有名なフランチャイズなら失敗しない?オススメの業種と加盟先の選び方
フランチャイズオーナーとして加盟を検討する際、多くの人が「フランチャイズブランドの知名度」を気にするのではないでしょうか。
実際のところ、加盟先の知名度は、開業後の事業運営にどのように影響するのでしょうか。
この記事では、フランチャイズブランドの知名度と、おすすめの業種、加盟先の具体例を紹介します。
ブランドの知名度は加盟先選びの基準の一つ
結論からいうと、ブランドの知名度は加盟先選びの基準の一つとなります。
というのも、加盟先のブランドが有名かどうかは、集客難度に大きく関わるためです。
たとえば外食する際「このあたりに〇〇寿司ないかな」などと、馴染みのお店を探したことはないでしょうか。
過去に別の店舗を利用して、ブランドを気に入っている場合、同じ店に限定して店舗を探すことはよくありますよね。
確かに、フランチャイズオーナーとしての開業は「有名なフランチャイザーに加盟すれば成功できる」というほど甘いものではありません。
しかし、前述のように集客においては大きなアドバンテージとなるため、有名かどうかも、重要な基準の一つとなります。
フランチャイズで成功しやすい業種とは
フランチャイズビジネスでは、オーナーはフランチャイズブランドに加盟することで、商標やノウハウの提供を受けて店舗を開業できます。
ブランド本部のサポートがあるため、業種未経験の人でも経営できることが特徴です。
これは裏を返すと、開業にあたっての加盟先選びが、事業成功を分けるポイントであるということです。
日本フランチャイズチェーン協会の統計調査によると、日本国内には1,300以上のフランチャイズチェーンが存在します。
このなかから自分に合ったものを選ぶのですから「どのブランドを選べば良いか分からない」と悩む人も多いでしょう。
開業にあたっては、先に加盟先の業種を決めておくことがおすすめです。業界や業種を絞ることで、加盟先候補を選びやすくなります。
起業を経験したことがない人におすすめの業種は次の3つです。
それぞれの業種について簡単に紹介します。
(1)飲食店・カフェ
国内にあるカフェやラーメン店、居酒屋といったチェーン店の多くはフランチャイズに加盟しています。
調理方法などは本部のマニュアルを参照できるため、飲食未経験でも起業することが可能です。
有名なチェーンを選ぶことで集客率の高さにも期待できます。
一方、立地条件に売上を左右されやすいため、事前の売上シミュレーションを入念に行う必要があります。
(2)美容・エステ
最近では脱毛サロンやエステサロンといった美容分野のフランチャイズも多く存在します。
エステ=広い店舗が必要というイメージもありますが、セルフ方式のエステなら省スペースで開業でき、開業資金も少なく済みます。
美容業界のフランチャイズは、ブランド本部が専門スタッフや機材を提供するため、スムーズに開業準備を進められるのが強みです。
(3)清掃・ハウスクリーニング
共働き家庭の増加や少子高齢化の進行といった社会背景から、清掃やクリーニングの需要が高まっています。
フランチャイザーとして進出している企業も多くあり、サポートを受けながら清掃業を始められます。
清掃業のフランチャイズブランドは店舗を必要としないところも多く、少ない資金で開業できるのがメリットです。
清掃に必要な道具やノウハウは本部から提供されるため、清掃業が未経験の人でも挑戦できます。
有名なフランチャイズチェーン7選
「事業が成功する確率を上げるため、なるべく有名なブランドに加盟したい」と思う人は多いでしょう。
そこで、これからフランチャイズで開業する人向けに、おすすめの有名フランチャイズチェーンを7種紹介します。
- ボロネーゼん専門店BIGOLI
- ピッツェリア・カフェ
- 辛麺屋 一輪
- ホワイトニングカフェ
- セルフ脱毛サロンCoogee
- トラポ(trapo)
- クリーンパートナー
それぞれのチェーンについて詳しく見てみましょう。
(1)ボロネーゼ専門店BIGOLI
従来の飲食業の常識を覆すオペレーションと、圧倒的な高品質で規模を伸ばしているのが、本格ボロネーゼの専門店「BIGOLI」です。
こだわり抜いた食材で品質を確保する一方「フライパンを使わない」限界まで簡素化したオペレーションで、利益率を確保しています。
調理は非常に簡単で、飲食店未経験者でも挑戦することができます。
BIGOLIのサポート体制は非常に充実しており、実地での研修はもちろん、店舗調達のためのサポートや運営指導、経営まで幅広く相談できます。
契約には「開業支援」「メニューライセンス」「食材購入」の三つの形態が存在し、資金量や希望に応じて適した契約形態を選ぶことができます。
嘘のない本格食材で競合ゼロ。業界紙がこぞって 取り上げる概念を覆すボロネーゼ専門店「BIGOLI」
(2)ピッツェリア・カフェ
イタリアで修業したシェフの監修によるイタリアの郷土料理を提供するのが「ピッツェリア・カフェ」です。
冷蔵・冷凍パックで食材を仕入れられるため、調理技術がない人でも問題なく料理を提供できます。
店舗調達では、本部が店舗の設計を行い業者に注文するため、開業に必要な資金を少なくできるのがメリットです。
ピッツェリア・カフェではロイヤリティが発生せず、コストによって利益が減少しにくいのも特徴です。
売り上げが伸びた分が収入に直結するのは大きな魅力といえます。
開業資金の目安は約180万円であり、別途で商品保証金や物件取得費、備品費用などが発生します。
大阪で定期的に説明会を開催しているため、興味のある方は参加してみましょう。
未経験者からロイヤリティ0円で始められる!イタリア郷土料理店・ピッツェリア・カフェの開業支援
(3)辛麺屋 一輪
九州人のソウルフード「辛麺」を武器に、今ラーメン業界で注目を集めているのが「辛麺屋一輪」です。
