フランチャイズのバストケアサロン開業・収益や将来性は?
約8割もの女性が感じているのがバストに対する悩みです。
バストに関する悩みは、サイズの悩みや出産に伴う体形の変化などさまざまで、相談相手もいないので、ひとりで悩みを抱え込んでいる女性も多いといえます。
そのような女性の悩みを解消し、健康的なスタイルを維持できるのがバストケアサロンです。
潜在的な需要が多く、今後の市場規模にも期待できるといわれています。
では、フランチャイズによりバストケアサロン業を開業する場合、どの程度の収益性があり開業資金などはどの程度必要なのでしょうか?
この記事では、フランチャイズによるバストサロン業開業について詳しく解説します。
目次
バストケアサロン業の魅力やビジネスの特徴について
バストケアサロン業の開業を検討するとき、まず理解する必要があるのが市場規模や事業内容についてです。
新規事業として取り組む場合今後伸びていく市場性があり、未経験からでも参入できる業種で起業することで先行者利益を取り、長期安定した経営を行いたいですね。
ここからは、バストケアサロン業の市場規模や、ビジネスの特徴などについて詳しく解説します。
(1)女性の悩みを解消することで、社会貢献に役立つ
容姿の悩みは女性にとって大きな問題で、特に女性特有のバストに関するコンプレックスは、深刻に捉えている女性が多いのが現状です。
容姿に悩みを持つ女性の不安や不満を解消することにより、お客様に喜ばれ、社会貢献にも役立つことになります。
(2)異業種からの参入する壁があまり多くはない
バストケアサロンとは、ハンドケアや機械などにより、きれいなバストの維持やバストアップなどをお客様へ提供するサービスとなります。
そのため、ハンドケアなど手技の習得が欠かせません。
バストアップのハンドケアは、未経験者でも1週間程度の研修でマスターすることも可能です。
そのため、異業種からの参入障壁が少なく、未経験からでも飛び込める業種といえます。
(3)需要は拡大傾向で悩みを抱えている人が多い
バストケアも含めたエステサービスの市場規模は現在3,500億円超といわれています。
しかも、これから特に市場規模が伸びていくといわれているのが瘦身とバストケアです。
それだけバストケアに対するエステのニーズは高く、今後も一定の需要は保ち続けるといわれています。
今後も女性にとって悩みの種となるバストの問題を解消できるバストケアサロンは欠かせない業種であるといえるでしょう。
(4)顧客層は非常に幅広い
顧客層は非常に幅が広く、特に需要とリピート率が高いのが30代〜40代です。
全体的な顧客層は20代〜60代の女性でこの幅広さが、安定した需要に繋がります。
年齢や状況によっていくつかのバストケアから最適な方法を提案しなければいけません。
年齢層が幅広く、ニーズは高いのですが、それぞれの要望は異なりますので要望に合わせた効果的なケアを提供しなければいけなません。
(5)効果がわかりやすい
バストケアの方法としてハンドケアや機械の使用から下着のつけ方などによりバストアップへつなげていきます。
また、女性には首や肩のコリなど特有の悩みもあり、ハンドケアによってバストアップとともにコリをほぐしていく効果も得られます。
これらの効果は非常にわかりやすいのが特徴です。
効果が早く出ると、リピーターもつかみやすくなります。
フランチャイズによるバストサロン開業の収益は?
バストケアサロンの特徴や市場規模について解説しました。
非常に成長性が見込める事業ということがわかります。
では、実際にバストケアサロン業を開業した場合、どの程度の収益を得ることができるのでしょうか?
ここからは、バストケアサロンの収益性について解説します。
(1)サブスク型の導入なども可能
近年のビジネススタイルで注目されているのがバストケアサロンのサブスク型です。
お客様から毎月決まった料金が得られますので、定期的な収益が計算できます。
ビジネスにおいて定期的な安定収入が入る経営方式は非常に貴重であり計算しやすいビジネススタイルです。
女性の常にきれいな体形を維持し続けたいというニーズとマッチしたビジネスだからこそできるビジネススタイルといえます。
(2)リピーターを得やすいビジネス
バストケアサロンは、サブスク型ビジネスが成立するほどリピーターを得やすいビジネスです。
常にきれいでいたいといった女性の願望をかなえる業種ですので安定経営が見込めます。
(3)収益のモデルケース
フランチャイズ本部が加盟店を募集している収益モデル参考に収益性をみてみましょう。
お客様ひとり当たりの収益単価は14,000円前後です。
25日営業すると1日4人来店するだけで月額140万円ほどの売り上げが見込めます。
維持費や人件費、広告費などで月額100万円ほどかかったとしても40万円の営業利益を得ることが可能です。
客単価が高く、サブスク型経営により安定収入を得られる点がバストケアサロンの特徴といえます。
初期費用・ロイヤリティなどの費用
バストケアサロンの営業利益について解説しました。
高い収益性があるビジネスであり、サブスクも可能であるビジネスであることがわかります。
収益がわかると次に気になるのがコスト面です。
ここからは、開業に必要な費用とランニングコストについて解説します。
(1)開業における初期費用はどのくらいかかる
開業にかかる初期費用としては、物件取得費によって異なります。
しかし、バストサロンケアはマンションの1室といった小スペースでも開業が可能ですので、開業費用を抑えたい場合は、省スペースからの開業も可能です。
ロードサイドなど目立つところに店舗を構える必要がないので、これもコストが抑えられるメリットとなります。
これらを加味した開業資金は400万円〜500万円程度となるでしょう。
(2)加盟店料やロイヤリティは?
