるジュース専門店を築いてください。


関連お役立ち情報


今月の掲載企業ピックアップ!


  1. フランチャイズ加盟募集.net
  2. お役立ち情報一覧
  3. FCコラム
  4. フランチャイズのジュース専門店の初期費用・スムージーの特徴や難点も紹介