麻雀店(雀荘)開業の流れと費用・必要な許可も解説
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麻雀店(雀荘)は個人やフランチャイズで開業することができます。
しかし、麻雀台などの設備が必要になることや、許可を取得しなければならないなど、開業に向けて知っておかなければならない知識も少なくありません。
この記事では、麻雀店の開業方法や開業までの流れ、費用、必要な許可など、麻雀店を開業するために知っておくべきことを解説します。
目次
麻雀店の年収はどれくらい?
開業にあたり、どれくらいの年収を得られるのかシミュレーションしておくことは非常に大切です。
麻雀店の主な収益と、開業した場合の年収の目安は、以下のようになります。
(1)麻雀店の主な収益
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麻雀店の主な収入源は、「ゲーム利用料」と「飲食売上」です。
ゲーム利用料は、「セット」と「フリー」によって異なります。
友人や知人など仲間で卓を利用する「セット」の場合の使用料は、1時間あたり1卓1,000円前後が相場です。
1人で利用する場合は相席の「フリー」になり、1ゲームごと500円前後が相場です。
また、飲食を提供することでゲーム利用料以外の収益も得られるようになります。
(2)麻雀店を開業した場合の年収
麻雀店を開業した場合のオーナーの年収は、300万~800万円ほどが平均といわれています。
都心部の好立地での開業であれば、年収も500万~800万円ほどが期待できるでしょう。
また、集客が上手くいった場合や、複数店舗での展開をした場合、年収が1,000万円を超えるケースもあります。
立地や集客、サービスの差別化、常連との関係構築などが収益を左右し、オーナーの年収にも影響してくるといえます。
麻雀店の開業に必要な許可
麻雀店を開業するためには、事前に取得しておかなければならない許可があります。
これらの許可がなければ営業できないため、計画的に許可を取得しましょう。
(1)風俗営業許可(第4号営業)
麻雀店は、「風俗営業等の規制及び義務の適正化等に関する法律(風営法)」上において射幸性のある遊技場営業に分類され、「第4号営業」に該当します。
そのため、警察署・公安委員会による風俗営業許可が必要です。
この許可を得るには、店舗の構造や設備が法律の基準を満たしていなければなりません。
料金設定の上限も設けられているため、料金設定には注意しましょう。
また、風俗営業許可は1年更新で、3年ごとに管理者講習も義務付けられています。
(2)飲食店営業許可
飲食物を店内で提供する場合、保健所から飲食店営業許可を得る必要があります。
この許可を得るためには、厨房の構造や清掃体制、食品衛生責任者の配置などが求められます。
つまり、麻雀卓が並ぶ店内とは別に、一定の基準を満たす調理スペースの確保が必要です。
また、食品衛生責任者の資格に関しては、1日の講習で取得することができます。
麻雀店の開業にかかる費用

麻雀店を開業するのであれば、初期費用やランニングコストとして一定の費用をあらかじめ準備しておかなければなりません。
麻雀店の開業にかかる費用の目安についてみていきましょう。
(1)物件費用・内装工事費用
麻雀店を開業する際の最初の大きな出費は、物件取得費用と内装工事費用です。
立地によって費用は大きく異なりますが、都市部では賃料だけでも月20万円以上かかるケースも珍しくありません。
さらに、麻雀特有の防音対策や空調、照明などを整備するための内装費用も必要です。
物件取得費用と内装工事費用を合わせて、初期費用は200万円〜500万円程度を見込むべきでしょう。
ただし、居抜き物件など場合によっては内装工事費用が不要なケースもあり、費用を抑えられることもあります。
(2)麻雀用品・設備
麻雀店では、麻雀卓、椅子、点棒、牌、チップなどの基本的な用品が必須です。
全自動卓を導入する場合には、1台あたり20万円〜40万円程度かかります。
4卓を設置すれば、100万円近い設備投資になるでしょう。
その他にも、防犯カメラやレジシステムなども導入する場合は、さらに費用が発生します。
(3)人件費
人件費は店舗の営業形態により大きく異なります。
オーナー自身が常駐して全てをこなす場合や、セルフサービス運営であれば、人件費は最小限に抑えられます。
一方で、従業員を1〜2名雇用する場合は、月額20万円〜40万円のコストが発生します。
営業時間が長い店舗や、深夜営業を行う場合にはシフト制にする必要があり、さらに人員を確保しなければなりません。
(4)広告宣伝費
新規開業の際には、認知度を高めるための広告が不可欠です。
ポスティングやSNS広告、麻雀ファン向けの専門サイトへの掲載など、効果的な広告手段を選ぶことで、初動の集客につながります。
初期の広告宣伝費は、最低でも10万円〜30万円程度は確保しておきたいところです。
(5)飲食費用
飲食提供を行う場合、食材の仕入れや、厨房設備の維持管理もコストとして加わります。
ドリンク中心であれば月額数万円程度で済みますが、軽食や食事メニューを提供する場合は仕入れや廃棄ロスなども考慮し、月10万円〜20万円程度は想定すべきでしょう。
麻雀店を開業するための方法
麻雀店を開業する方法は、大きく分けると「自力で開業する」方法と、「フランチャイズで開業する」方法の2種類があります。
