女性が始めやすい自営業の職種は?職種選びのポイントと注意点を解説
「自分の好きなビジネスをやってみたい」、「特技を生かして起業したい」など自営業として独立したいと考えるのは男性だけではありません。
女性の中にも自営業を始めたいという方も増えており、女性ならではの業種で開業しているケースも見受けられます。
しかし、自営業を始めたいといってもどんな業種で起業したらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では女性が自営業を始めやすい業種や女性が自営業を始めるメリットなどについて詳しく解説します。
目次
女性が自営業を始めやすい職種とは
まずは、女性が自営業を始めやすい職種について解説します。
(1)美容サロン関係
美容サロンの仕事は、女性のきれいになりたいという願望をかなえるサポートを行う仕事です。
女性の気持ちに寄り添いながらサポートができるのは、同性である女性の方が悩みも相談しやすく、アドバイスも受け入れやすいといえるでしょう。
美容サロン関係の仕事については、ネイルサロンやエステサロンなどいくつかの種類が挙げられます。
自宅の一部などを仕事場として利用できる場合もあり、初期費用を抑えることも可能です。
ただし、美容サロン系の仕事の中には一定の資格が必要となるケースもあります。
自営業として始める場合は、どのタイプの美容サロンが良いのかを判断する必要があるでしょう。
(2)教室やセミナー
あなたに高いスキルや実績があるならば、そのスキルや知識を教える場をつくりビジネスにすることも効果的です。
教室やセミナーなどを開催し、受講料などで収益を得ることができます。
例えば料理教室などを開催する場合は、自宅を利用することも可能です。
公民館などを利用しての開催だと経費を安く抑えることもできます。
自分に得意なスキルがあり、人に教えることが好きな方などには非常に向いている仕事といえるでしょう。
(3)育児に関する仕事
多くの女性が悩みを持っているのが育児に関することです。
子育ての経験がある女性などは育児に関する仕事で自営業を始めることもできるでしょう。
育児のお仕事として挙げられるのが
- 子育てのカウンセリング
- 子育てに関するサロンの開催
などがあります。
自宅を使用して、育児に関する仕事を始めると、店舗を構える経費を抑えることができますので、開業費用や経費があまりかかりません。
育児は女性が負担になる家庭が多いので、同性である女性の方が悩みを打ち明けやすい点も特徴があります。
女性向けの仕事といえるでしょう。
(4)女性向けのフィットネス経営
健康志向が年々強まっており、ジムなどの需要が増えている中、男性と一緒では通いにくいといった方向けに始めるのが女性向けのフィットネスです。
ジム経営となると、機器の設置や店舗の取得など開業資金が高額になってしまうと考える方も多いのではないでしょうか。
費用を抑えるためには鍛える部位に特化したフィットネスにして機器もその部位に特化したものだけを設置するといった対応により自宅でも開業が可能です。
サブスク型のフィットネスなども現れていますので、上手く活用すると、女性が自営業を始める職種としておすすめです。
女性が自営業を始めやすい職種のポイントとは?
ここまでは、女性が自営業を始めやすい職種について解説しました。
ではこれらの紹介した職種などからどのような職種だと、女性に向いている職種での起業が可能なのでしょうか。
女性が自営業を始めやすい職種のポイントについて詳しく解説します。
(1)自分のスキルや経験を活かす
女性だけには限りませんが自分のスキルや経験をビジネスにするのが非常に効率的です。
複数のスキルを持っていると、相乗効果により、ビジネスの価値があがります。
自分が持っているスキルを上手く掛け合わせて、ビジネスとして成立できると、その方に特化した強みとなり大きな差別化を図ることができます。
自分では気づかないスキルが、実はビジネスにおいて大きな強みを発揮するかもしれません。
自分のスキルや経験を洗い出し、スキルや経験をビジネスに転換するといいでしょう。
(2)育児と両立できるように時間が取れる職種を選ぶ
女性が自営業を始める場合、どうしてもワークライフバランスがうまく保てずに失敗してしまうことがあります。
女性は家事や育児も行うケースが多く自営業との両立が非常に困難で、どちらかに偏ってしまい、仕事か家庭のどちらかがうまくいかないといったこともあるでしょう。
仕事に時間を取られるような職種や、先々の予定が組みにくい業種などは女性のワークライフバランスを妨げる可能性が高いのでおすすめできません。
予定が組みやすく、急な変更が起きにくいよう職種を選ぶ必要があるでしょう。
(3)初期投資はなるべく抑える
自営業を始める前に初期費用や毎月の経費をしっかりと理解した上で始める必要があります。
特に初期投資に関しては自己資金だけでは足りない場合、金融機関の融資を受けて借り入れが必要になるかもしれません。
開業資金に対して融資を受けると毎月の返済金となりますので、売上から返済を差し引く必要がありキャッシュフローに影響します。
できる限り初期投資を抑えなければ、毎月の返済に苦しみ、売上を上げても返済が多く収益が少ないといった経営にもなりかねません。
開業における初期費用はなるべく抑えた職種を選択すると良いでしょう。
(4)年齢や性別にとらわれない職種を選ぶ
年齢や性別にとらわれない職種を選ぶ必要があるでしょう。
