定年後に自宅でできる仕事を探す方法・おすすめの業種や選び方も解説
定年を迎えても、健康年齢が延びたことなどが要因でまだまだ働きたいと思っている方も多いのではないしょうか。
しかし定年を迎えているので、65歳前後の年齢です。
体力面に不安を感じる方も多いでしょう。
そこでこの記事では、定年後に自宅でできる仕事について詳しく解説します。
定年後に自宅でできる仕事でおすすめの業種は?
定年後、体力に不安を感じているとしても自宅でできる仕事も多く、定年後の世代となると、今までにさまざまなスキル身に着けている方も多いといえます。
ここからは定年後に自宅でできるおすすめの業種について詳しく解説しましょう。
(1)テレオペ・テレアポ業務
電話を使った仕事です。
自宅の電話や携帯電話にかかってくるご質問の電話などに受け答えする仕事です。
テレビ販売に関して購入の申し込みや、商品に関するユーザーからの電話を自宅で対応できます。
会社にかかる電話が転送されてあなたの電話に届きますので、パソコンなどで情報を入力し、対応部署へつなげる仕事内容です。
また、営業電話などのテレアポ業務も自宅で行うことが可能です。
会社から支給された電話を用いて、営業に関する電話を行う仕事です。
営業経験が豊富で、営業電話などの経験がある方にはおすすめの業種といえます。
(2)データ入力
パソコンのタイピング能力が高い方などにおすすめできるのがデータ入力業務です。
名刺の入力業務や、顧客データ入力などが挙げられます。
紙に記載されているデータをパソコンに入力し、分析などに活用するのが目的です。
データ入力もわざわざ会社に出向くことなく、自宅にパソコンさえあれば入力ができます。
近年、データ入力などの作業は外注するケースが多くなっており、仕事の依頼は継続的に届きやすい仕事です。
タイピング能力が高くはなくても、コツコツ行うことでできる仕事内容ですので、一般の方でも比較的取り組みやすいといえるでしょう。
(3)Webライター
依頼された内容について記事を作成し、納品する仕事です。
指定された文言を使って、わかりやすい記事を書くことが求められます。
依頼された分野に知見がある方だと、大きな時間をかけずにできる仕事です。
1文字いくらで報酬は決まるケースが多く、ある程度キャリアを積めると文字単価1円以上で仕事を依頼されますので、高い報酬を受けることもできます。
副業感覚で気楽にできる点や、スキマ時間に取り組めるといった点からも需要が増えている仕事といえるでしょう。
ある分野に特化した知識を持っていると高い報酬で依頼されることも多いので、専門ライターになると、効率よく収入を得ることが可能です。
(4)書類の封入れ業務
依頼された企業から届いた書類などを封筒に入れて発送する仕事です。
定年後に、あまり体力がなくてもできる業務として高齢者でも比較的取り組みやすいのではないでしょうか。
報酬的にはあまり高くはありませんが、そう難しい業務ではありませんので、コツコツと作業できれば必ず報酬が得られる仕事です。
仕事に使えるスキルを持ち合わせていないと不安な方などもできる仕事といえます。
定年後に自宅でできる仕事を選ぶメリットとは
定年後に自宅でできる仕事を選ぶメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
定年後に自宅でできる仕事を選ぶメリットについて解説します。
(1)出勤する必要がない
出勤する必要がありません。
定年を迎えてしまうと、どうしても体力が低下しています。
毎日のように会社へ通勤することに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
自宅でできる仕事を選択することにより、わざわざ会社へ出向く必要がないので、体力面での疲れをあまり感じません。
また、会社へ通勤する時間が必要なく、通勤に要する時間を削減できる点も大きなメリットといえるでしょう。
(2)自分のペースに合わせて仕事ができる
自宅でできるので自分のペースで仕事ができます。
もちろん納期がありますので、納期は厳守しなければいけませんが、会社勤めのように決まった時間帯に仕事をする必要がありません。
自分のコンディションや空いた時間などを有効活用して、依頼された業務を行うことが可能です。
まったく仕事をしない日をつくってもいいですし、集中して長時間、業務を行うこともできます。
納期さえ厳守すれば、どんなワークスタイルでも構わない点もメリットといえるでしょう。
(3)場所を自由に選べる
パソコンでできる仕事内容であれば、自宅だけにこだわる必要はありません。
ちょっとしたカフェなどで作業を行うこともできますし、旅行しながら作業することも可能です。
ここで注意する必要があるのが、個人情報が絡んだ業務を行う場合でしょう。
周りの人に見られる環境が好ましくない仕事もありますので、自宅でできるすべての仕事が場所を選べるわけではありません。
しかし、前述したWebライターなどは記事を書く仕事ですので、環境を変えるといい気分転換にもなります。
(4)兼業も可能
定年後も再雇用などで今までの会社に勤務していたとしても、もしかすると給与は大幅に下がっているかもしれません。
定年前の給与に少しでも近づけることを目的として兼業で請け負うことも可能です。
自宅でできますので、会社から帰宅後に取り組むことなどができます。
ただし、定年後に兼業となると体力的な問題もありますので、無理をしない範囲で仕事を請け負う必要があるでしょう。
(5)定年がなく長く働くこともできる
会社に属するわけではありませんので、需要があればいつまでも働くことができます。
