コンビニ開業のホント
知っていますか?

コンビニの店舗数はこの10年間、右肩上がりに増え続け、全国で55,000店を超えました。

そのような話を聞くと、独立開業を考える人にとっては、コンビニ同士の激戦を想像して「今からコンビニで開業しても儲からないのでは?」と思う方もいるのではないでしょうか。

またコンビニオーナーは〝休みがなくて過酷〞という話も耳にします。

そんなイメージがあるコンビニ業界、毎年店舗数が増え続けているのは何故なのでしょうか?

意外と多くの人がコンビニ開業の噂によるイメージが先行し、本当のビジネスポイントを知らなかったりします。

私たちは今回、コンビニ開業の《ホント》を調査しました。
コンビニ業界の数値や価値、そして実際にコンビニ店を開業する場合に知ってほしい大事なポイントをお伝えします。

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売上や店舗数から見えてくる
コンビニ業界のホント

  • 概要〈2017年12月現在〉

    売上高:10兆6,975億円
    過去10年の市場伸び率:+36.1%
    店舗数:55,322店舗
    総来店客数:173億327万人
    客単価:618.2円

  • 売上高推移

    グラフ
  • 店舗数推移

    グラフ

売上高(市場規模)と店舗数推移を見ますと、過去10年間右肩上がりに伸びており、市場規模は拡大し続けていることが分かります。そして注目すべきポイントは、客単価が10年前591.5円だったの対し、2017年12月には618.2円まで上がっていることです。つまりコンビニの商品価値も年々高まっていると言えます。
(出典:一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会 コンビニエンスストアFC統計)

コンビニ開業の
ホントの価値

最近は無店舗型のフランチャイズもありますが、独立開業を考えている方なら一国一城の主に憧れる方も多いのではないでしょうか。誰もがテレビコマーシャルなどで知っているお店で人気商品を扱い、従業員やアルバイトさん達と良いお店を作る。それによりお客様が集まり、地域住民との繋がりを感じることができる、それがコンビニオーナーの仕事です。

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コンビニはここ数年、災害時にライフラインの復旧や支援物資の輸送などで、改めてその存在価値が見直されてきました。2017年6月には内閣府が災害対策基本法において、大手コンビニ7社を指定公共機関に指定しました。そのような点から、コンビニは単にモノを売る仕事ではなく、人の生活を支える仕事であると言えます。

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実は自由度が高い
コンビニ開業のホント

フランチャイズ店を利用する人にとって、どこで入っても同じクオリティで同じサービスを受けられることは大きな魅力です。反面、オーナー側は制限をされて自由度が低い、そんな風に思っている人は多いのではないでしょうか?

フランチャイズの大前提を守りつつ、実は個店での個別仕入れや、付加価値サービスで売上アップを図っているコンビニ店はたくさんあります。編集部の調べでは、次のようなサービスを提供している店舗を見つけました。

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    お寺に近い店舗は、仏花やお供え物を取り扱っている

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    地域のお祭りでビールサーバーを発注し生ビールを提供している

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    近所の高校教員にビラを配り、昼食の弁当の発注を獲得している

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    ドリンクを団体向けにケース販売し割引価格で提供している

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    忘年会などのパーティー商品をデリバリー販売している

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お店の立地や客層によって、求められるサービスも異なります。そのような商売の基本をしっかり実行しているオーナーが当たり前かもしれませんが良い業績を収めているようです。

〝自分のお店〞をしっかり作ることが成功に繋がるコンビニ開業。コンビニ各社の取り組みやサポート体制の違いを、独立開業をお考えのみなさんはぜひFC本部の担当者に聞いてみることをお勧めします。