それぞれの開業方法について解説します。
(1)自力で開業する
自分で物件取得から設備調達、集客のための広告など全てを行い、開業する方法です。
自力で開業する場合の最も大きなメリットは、経営の自由度です。
自分の理想とする店舗設計やサービス内容を実現でき、利益も全て自分のものになります。
ただし、開業に関する手続きや集客、運営ノウハウを全て自分で担う必要があり、リスクも大きいです。
特に初めての業種や経営であれば、資金面だけでなく精神的な負担も大きくなるでしょう。
(2)フランチャイズで開業する
フランチャイズに加盟し、加盟店として開業する方法もあります。
既にブランド力やノウハウを持つ本部の支援を受けられるので、比較的スムーズに開業することが可能です。
マニュアルや教育研修、仕入れ先の確保、法的手続きのサポートまで一貫して受けられるため、未経験者にとっては安心材料が多いでしょう。
フランチャイズで麻雀店を開業するまでの流れ
麻雀店は設備の仕入れなど開業までの準備が必要になるため、フランチャイズで開業するケースが多いといえます。
フランチャイズで麻雀店を開業する場合、以下のような流れで開業まで進みます。
(1)加盟先フランチャイズ本部の選定
まず最初に、どのフランチャイズ本部と契約するかを見極めます。
麻雀店のフランチャイズ本部は全国に複数存在し、それぞれに特徴があります。
自分の希望する経営スタイルや理念と合致するか確認しましょう。
本部によっては説明会を開催していることも多く、開業までのサポート内容や収益モデルについて詳しく聞くことができます。
(2)加盟申込と審査・契約の締結
加盟する本部が決まれば、加盟申込をします。
申込後には本部による審査が行われ、通過すればフランチャイズ契約の締結を行います。
契約内容にはロイヤリティの支払い条件や途中解約時の違約金、サポート範囲などが含まれるため、十分に理解した上でサインしましょう。
(3)店舗物件の選定・契約
出店するための物件探しは、フランチャイズ本部が立地調査や物件紹介を行ってくれるケースもあります。
麻雀店には風営法の制約があるため、構造や用途地域などの条件をクリアできる物件でなければなりません。
(4)店舗の設計・内装工事と設備導入
物件が決まれば、店舗の設計と内装工事に取りかかります。
麻雀店ならではの防音対策や空調設備、照明、電源設置などが必要になるため、専門業者との綿密な打ち合わせが必要です。
また、全自動卓や椅子、モニター、レジなどの設備も搬入します。
本部によっては、業者やレンタルサービスが指定されている場合があります。
(5)行政手続き・許可取得
工事と並行しながら、必要な許可申請を進めます。
麻雀店では風俗営業許可(代号4号営業)が必須であり、飲食を提供する場合は飲食店営業許可も必要です。
申請には時間がかかるため、余裕を持って準備を始めましょう。
フランチャイズ本部が申請手続きのアドバイスや書類作成の支援をしてくれる場合も多いです。
(6)スタッフ研修・店舗オペレーション準備
開業を目前に控えた段階では、店舗スタッフの採用や研修を行います。
フランチャイズ本部によって接客マナーやトラブル対応などの研修プログラムが準備されていることが多いです。
また、開店に向けたシミュレーション営業やレジ操作の練習なども行いましょう。
(7)開業
全ての準備が整えば、いよいよ店舗のグランドオープンです。
フランチャイズ本部によっては、オープン告知のためのチラシ作成や広告、SNS運用の支援を行ってくれます。
また、オープン当日はスタッフの動きがスムーズに進むように、本部スタッフが現場に同行してサポートするケースもあります。
麻雀店の開業を成功させるためのポイント
麻雀店を開業するのであれば、成功させたいと考えるものです。
麻雀店の開業を成功させるためのポイントをいくつか紹介します。
(1)集客しやすい立地・物件を選ぶ
麻雀店の成功において、立地は最も重要な要素のひとつです。
駅から近く、人通りが多いエリアは集客が見込みやすいです。
ただし、競合が集中している場所では、価格競争やサービス競争が激化します。
そのため、地域特性を分析したうえで出店エリアを選ぶべきです。
(2)フランチャイズ本部を上手く活用する
フランチャイズでの開業を選んだ場合は、提供されるツールやノウハウを最大限に活用することが成功のカギになります。
開業後も定期的な運営アドバイスや経営相談を受けることで、経営上のトラブルや売上低迷時の対応にも備えることができます。
そして、本部を上手く活用するには、本部選びも大切です。
フランチャイズ本部は全国に多数あるため、自分の希望や条件に合う本部を探しましょう。
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まとめ
麻雀店を開業するには、風俗営業許可や飲食店営業許可といった法的な手続きに加え、立地選びや集客戦略などが必要です。
経営ノウハウの有無によって、その成否が大きく分かれるビジネスでもあるでしょう。
しかし、麻雀という娯楽の根強い人気と、常連客による安定した収益が期待できる業種であることも確かです。
フランチャイズならば本部のサポートを受けられるため、未経験でも開業することができます。
まずは、資料集めや説明会に参加し、情報を集めることから始めましょう。