定年という年齢制限を迎え、今まで行っていた仕事ができなくなったわけですので、年齢にとらわれず仕事に取り組むことが可能です。
需要がなければいけませんが、年齢に制限がない点もメリットといえるでしょう。
定年後に自宅でできる仕事を選ぶデメリットとは
定年後に自宅でできる仕事を行うことはメリットばかりではありません。
ここからは自宅でできる仕事を選ぶデメリットについて解説します。
(1)仕事ができる状態にしておく必要がある
自宅を仕事ができる状態にしておく必要があります。
仕事をするスペースを確保しなければいけませんが、自宅の広さによってはとても難しいかもしれません。
自分一人でいられる書斎などがあると、比較的仕事ができる環境は整いやすいでしょう。
場所だけではなく、集中できる環境を整えておくことが好ましいです。
例えば、家族がわいわい騒いでいる中での仕事となると、なかなか集中できずに仕事がはかどらないかもしれません。
仕事ができる環境を整えなければいけない点もデメリットといえるでしょう。
(2)仕事とプライベートの線引きがやりにくい
仕事とプライベートの線引きが非常にやりにくくなってしまいます。
仕事の時間とプライベートの時間がきっちり分けられたら良いのですが、家事を担っている場合などは、なかなか割り切ることは難しいでしょう。
家事に入り込みすぎてしまい、仕事の納期が迫ってしまうといったケースも考えられます。
会社に通勤しているときは仕事だけに集中すればいいのですが、自宅できる仕事を選ぶ場合、プライベートとの線引きがしっかりとできる方が向いているでしょう。
仕事とプライベートの線引きがやりにくい点もデメリットのひとつとして挙げられます。
(3)人と会う機会が少なくなる
自宅でできる仕事ですので、もしかすると、まったく外出することもないまま一日を終えてしまうことが多くなるかもしれません。
出勤しなければいいというのは、気持ちの切り替えだけではなく人と会って会話する機会が極端に減ってしまいます。
人と会ったり会話したりすることが大好きな方などは、自宅でできる仕事を選択するのは苦痛を感じるかもしれません。
人と会う期間が少なくなる点も自宅でできる仕事を選ぶデメリットになるでしょう。
(4)運動不足
自宅で仕事をしますので、外出する機会が一気に下がってしまいます。
会社勤めの時には通勤しますので、多少の運動を兼ねていましたが、自宅で仕事するとなると外出する機会もないまま、全く身体を動かさない日が増えてしまうでしょう。
特にパソコンで仕事をする場合、一日中座っての作業となることも多いので、運動する機会が極端の減ってしまいます。
運動不足による健康不安などもデメリットとして挙げられるでしょう。
定年後に自宅でできる仕事の探し方
定年後に自宅でできる仕事は数多くあり、仕事の内容としては前の章で解説しました。
では実際に、自宅でできる仕事を探すにはどのような方法があるのかがわかりません。
定年後に自宅でできる仕事の探し方について解説します。
(1)在宅ワークの仕事をネットで探す
在宅ワークの仕事募集をインターネットなどで探してみましょう。
在宅ワークと検索すると、お仕事探しのポータルサイトなどで、在宅ワークに限定した仕事を紹介しています。
気になる仕事にインターネット上で応募すると、後ほど応募している企業から返信が届きますので、詳しく話を聞きましょう。
インターネットでの在宅ワーク探しは、最も多くの方が利用している探し方です。
(2)クラウドソーシングサイトに登録する
クラウドソーシングサイトに登録して、募集されている案件に応募してもいいでしょう。
クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したいクライアントと、仕事を探したいワーカーをマッチングさせるサイトです。
クライアントが依頼している募集内容にワーカーが応募し、複数の応募があった場合は、クライアントが選択して依頼することができます。
実績を積めば積むほど、ワーカーの信頼度が高まり仕事を受注しやすくなりますので、登録当初はまったくマッチングされないかもしれません。
クラウドソーシングサイトも複数ありますので、いくつかのサイトに登録しておくと、募集の数も多く、応募しやすいといえるでしょう。
(3)ハローワークに通う
公共職業安定所のハローワークアドなどで仕事を探すことも可能です。
国が運営している職業安定所なので信頼性も高く、再就職を目指す60歳以上の専門窓口などもあります。
専門的な窓口で相談することで、その方に特化した仕事を請け負える可能性が高くなるでしょう。
全国で500ヶ所以上のハローワークがありますので、最寄りのハローワークにて募集を閲覧することが可能です。
(4)知り合いから紹介
知り合いから紹介してもらうことも可能です。
特に定年前まで勤めていた人脈などを活かして、仕事を紹介してもらうケースも多くなるでしょう。
専門分野に特化した能力を高く買っている知り合いなどから紹介してもらうことができるかもしれません。
自宅でできる仕事など限られた条件で難しい部分もありますが、知り合いからの紹介では在宅ワークというのもそう珍しいことではないといえるでしょう。
まとめ
定年後に自宅でできる仕事などについて解説しました。
自宅でできる仕事については複数のメリットもありますが、デメリットもありますので、双方を理解し、自分に置き換えて考えると良いでしょう。
特に自宅でできる仕事には、自宅の環境を仕事ができる状態に整える必要があります。
自宅で仕事をすることが可能なのかどうかは前もってつかんでおくと良いでしょう。
今回の記事では、自宅でできる仕事におけるおすすめの業種を紹介しました。
是非参考にしてはいかがでしょうか。