フランチャイズビジネスで空きスペース活用!成功のポイントは?

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フランチャイズ 空きスペース

「所有している土地を活用したビジネスを行いたい」、「空きスペースを上手く利用できるものはないだろうか」など空きスペースを活用したビジネスを希望する人は多いです。

空きスペースを有効活用したビジネスはフランチャイズに加盟することで展開することができます。

この記事では、空きスペースを利用したフランチャイズビジネスの種類や空きスペースを活用したビジネスのメリット、注意点などについて詳しく解説します。

投稿者・コラム執筆者

空きスペースを活用したフランチャイズの種類

空きスペースを利用したフランチャイズビジネスにはどのようなものがあるのかが気になるところです。

まずは、空きスペースを活用したビジネスの種類について4つの業種を紹介しましょう。

(1)トランクルーム

トランクルームとは、貸倉庫のことで、荷物を保管するスペースをレンタルすることができるサービスです。

個人でも企業でもトランクルームを月単位でレンタルし自分の荷物を保管することができます

個人だと、めったに利用しないアウトドア用品や季節ごとに利用する品物を保管することが多いようです。

企業は、保管期間まで保管が必要な書類や備品などを保管しています。

短期間の契約も可能ですので、建て替えなどで荷物を一時的に保管する場合にもトランクルームが利用されており、活用範囲は非常に広いといえるでしょう

(2)コインパーキング

コインパーキングも空きスペース活用ができる業種として挙げられます。

コインパーキングとは、時間貸しの駐車場のことで、特に都心部の空き地などを活用しているケースが多く見られます。

一般的にはフランチャイズ本部が土地を借り上げる賃貸借契約としてコインパーキング事業を行うケースが多いのですが、自分で経営することも可能です。

機器などを借り上げるか買取って自分で経営することで賃貸借契約よりも多くの収益を上げることもできます

いつも常駐している必要がありませんので、副業的な感覚で行っているケースも多いといえるでしょう。

(3)レンタルオフィス

近年、フリーランスで仕事を行っている人も多いのですがレンタルオフィスなども空きスパース活用のビジネスとして注目されています。

さらにレンタルオフィスが進化してコワーキングスペースとして、ノマドワーカーやテレワークができる会社員などがスペースを共有して利用するスタイルも増えています。

空きスペースを有効活用できる点や会社に通勤しなくていいビジネススタイルが増えており、今後の成長性も期待できる業種です。

(4)無人販売所

IT技術や電子決済が急速に浸透しているためコンビニなどの無人販売や餃子の無人販売などでも注目されている業種が無人販売所です。

特にコロナ禍において、密になる環境が避けられる昨今、無人販売所の需要は高まりを見せています。

現金決済ではなく、カード決済ができる点や、防犯カメラなどが急速に普及しており、店員の必要性がなく無人で商品を販売することが可能です。

これも今後の成長性が大きく期待できる業種といえるでしょう。

空きスペース活用のメリットは

空きスペースが利用できる代表的な業種について解説しました。

空きスペースを利用するビジネスが成長している背景としてさまざまなメリットを受けることができる点が挙げられます。

ここからは空きスペース活用にメリットについて解説しましょう。

(1)活用していないスペースを利用して収益を得る

土地や建物といった不動産は所有しているだけで固定資産税などのコストを支出しなければいけません。

空きスペースを活用できなければ、せっかく土地などの不動産を持っていてもコストばかりがかかってしまうことになります

しかし、空きスペースを活用してビジネスを行うことにより、収益を得ることができます。

土地や建物などの不動産を所有する場合にかかるコスト以上の収益を上げることが可能です。

(2)フランチャイズなら未経験でも参入可能

空きスペースを活用したビジネスといっても、未経験の分野で起業するとしてもノウハウもおっておらず上手く経営ができる自信がないという人も多いのではないでしょうか?