フランチャイズに加盟することで、自主開業ではかからないコストがあります。
加盟店料とはフランチャイズに加盟する際、支払う入会金のようなものです。
またフランチャイズは、本部の知名度やシステムなどを利用することができますが、毎月売り上げの一定割合か固定費をロイヤリティとして支払わなければいけません。
フランチャイズに加盟する場合、上記のコストがかかります。
バストケアサロンにおいて加盟店料はどの程度かかるのでしょうか?
あるバストケアサロン加盟店料は、300万円と記載されています。
大きな金額と思われる人も多いでしょうが、この加盟店料には機械代が含まれています。
フランチャイズ本部により加盟店料は異なりますので、いくつかの本部から比較してもいいでしょう。
ロイヤリティもそれぞれフランチャイズ本部によって異なります。
あるフランチャイズ本部のロイヤリティは毎月固定で65,000円となっていますが、売り上げの数%などロイヤリティが毎月変動するケースもあります。
ロイヤリティの額もフランチャイズ本部の比較に利用できるでしょう。
フランチャイズによる加盟店へのサポートは何を行う?
フランチャイズに加盟することでコストはかかりますが、本部からさまざまなサポートを受けることができます。
ここからはフランチャイズに加盟することで受けることができる本部のサポートについて解説しましょう。
(1)物件選定のサポート
物件選定のサポートが挙げられます。
ロードサイドなどに店舗を構える必要はありませんが、少しでも条件のいい場所を安い賃料で利用できるならば、経営に大きなプラスです。
本部によって物件選定のサポートも行っており条件の良い物件情報にも期待が持てます。
(2)手技レッスン
バストケアサロンでは、バストアップや体形維持のためにマッサージやバストアップのための手技などを用います。
つまり、開業するためには手技を会得しなければいけません、
フランチャイズ本部では手技レッスンを開業前に行い、加盟店が手技の取得を行ったうえで開業できるような体制をとっています。
(3)集客しやすいHPやSNS運用サポート
バストケアサロンでも収益を得るためにポイントとなるのは集客です。
どんなに良いサービスを提供したとしても、知られなければ集客は増えません。
集客面で大きな力になるのはHPやSNSがあります。
本部では集客においてもサポートを行い、収益面の拡大についてサポートを行います。
(4)開業後、定期的なWEB面談
開業後、経営においてオーナーにはさまざまな困難が想定されます。
しかし、オーナーの中には相談相手がおらず、誰にも相談できず悩みを抱えるといったこともあるでしょう。
フランチャイズ本部では開業後も定期的な面談を行い、オーナーが悩みを一人で抱え込まないようサポートを行います。
フランチャイズ本部では、バストケアサロン運営に対する悩みを加盟店からいくつも聞いていますので的確なアドバイスに期待が持て、オーナーの悩みを共有しやすくなるのです。
精神的な助けとなるサポートといえます。
(5)定期的な技術研修
先ほど、本部のサポートとして手技レッスンを挙げましたが、技術は日々進化しています。
開業当初の手技よりも効果的な手技が発表されている場合がありますが、最先端の技術を学べるように定期的な技術研修により加盟店をサポートします。
(6)広告発信サポート
メディア露出なども本部が積極的に行うことで加盟店への集客に繋げます。
また、共通のHPやインスタグラムによるブランディングを積極的に本部が行うことでイメージの向上に努めます。
フランチャイズでバストケアサロン開業までの流れ
バストケアサロンの開業にあたり、トラブルなく開業するためにはきちんと手順を踏んで準備する必要があります。
ここからは、フランチャイズの加盟から開業までの流れを詳しく解説しましょう。
(1)問い合わせ
まずは、バストケアサロン開業にあたり、気になる本部へ資料請求や説明会に参加しましょう。
この時点では複数の本部から話を聞いて、自分に合った本部選びを行う必要があります。
(2)加盟相談
資料請求や説明会により気になった本部を絞ると、気になった本部と加盟に向けた個別面談を行います。
(3)収支プランニング提案
加盟相談の内容から本部側からプランニングの提案が行われます。
開業に必要な費用や、開業における想定利益などが提案されますので起業するかどうかの判断が求められるでしょう。
(4)フランチャイズ契約締結
プランニング提案において開業できると判断するとフランチャイズ契約を締結します。
この際、加盟店料や保証金が必要となりますので、資金準備も忘れてはいけません。
また本部によっては、加盟できるかの審査があり、審査の結果フランチャイズ契約ができない可能性があることも理解しておきましょう。
(5)店舗取得、工事期間中に研修
店舗取得に関しては本部によっては、フランチャイズ契約を締結する前に取得しておく場合もありフランチャイズによって異なります。
フランチャイズ契約を締結したとしても店舗が取得できなければ開業のスタートは大幅に遅れてしまいますので注意しておきましょう。
また店舗を取得した後、内装工事などが行われますので、その期間で研修などが行われます。
(6)開業
オープンとなります。
オープンすると、オーナーとして収益を上げなければいけません。
開業当初は赤字運営かもしれませんが早めの黒字化を目指し、安定経営に向けて経営していきましょう。
まとめ
バストケアサロンは女性の悩み解消に大きな助けとなる社会的にも大きな意味のある業種です。
エステティックの業界内においても市場規模は高まっており一層の成長が期待できます。
客単価が高く、小スペースでの開業も可能な上に、サブスク型の経営をできるため安定経営がやりやすいビジネススタイルも可能です。
フランチャイズ本部もサポートを十分に活用し、集客を高めると、サブスクにより毎月の収益を高い位置で安定化させることもできるでしょう。
需要の高さから複数店舗経営による収益アップも期待できるビジネスです。