職種によっては、女性だと不利なものもあります。
例えば力仕事が必要な職種などです。
また同じような肉体労働の仕事は年齢が若い方が有利になります。
年齢や性別にとらわれない職種だと、女性が自営業を始めやすく成功の可能性も高くなるといえるでしょう。
女性が自営業を始める際のメリットとは
女性が自営業を始める場合、どのような点がメリットとなるのでしょうか。
女性が自営業を始めるメリットについて解説します。
(1)自分の責任で自由な判断ができる
会社員だと、組織の方向性に沿った動きが求められますが、自営業で始める場合、すべて自分の判断で対応することが可能です。
また、ビジネスが成功すると会社員時代では考えられないような収入を得ることもできます。
自分の理想とする働き方を自分の思い通りに叶えることができるといった点が大きなメリットになるといえるでしょう。
(2)同性ならではの悩みの解消できる職種を選べる
女性には特有の悩みがあり、どうしても男性ではその悩みを共有しにくく、ビジネスとして成立しにくい場合があります。
おすすめの職種でも紹介しましたが、美容サロン関係や育児に関する仕事などは、まさしく女性の悩みや美しさの追及をサポートする仕事です。
同性の悩みを解消することにやりがいを感じることができ、収入以外のモチベーションとなる女性も多いといえます。
特に子育てに関する悩みの解消などは、社会全体における育児放棄や虐待が懸念される中、社会貢献できる仕事として誇りを持つこともできるでしょう。
同性ならではの悩みを解消する仕事は、同性の強みを充分に発揮できる点がメリットとして挙げられます。
(3)家事や育児と両立しやすい
女性が自営業を始める場合、すべて自分の判断で行動できる点をメリットとして挙げました。
仕事に関わる時間も自分の判断で決めることができますので、勤務時間の短縮なども自由に行えます。
そのためライフワークバランスがとりやすく、家事や育児と仕事を両立しやすくなるといえるでしょう。
会社員だと、出産や育児のタイミングで退職してしまうケースも多いのですが、女性が自営業を始めると、自分の思う通りに決めることができます。
仕事の時間を短縮しながら事業を継続することも可能です。
育児の期間は仕事自体をお休みすることもできるでしょう。
復帰の時期も自由にできますので、家事や育児などのワークライフバランスが非常に取りやすくなります。
女性が自営業を始める際のデメリットとは
女性の自営業を始めるのはメリットばかりではありません。
当然ながらデメリットもありますので、女性が自営業を始めるメリットだけを見ずに、注意点もしっかりと理解した上で自営業を始めるかどうかを判断する必要があります。
ここからは女性が自営業を始めるデメリットについて解説します。
(1)今でも男社会が強い中で起業しなければいけない
日本社会では、いまだに女性起業家よりも男性起業家の方が圧倒的に多く、女性起業家にとって土壌が整っているとはいいがたい面があります。
女性起業家が少ないため、起業におけるモデルケースが見つけにくく、なかなか起業まで時間がかかる場合や、結局起業をあきらめてしまうといったケースが挙げられるでしょう。
近年、働き方改革における女性の社会進出に理解が進んだところでもあるので女性起業家も増加傾向にあります。
しかしまだまだ、エリアによっては女性の起業に対して理解が深まっていないところも多く、男社会が強い職種も多いのです。
男社会が強い中で女性が自営業を始める不自由さといった点がデメリットとして挙げられます。
(2)家事や育児に追われてしまい、仕事へ時間が割きにくい
時間を自由に使えるので、ライフワークバランスがとりやすいのですが。どちらにしても家事や育児と仕事の両立を図らなければいけません。
特に、自営業の経営者となるわけですので、仕事においてもきちんと取り組まなければ収益が上がらずに、もしかすると赤字経営になってしまうかもしれません。
どうしても仕事に時間を取りたい場合でも家事や育児のために時間が割きにくくなってしまいます。
会社員では時間が自由にできませんので、自営業を始めることでライフワークバランスはとりやすくはなりでしょう。
しかし、家事や育児が無くなるわけではありません。
家事や育児に関して時間を取られてしまう点が、女性が自営業を始める際のデメリットになりやすいといえます。
(3)長期休暇が必要になることがある
長期休暇が必要になる場合もあります。
特に多いケースとして挙げられるのが出産です。
また、待機児童の問題などで子どもさんを保育所などに預けられず、長期間の休みとなってしまう場合も考えられます。
日本では、男性の育休についてまだまだ認知度が低く、出産後の育児に関する負担は女性に偏りがちです。
長期的な休暇が必要になる点もデメリットといえるでしょう。
まとめ
女性が自営業を始めるケースも年々増加しています。
まだ男性の起業家が多い中、女性の起業家も増えており、女性が自営業を始めやすい職種などもあり女性の社会進出も目立っています。
女性で自営業を始めるにあたり、メリットもありますがデメリットもありますので、双方をしっかりと認識することがポイントです。
この記事ではおすすめの職種なども記載していますので、女性で自営業を検討されている方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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