空きスペースが活用できるビジネスの中には、フランチャイズに加盟することで本部の経営ノウハウを利用した経営を行うことが可能です。

開業前の研修や勉強会によって、起業しようとする業種の業務のやり方や経営ノウハウ、そして知名度をある程度持った状態で起業することができます。

(3)本業と併設での開店もできる

既に事業を行っている人も空きスペースの活用や本業との相乗効果により空きスペースを活用するビジネス展開ができます。

例えば、飲食店ビジネスを本業としている人は、空きスペースで他の飲食がらみの商品を提供することも可能です。

運送業などで、保管倉庫が余っている場合は、トランクルームとして活用することができるかもしれません。

事務所の駐車場をほとんど使っていない場合は、一部をコインパーキングとして利用するなど、さまざまな併用が考えられます。

(4)兼業や副業に向いている

空きスペースを活用したビジネスで多いのは、人員が不必要であることが多いことが特徴です。

そのため、本業をもっている人でも空きスペースを活用したビジネスをやりやすく、兼業や副業などで経営しやすい点も挙げられます。

全てを外注で事業を行うことも可能ですので、ほとんど自分が動く必要がなく経営できる点もメリットといえるでしょう

空きスペース活用における注意点とは

空きスペースを活用したビジネスはメリットばかりではありません。

空きスペースを活用したビジネスには注意点もありますので、十分にメリットと注意点を把握したうえで事業を行う判断をする必要があります。

ここからは、空きスペースを活用したビジネスにおける注意点について解説しましょう。

(1)大きく収益を上げる事業は少ない

兼業や副業感覚で取り組むことがメリットとして挙げられますが、反面スモールビジネスで収益をあまり上げることができない場合があります。

空きスペースビジネスは、小規模スペースを有効活用するビジネスも多く、単体では大きな収益を得られないかもしれません

特に、兼業や副業感覚の規模しかなければ、それだけで生活ができるだけの収益を上げることは難しいケースが多いので注意点として理解しておきましょう。

(2)初期投資が大きい

空きスペース活用のビジネスにおいて、ほとんど人員の配置などが必要ではないケースの場合、初期投資が大きくなってしまう傾向にあります。

先ほど挙げた業種においてもトランクルームでは、トランクルームの設置や防犯カメラなどが必要です。

コインパーキング事業においてはパーキングの機器や精算機などが必要となります。

人が行う作業を機械が行うことになりますので、機器の設置費用が非常に高額になってしまうのです

起業当初の資金を多く準備しておく必要があります。

(3)防犯面に大きな注意が必要

空きスペース活用は、前述したように人が常駐する必要がないビジネスであることが多いので、注意しなければいけないのが防犯面の対策です。

基本的に防犯カメラなどの設置などにより、空きスペースとはいえ防犯を対策している業種は多いといえます。

特にフランチャイズに加盟することにより、防犯面に関しても指導があるのである程度の対策を行ったうえで起業することができます。

しかし、適切な防犯対策を行っていなければ、防犯カメラの見えない個所で盗難などの犯罪が行われることも想定されるでしょう。

防犯カメラなど防犯対策は行っているとはいえ、更に防犯面で手抜かりがないかをチェックしておかなければいけません

(4)設備の修理が高額になるケースも

空きスペースを活用したフランチャイズビジネスは、色々な機器を設置することが多いので、故障などのリスクを考えなければいけません。

機器を多く利用するということは、それだけ故障する機器も多くなるということになりますので故障時の費用負担が高額になる場合があります。

しかし、早く修理しなければ事業が継続できませんので、早めに修理する必要がありますが、高額な修理費用となると、現金がなければ修理することができません。

修理代金が捻出できないために事業が継続できないといったリスクを十分に理解しておく必要があるでしょう。

空きスペース活用するフランチャイズで成功するポイントは?

空きスペースを活用したビジネスにおけるメリットや注意点についてひと通り解説しました。

では、このようなメリットや注意点を踏まえたうえで、空きスペースを有効活用したフランチャイズビジネスを成功させるポイントにはなにがあるのでしょうか?

ここからは空きスペースを活用したフランチャイズビジネスを成功させるポイントについて解説します。

(1)初期費用をあまりかけない

なるべく初期投資を抑える必要があります。

とはいえ、設備投資を省きすぎると、のちのち大きなトラブルが発生する可能性もありますので、資金投下のポイントはしっかり押さえておく必要があるでしょう

やみくもに機器を設置するのではなく、安全や防犯面はしっかり担保しながら、なるべく投資を抑えてビジネスを継続する姿勢を持たなければいけません。

(2)エリアに合った空きスペース事業を行う

エリアによっては空きスペース事業が向かない場合があります。

例えば閑静な住宅街で駐車場スペースが十分取れるエリアだと、コインパーキング事業を行ったとしても採算が取れない可能性も高くなってしまうでしょう。

都心部での無人販売所よりもトランクルームとして活用した方が、収益性は高いかもしれません。

空きスペース事業にはそれぞれ特徴が異なります。

エリア特性も大きく影響しますのでエリアに合わせた事業展開が成功へのポイントです

(3)対応が早い本部を選ぶ

人員を設置する必要がない空きスペース事業においては、トラブル発生に対し迅速に処理する必要があります。

その場所でトラブルが起こった場合の通知がすぐに本部や加盟店に届き、迅速に対処できる体制作りが重要です。

その他にも対応の早さが信頼感へつながることが多いので、対応が早い本部選びはフランチャイズビジネスにおいて欠かせないポイントといえるでしょう。

(4)なるべく収益性が高い事業を選ぶ

空きスペース活用のビジネスは、スモールビジネスになることも多く収益性の魅力がないと感じる人も多いのではないでしょうか?

空きスペースの広さや、事業特性などによっても収益性は大きく変わります。

あまり広くないスペースの活用としても、その中で最大の収益を得られる可能性が高い事業を選択しましょう。

前述したように、機器の設置や修繕などにおいて高額なコストがかかる場合があります。

収益性が低い場合、修理が出た場合などに赤字となってしまうかもしれません

収益性も重視したなかで、どのフランチャイズに加盟するかを選びましょう。

まとめ

空きスペースを有効活用するフランチャイズビジネスについて解説しました。

近年、さまざまな技術の発展や、新型コロナウイルス感染症の影響により、空きスペースを有効活用するビジネスは、人を設置する必要があまりないので注目されています。

さまざまなメリットや注意点をしっかりと理解した上で、空きスペースを活用したビジネスに取り組むと、本業の助けや、不労所得といった収益を得ることが可能です。

今後のさらなる成長性にも期待が大きい事業が多いといえるでしょう。


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