ヘルシーなこんにゃく麺の追加と、一人でも入りやすい店づくりから、男女問わず人気を集め、リピーター続出のブランドです。
過去に多数のテレビ番組で紹介されており、ラーメン業界でも屈指の知名度とPR力を誇っています。
主力メニューである辛麺の製造は非常にシンプルで、飲食業界未経験の方でも抵抗なく開業することができます。
スタッフや店舗の確保なども、充実した本部サポートが用意されているため、安心して事業を始めることができます。
加盟金は300万円ほどかかり、その他店舗調達費用などが別途発生します。
(4)ホワイトニングカフェ
費用や手間の少ないセルフホワイトニングを提供しているお店が「ホワイトニングカフェ」です。
芸能人やモデルが利用することが多く、SNSやメディアで高い知名度があります。
歯科クリニックで提供しているホワイトニングは料金が高く、痛みや食事制限がつらいデメリットがありました。
ですがホワイトニングカフェの施術は痛みや食事制限がないという強みがあります。
一度の施術は30分で完了し、回転率が高いのが特徴です。
70%の利益率や90%以上の粗利益を実現しているなど、高い収益を実現できます。
1席1坪のスペースでも開業できるため、既存店舗と併設も可能です。
開業に必要な資金の目安は685万円であり、エリアや店舗物件によって開業資金は変動します。
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(5)セルフ脱毛サロンCoogee
Cogeeは、密を避けたセルフ方式の施術が評判の脱毛サロンです。
新しいビジネスモデルとして注目を浴びており、TV番組での複数回にわたり紹介されています。
セルフ方式を採用していることから、やることは「案内」「集金」「機械の使い方のレクチャー」など、簡単な業務内容にとどまります。
スタッフも少なく済むため、高い利益率を期待できます。コロナ禍にも強い安定経営で、長期に渡り利益を得ることが可能です。
サロン業界では珍しく、資格や許認可の申請は一切ありません。
本部サポートも充実しており、仕事の進め方や事業計画の作成、広告立案など、さまざまな面から加盟者をサポートしてくれます。
加盟金として契約時に320万円かかり、これには脱毛用の機械や初期の備品なども含まれます。
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(6)トラポ(trapo)
排水管の嫌なにおいや害虫を防止する排水トラップを提供しているのがトラポです。
本部が特許を取得しているため、競合がいない分野で高い収益性を実現できるのが特徴です。
顧客からの注文時に道具を仕入れる方針であり、加盟店の在庫リスクはありません。
「利益を増やしやすいブルーオーシャン業界を狙いたい」と考える人にトラポはオススメです。
契約形態は「一般加盟店」「エリア加盟店」の二種類が存在し、加盟金はそれぞれ300万円と150万円です。
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(7)クリーンパートナー
配管内部を独自の技術により洗浄している業者がクリーンパートナーです。
2018年ごろにはテレビ番組で紹介され、約500件を超える注文依頼を受けた実績があります。
最大5日間の研修で洗浄の基礎から営業方法まで学べて、自宅を事務所として開業できるのが特徴です。
副業として清掃業を始める人にクリーンパートナーはオススメできます。
加盟金は契約形態に応じ、65万円または95万円です。
講習の充実度が異なるため、自分に合ったものを選ぶことができます。
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フランチャイズブランドを選ぶときのコツ
どのフランチャイズブランドを選ぶべきか分からない場合は、収益性やビジネスモデルに優れたフランチャイザーを選ぶようにしましょう。
これから開業する人が意識しておくべきフランチャイズブランド選びのコツは次の3つです。
- 店舗数や年数を見る
- 初期費用が無理のない金額か確認する
- 実店舗でサービスの質を確認
それぞれのコツについて簡単に解説します。
(1)店舗数や年数を見る
一般的に、店舗数や経営年数の多いフランチャイズであるほど、収益性やブランドの知名度が高い傾向にあります。
検討しているフランチャイズの店舗数と事業継続年数を見て、判断材料の一つとしましょう。
競合他社の店舗数や年数と比べることで、そのフランチャイズの優位性を把握できます。
(2)初期費用が無理のない金額か確認する
店舗が必要になるフランチャイズの場合、300万円程度の開業費用が発生することが多いです。
店舗の売上予想や必要な開業資金を確認して、無理なく開業できるか検討することも重要です。
開業資金をあまり用意できないときは、金融機関から融資を受けることで開業できます。
借り入れのリスクが気になる場合は無店舗型のフランチャイズビジネスもおすすめです。
(3)実店舗でサービスの質を確認
検討中の加盟先を評価するため、何度か、実店舗でサービスを利用してみましょう。
加盟店の対応を見ることで、ビジネスに不安要素がないか、リピートの見込みがあるかを知ることができます。
まとめ
フランチャイズビジネスでは、有名かどうかも加盟先選びの基準となります。
知名度が高いブランドに加盟できれば成功が保証されるというわけではありませんが、ある程度顧客の信頼を獲得しているため、集客においては有利といえます。
実際に加盟を検討する際は、知名度だけではなく実績や初期費用、売上見込みなど現実的なシミュレーションが必要となります。
まずは、どのような業種で開業したいか検討するところから始めてみましょう。